虹のじ ゅもん

当ブログを訪れた人には「夢が叶う」という呪いがかかる。

猫をかわいがったら呪いはさらに強力になるであろう。

タチが悪い

2017-12-27 | つぶやき
「あなたのことをみんな (あの人) が○×と言っている」と親切そうに言ってくる人が一番タチ悪い。
コメント (6)
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悪口を言う人

2017-12-18 | つぶやき
悪口を聞くと「この人は悪口を言う人」と私の脳みそは認識する。
言われている人のことは記憶に残らない。

もっとも悪口って聞いている人も同罪だけどね。
コメント (4)
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終の花園

2017-12-07 | エッセイ
 数年前のことだ。
 通勤途中の薄暗いガレージに、しょぼくれた中型犬がいて、いつも所在無げに道行く人を眺めていた。
 年季の入った犬小屋から考えて、年もいっていたのだろうが毛並みが悪く、あまりかわいがられていないように思えた。
 一人暮らしだった私は、朝な夕なに声をかけ、互いの孤独を埋めあっているつもりだったのだが、ある日、
『タロウは今年二十一になりました。病気のように見えますがいたって元気です』
という貼り紙に、子供達に誕生日を祝ってもらっている写真が添えられていた。
 頭には三角帽子、目の前には手製らしいケーキが飾ってあった。
 都会に日当たりの良い庭があるわけはなく、ガレージとはいえ、結構広い場所を与えられているタロウは幸せ者なのだった。
 また、病気を心配して家人にお節介を焼いた他人がいたらしいことに、笑みがこぼれた。
 それでも、時折ポケットにビーフジャーキーなどを忍ばせて、友好を深めていたのだが、桜が終わり、しのぎやすい季節がやってくる頃、再び貼り紙があった。
『タロウは○月×日、二十一年十ヶ月の天寿を全うしました。かわいがってくれてありがとうございました』
 それまでも、姿が見えないことはあったが、いないのと亡くなったのでは趣きが違い、寒々しい空気が漂っているのを感じた。
 帰りに小さな花束を手に立ち寄ると、タロウは私以外にも家人の知らない友達をたくさん持っていたらしく、古ぼけた犬小屋のまわりには、チューリップにフリージア、かすみ草にカラー、ゆりにたんぽぽ、シロツメクサで作った花輪、さらには犬用のおもちゃや骨などがところせましと飾ってあり、まるで花園のようだった。
  私も手にしていた花束を供えて、タロウにありがとうを言った。

随分前に、マ・シエリミニエッセイ賞を受賞した作品です。
読みたいと言って下さった方がいらしたので掲載しました。

ちなみにビーフジャーキーは家の方の許しを得ています。

コメント (10)
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おせっかい?

2017-12-01 | つぶやき
同行者の写真を撮ろうとしている人に「並んでいるところを撮ってあげましょうか」と聞くとほぼ100%「お願いします」と返ってくる。
デジカメだから、ちゃんと写っているか確認ができるし、腕が悪くてもそこそこの写真がとれるし、そこまでピントがあってなくても構わないので、喜んでもらえる。
私もいい気分。
若い人は「撮ってもらえますか」と気軽に頼んでくるけど、年配のご夫婦や、少し年齢がいっているご家族の場合は「一緒に撮ってもらえますか」は言いづらいんでしょうね。
こっぱずかしくって。
でも、本当は同行者全員での写真、一枚くらい欲しいんでしょう。

だから積極的に撮ってあげちゃいます。
みなさんもお声をかけてみてはいかがでしょうか。



このブログを読んだ人には「撮ってもらっちゃった」の呪いをかけてやる。とても気恥ずかしい人と並んで写真を撮ってしまうだろう。
コメント (2)
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