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敵は我に在り

スタジオキャンパスの石井陽一が算数・理科の思考力上達法を伝授!中学入試突破の道標として入試問題のポイントも紹介します。

別解シリーズ ~日暦算~

2008年09月22日 09時24分47秒 | 中学受験算数
 小学校4年生で「日付と曜日の問題」を学習しますが、この内容は非常に定着しにくく、間違いをやすい問題です。「○日後」や「○日間」という表現から、どこから数え始めるのかを判断しなければならないという部分で、1日ずらしてしまう失敗を多く見かけます。また、曜日の問題も、何日あるかを計算して、÷7で周期を求めることになりますが、これも、「何日あるか」の部分で間違えてしまうケースが多くあります。

 周期算の応用としてよく扱われるこの問題ですが、入試で狙われることはあまりなく、重要度は低い単元です。ですから、周期で解くことにこだわるのではなく、楽に解いてしまいましょう。

(問)1/1が月曜日なら、同じ年の12/1は何曜日ですか。
   (ただし、平年とする。)

 通常この問題は、

まず1/1~12/1の日数を数えます。

 (31-1)+28+31+30+31+30+31+31+30+31+30+1=334日後

これを、1週間の日数で割ります。

 334÷7=47あまり5

そして、あまった5日は順番に、火・水・木・金・土なので、答えは「土曜日」。

といった風に解くはずです。

 ところで、最初の日数を計算するとき、(31-1)のところを1引かずに進むと、「335日間」(1/1を数えている)となり、最後のあまり「6日」が月曜日から始まります。
 自分が「○日後」として調べているのか「○日間」として調べているのかを把握できていないと、週の始まりを勘違いしてしまい、間違えてしまうのです。

 そこで、その間違いやすさを解消するために「指カレンダー」という解き方を教えましょう!

 まず、左手のひらを出してください。

 この左手の関節7個分を、下の図のように1週間として使います。

 さらに、関節ごとに「月」を配置します。
(ここが肝心!この配置は覚えてください!)

 さぁ!準備完了です。これで何がわかるかというと、「各月の同じ日付の日が何曜日になっているか。」がわかります。
 早速、上の問題で使ってみましょう。
「1/1が月曜日」ですから、次の図から、

2/1は木曜日、3/1も木曜日、4/1は日曜日……12/1は「土曜日」とわかるわけです。どうですか?

 さらに、「指カレンダー」は月の配置はかわりませんが、曜日の配置は変えられるので、次のような問題にも応用できます。

(問)5/5が金曜日のとき、同じ年の11/14は何曜日ですか。

 まず、「5月」を金曜日にして曜日を配置します。

 すると、「11月」が日曜日になるので、「11/5は日曜日」とわかります。そうすると、1週間後の「11/12」も日曜日なので、問題の11/14は「火曜日」となります。いかがですか?早いでしょう!

 是非「指カレンダー」を使ってみてください。

(注意)うるう年のときは、普通に調べたあと3月以降は曜日を1つあとにずらしてください。

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