曲がりなりにも20年以上、
それも所謂公務員として勤務していると
当然のことながらいろんな上司に仕えることになるわけで
中にはトンデモナイお方もいたりする。
そのなかでも特に字の汚さで群を抜いていたのが
M課長(当時)だった。
よく字の拙さを表現する修辞として「蚯蚓が這ったような」というものがあるが
M課長の自筆の文字のためにこそこの比喩があったのだと確信できるほどに
直喩的なシロモノだった。
それはまあ、いい。
広い心と視野を以って臨めば、それもまた個性だ。
問題は、何故かその手書きの書類が私の前に集まることだ。
私のものした書類は当然としても、
何故か同僚たちの書類に対する指示事項まで私のところに回ってくる。
問い質してみたところ、同僚曰く
「だってこれ読めるの壱眞さんだけですもん」
・・・もしかして同類に思われていたのかもしれないな、と
ときどき思う
それも所謂公務員として勤務していると
当然のことながらいろんな上司に仕えることになるわけで
中にはトンデモナイお方もいたりする。
そのなかでも特に字の汚さで群を抜いていたのが
M課長(当時)だった。
よく字の拙さを表現する修辞として「蚯蚓が這ったような」というものがあるが
M課長の自筆の文字のためにこそこの比喩があったのだと確信できるほどに
直喩的なシロモノだった。
それはまあ、いい。
広い心と視野を以って臨めば、それもまた個性だ。
問題は、何故かその手書きの書類が私の前に集まることだ。
私のものした書類は当然としても、
何故か同僚たちの書類に対する指示事項まで私のところに回ってくる。
問い質してみたところ、同僚曰く
「だってこれ読めるの壱眞さんだけですもん」
・・・もしかして同類に思われていたのかもしれないな、と
ときどき思う