日々のデキゴト

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映画「さよならくちびる」に映画音楽の新しい形を見た

2019-06-09 22:40:30 | 映画
記事にするのが遅れましたけど、公開初日の5/31に初日舞台挨拶付きの回を観てきまし
 
夜、仕事上の飲み会が入りそうになったのを丁重にお断りし、新宿歌舞伎町にあるTOHOシネマズ新宿へ。
もう10年以上ぶりぐらいに歌舞伎町を通ったけど、驚くほど雰囲気が変わっていなくて、ちがう意味でびっくり。
かつてコマ劇があった場所にTOHOシネマズがありました。
 
運よく初日舞台挨拶付きの回のチケットを入手できたので、主演の3人を直に見れるのを楽しみにしていました。
特に、小松菜奈さんはこのブログでもいくつかの作品で取り上げていて、注目している女優さんですしね
ほぼ時間通りに舞台挨拶開始。
塩田明彦監督、小松菜奈さん、門脇麦さん、成田凌さんの4名が登壇。
 
小松さん、ほっそ!(お腹の薄さが半端ない!)
門脇さん、綺麗!(劇中のハルはTシャツにジーパン or オーバーオール)
成田さん、テレビで見たまんま!(いや、雰囲気が画面通りだなって。。汗)
 
という感じの第一印象だったんですが、3人の一体感というか仲の良さがよく伝わってくる舞台挨拶でした。
舞台挨拶の詳細は、こちらでどうぞ。
 
映画については、
 
音楽デュオ「ハルレオ」が、全国7都市を回る解散ツアーへの出発の朝から映画は始まります。
そして、この解散ツアーを追っていく形で物語が進んでいきます。
ユニットのコアとなる曲・詞を作り、自らも歌う音楽の才能溢れる「ハル」(門脇麦さん)
ハルに誘われて音楽を始めてデュオの片割れとなり、容姿も美しく自由に見えるけれど、自分の存在意義に疑問を抱いている「レオ」
ハルの音楽性にほれ込み、ハルレオの二人のローディーである「シマ」(成田凌さん)
ツアーの途中、様々なトラブルがある中で、解散するとは言っても、3人がお互いのことをとても大切に思い合っていることが伝わってきます。
でもあまりにも他者への言動や態度が不器用で、自分の想いをきちんと伝えられない。
そんな3人が、お互いへの想いや自分自身が抱える想いに悩み苦しみ、それでも音楽を通してつながっている。
 
説明的なセリフは一切なく、ハルとレオのセリフですら本当に最小限。
でも、その足りない分を歌で埋めている。
劇中使用される曲は3曲だけですが、3曲とも凄くいい曲です。
・デュオの結成間もない頃に作ったんだろうなと感じる希望溢れる「たちまち嵐」
・ハルの秘めた想いそのままとすら感じる「誰だって訳がある」
・解散ツアーに向かう二人の想いを凝縮したような「さよならくちびる」
(実際にハルレオ名で円盤化&ストリーミング配信もされています。)
映画にもマッチしてるし、すごくいい曲だなと思ってたら、曲提供が秦 基博さんと、あいみょんさん!
いや、二人とも天才だわ!と思わず唸りましたよ。
 
舞台挨拶で塩田監督が、「3人とも生きるのが下手くそなんだけど、七転八倒して頑張っている姿に共感して欲しいし、彼らの生きざまを愛おしく感じて欲しい」と言っていましたが、まさにそんな印象を強く感じました。
細かい説明なんてなくても、映像と音楽を中心に、きちんと登場人物のバックボーンや歴史が垣間見える。
だからこそ、ラストシーン後の彼らをこれからも応援したい気持ちになる。
映画館でてからも、ずっと曲を口ずさんでました。
今までにない、新しい映画音楽の形を見た気がしました。
間違いなく良作です。
是非映画館で、ライブの醍醐味を味わっていただきたい作品です!
 
[追伸]
映画鑑賞から1週間が過ぎたこの週末、例によって印象深いロケ地も廻ってきたので写真載せておきます。
 
[ハルレオのCDジャケット撮影した河原[映画パンフや公式ブックにも写真あります]
 
 
 
 
 
 
 
[映画の最初と最後に3人が集まる場所]
 
 
 
 
 
 
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