インフルエンザが猛威をふるっている。その勢いは半端ではないらしい。学級閉鎖もかなりの数にのぼり、医療機関は患者さんの対応に追われている。
私の知人も先日かかってしまい、即座に出勤停止になった。生活の糧も奪ってしまうくらいだから、インフルエンザとは困ったものだ。大企業なら収入は変わらないと聞いてはいるものの、他の人に移るのが一番こわい。
反面地球温暖化という言葉があらわれて久しいが、冬の寒さはたしかに年々弱くなってきているようだ。私などは寒さが苦手だから、実感は湧かないものの、どうも気象界の通説では寒さが少ないらしい。しかし、この冬は例年になくその寒さは厳しいし、雪の量は半端ではないので、地球温暖化というものに疑問を持つのも今年は当然かもしれない。
でも、単年度ごとに考えてみれば何も感じることはないけれど、10年スパンで昔々を振り返るとたしかに冬の寒さは弱まってきているのかなと感じることもいくつかある。
まず思うのは、私の町では雪が少ない。降る日数はもちろんのこと、降ったときの積雪量も昔よりはるかに減っている。以前は雪が降ると雪合戦をよく見かけたものだし、「かまくら」を作って遊んでいる姿も何度か見られた。
耳ほっかや綿入れ帽や手袋なども近年はだいぶ姿を消し、冬の服装はオシャレ化が進むと同時に、昔より薄着になってきているような気がする。車や暖房設備の普及もあるからいちがいには言えないとは思うけど。
子供でなくても、やはり冬には数回は雪が降ってほしいと思うのは私だけなのだろうか。冬は冬のような自然もいいものだと、寒さの苦手な私でもほんのたまにだけど思う。
庭に目をやると水仙の茎はぐんぐん伸びてきたし、椿の蕾もふくらんできた。
「つれづれ(134)寒い季節に思うこと」