忘年会もいよいよたけなわの時期に入った。
12月は師走というくらいだから、私も現役時代は5つも6つもつきあって、二日酔いも覚めやらぬまま仕事に行ったこともあった。今となってはそれも遠い昔のはなし。
いいヤツと飲む酒というのは実においしい。相手が男でも女でも、そんなことはどうでもいい。
心底から話せる相手にめぐり会え、ともに盃を交わした時代を幸せだと思う昨今。最近はずいぶんその相手もいなくなってしまった。人間という生きものである以上、それは淋しいが仕方のないこと。
夢を語った昔の友を思い出しながら一人飲むのも悪くはないのかななどとやせ我慢している。
いや、やはり淋しさは隠せないのだというのが本音だろうか。
タダ酒を 呑ませて彼女 ザルと知る
平成28年9月8日放送 テレビ東京 「れ~べ~マン川柳」
「つれづれ(128)12月は忘年会の季節」