独り言日記

あくまでも独り言・・・
日々考えたこと、あったことをツラツラと書きます

甲子園

2009年08月25日 23時08分03秒 | 日々
昨日の甲子園決勝。
最後の日本文理の猛攻に興奮した。
9回表6点差。まさかな、と高をくくっていたら、そのまさかになった。
2アウトフルカウントからの異様な執念。
野球は2アウトからとは言うが、その体現を決勝で見られるとは思わなかった。

誰もが中京大中京の勝ちを意識していた。
4点を取ったとはいえ、堂林、森本の2枚看板から大量得点を取ることは難しい。
日本文理は毎回安打を放つが、後が繋がらない。

だからこそ、まさかの猛攻に球場全体が日本文理ムードになったのだろう。
テレビからも伝わってくる球場全体の伊藤コール。
それに応えてヒットを打つエース伊藤。
「よっしゃ!」と思わずガッツポーズしてしまった。
中京が食いとどまるか、文理が根性を見せるか。
高校野球の面白さが垣間見えた。

何年か前の帝京対智弁和歌山戦以来の興奮したゲームだった。
試合後、日本文理の選手みんなが清々しい笑顔だったのが印象に残る。
全てを出し切った、そんな想いが伝わってきた。


一方の優勝した中京大中京。
おめでとう。
優勝の陰にはベンチ入りできなかった3年生メンバーの思いもあるだろう。

6月か7月に放送した「奇跡体験アンビリーバボー」内でやっていた。
中京大中京対大府のベンチ入りできない3年生同士の親善試合。
彼らはこの試合が終われば練習から身を寄せ、裏方に回る。
事実上の引退試合だ。

一度も背番号を貰わなかった者、今まで一度もスタメンから外れなかった者。
悔しさ、嬉しさ…彼らの最後にかける思いがグラウンドに躍る。

この親善試合は99年から始め、今年で10回目だという。
(今日の朝日で00年からと書かれていたが間違い)
監督の気遣いが感じられる。
試合に出れず部活動が終わるやるせなさは、経験した私にもわかる。


とにかく、良い試合だった!
感動した。