監督 ジム・ジャームッシュ
2003年
久しぶりにジャームッシュ監督の映画をみた。
ゆるりとした時間の流れにとっぷりと浸った。
コーヒーは大好き。シガレッツはダメな私。
でも、この組み合わせって絵になっちゃうね。
白黒の画面
コーヒーとタバコととめどない会話。
そしてチェック柄のテーブル。
カップで乾杯。
私にとってはおなじみの有名人、見た事ある有名人、
よく知らない有名人達が織りなす
11作の短編。
中でもケイト・ブランシェットの二役にはあっぱれという感じ。
気付くのに時間がかかっちゃった。
久しぶりに見たトム・ウィエツ、そしてイギー・ポップ
この組み合わせも印象的。
変な会話、
どっかで繋がってたりする会話、
『代わりにあんたが歯医者に行ってどうすんねんっ』とツッコミをいれなければイケナイ会話…
なんで二人のテーブルに何故そないにたくさんのコーヒー?
カフェインもニコチンも悪という時代の会話。
さまざまな会話が
まったり、ゆるゆると過ぎてゆく時間へ連れていってくれる。
ジャームッシュの映画は
1984年の『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、
1986年の『ダウン・バイ・ロー』は
当時近くの映画館ではやっていなかったので
わざわざ遠くまで足を運んだ記憶がある。
その後、レンタルでも見ていたし、
深夜テレビでやってたのも見た記憶がある。
トム・ウェイツ、ジョン・ルーリーのCDも持っている。
今、考えてもジムジャームッシュの映画は
どこがどう良いのか、上手く説明出来ないけど
今回『コーヒー&シガレッツ』を見て
やっぱり心地よさみたいなものを感じた
この心地よさがツボなんだろうなと思う。
振り返ってジャームッシュの昔の映画もまた見たくなっちゃった。