みなさん こんにちは。
朝は少し寒かったですが日中は暑いくらい
気温が上がっています
そして今日は ハロウィンです
村長も仮装をしようかと・・・もちろんくまさんに!
楽しいハロウィンになりますように^^
さて本題に入ります。
下記記事 少し長くなりますが絶対に読んでください。
放射能汚染食の対処が詳しく書かれています。
参考にしていただければ幸いです。
チェルノブイリの専門家が緊急伝授。放射能汚染から身を守る“除染食”のススメ
週プレNEWS 10月28日(金)12時55分配信
首都圏各地でも、局地的に放射線量が高いホットスポットが次々に見つかっている。政府が発表した放射能の除染基準(年間被曝ば線量1ミリシーベルト)をはるかに超える場所が、身の回りの思わぬところにあるというわけだ。また、東北、関東以外でも、汚染された食品が流通するなど、放射能汚染はすべての日本人にとって深刻な問題となっている。
そんな折、チェルノブイリ原発事故で国土の大部分が汚染されたベラルーシから、ひとりの研究者が来日した。ベラルーシにあるベルラド放射能安全研究所のウラジーミル・バベンコ副所長だ。
ベルラド研究所はチェルノブイリ原発事故後に設立された民間の研究施設である。同研究所では体内放射能の検査データ約40万人分、放射能を体外に排出する食品の情報など、原発事故被曝国として約20年間積み重ねてきた膨大な研究データを持っている。
今回、バベンコ氏は福島第一原発事故を受けて、2003年にベラルーシで出版された一般向けの著書『自分と子どもを放射能から守るには』の日本語翻訳版の出版(日本語版のタイトルも原書と同じ)に合わせ、緊急来日した。
バベンコ氏は、まずベルラド研究所の設立経緯について、「官僚主義の抵抗」や「政府の発表する放射線計測データが信用できない」ため民間で計測し、対策を立てる機関が必要だったと語った。その話は、まるで今の日本の状況そのものの内容だ。
そして、彼らとベラルーシ国民の一番の敵は保健省(日本における厚生労働省)だと言う。
「(放射能の体内への蓄積について)ベラルーシ保健省は、『体重1kg当たり400ベクレルまでは大丈夫』と発表しました。なぜ、そうした見解を出したのか理解できないが、政府はこの数字を600ベクレルでも1万ベクレルでも大丈夫と言っていたかもしれない」
ほかにも、政府の信じられない措置として、汚染地域に住む住民が食品や食材を持ち込み、汚染を測定できる放射能地域センターを次々に閉鎖したことも挙げた。
「1993年に370ヵ所設立されたが、96年には15ヵ所、現在はほとんどない。なぜ閉鎖されたのか。それは測定結果が集まれば集まるほど、食品が非常に汚染されていることが明らかになってきたからです。その数値を見たベラルーシ政府は、『情報がなければ問題もない。ならば、住民が知ることになる放射能地域センターは閉鎖しよう』と決めたのです」
こうした政府の姿勢では、自分の身は自分で守るしかなかった。そこでベラルーシでは、食べ物から体内に取り込まれる放射性物質を最小限にして、内部被曝を減らそうという努力がなされてきた。
日本の食品暫定基準値(1kg当たり放射性セシウム500ベクレル以内)も、政府は安全だというが、果たしてどうか。現在流通している検査済みの食品は不検出から500ベクレル以内までの幅がある。検査を通ったからといって100パーセント安全とは言い切れないのだ。
バベンコ氏の著書には、そうした経験から得た食品の除染方法が記されている。そこには原発事故後の今の日本で知っておくべきことが詰まっている。そこで、すぐにでも実践できる食品除染の方法を見ていきたい。
最初は野菜。野菜と果物はとにかく「洗って、むいて、また洗う」ことが大切だ。まず表面を流水でよく洗い、放射性物質を取り除く。その後、葉物野菜ならば外側の3、4枚の葉は捨てる。長ねぎも表面の皮1枚ははぎ取る。そのほかの野菜も皮の部分に放射性物質が多く取り込まれているので皮をむく。普段は皮をむかないキュウリやナス、トマトなどの皮もむこう。ヘタの部分も大きくカットする。そして、最後に再び流水で洗う。
キノコは特に放射性物質が沈着しやすいことがわかっているため、調理には十分注意が必要だ。キノコの種類によっても違うが、傘の部分に放射性物質が多く付着していることが多いので、傘の表面を薄くそぎ落とす。そして、数時間、塩水にさらしておく。このときに酢やクエン酸を加えると除染効果は高くなる。最後は野菜と同様に流水で洗う。手間はかかるが、目に見えない放射能と闘うのだから仕方がない。
肉や魚からも放射性物質を取り込む可能性は高い。特にセシウムは動物の内臓系に取り込まれやすく、ストロンチウムは骨組織に沈着する。
まず肉だが、塊の肉は薄切りやブツ切り、ひき肉にして2%の塩水にさらす。このときにビタミンCや酢を加えると効果が高くなるばかりか、肉の栄養分の流出も食い止めてくれる。そして、その状態でひと晩置く。時間がないときはゆでる方法もある。沸騰したお湯で8~10分間ゆでるのも可。ゆで汁には放射性物質が溶け出しているので必ず捨てる。
魚もまずはよく洗い、骨にストロンチウムが沈着している可能性があるので、セシウムが蓄積されやすい内臓とともに取り除く。さらに放射能を減らすには、肉と同様に塩水につけるか、ゆでる。エビや貝類にもストロンチウムの沈着が心配されるので同様の処置をしよう。ある研究では、ストロンチウムは水洗いで10~30%、3%の食塩水で30~70%が除去されたという。とにかく洗うことを習慣づけるしかない。
日本の主食となる米については、放射性物質は玄米の外側の籾殻(もみがら)部分に多く付着しているので、精米することで大部分が取り除ける。ちなみに、日本の農業技術研究所の研究によると、玄米を白米にするとストロンチウムは80~90%が除去され、セシウムは65%が取り除かれるそうだ。
神奈川県や埼玉県などでセシウムが検出されたお茶も、飲み方を工夫することで放射性物質を減らすことができる。中国ではお茶の作法として、飲む前に一度お茶の葉に熱湯を注いで湯を捨てる「洗茶」といういれ方がある。日本茶でも、まずこの「洗茶」をして、その1杯目を捨てることで放射性物質の除去を期待できる。
このほかにも、バベンコ氏の著書には除染食の調理方法やレシピなども多く紹介されている。
バベンコ氏は講演のなかで、体内に入ってしまった放射性物質の排出を促(うなが)すペクチンという物質についても詳しく説明していた。
「ペクチンは多くの野菜や果物に含まれており、研究の結果、オレンジの中心部分に一番多く含まれていることがわかりました」
しかし、ベラルーシはオレンジを栽培するには寒く、リンゴ由来のペクチンサプリメントを作ることになったという。もちろん、日本でもペクチンを含むサプリメントは市販されている。
ほかにも、ストロンチウムが体内に入って骨組織に沈着しないようにする方法として、鶏卵を固ゆでにして殻をむき、その殻を粉末状になるまで砕き、一日に2gずつ摂取する方法も紹介していた。こうすることでストロンチウムが沈着しやすい骨組織の隙間を埋めてくれるのだそうだ。
バベンコ氏は講演の最後を、このように締めくくった。
「親愛なる友人の皆さん、確かに放射能による問題はあります。しかし、落胆しないでください。極端から極端へと自分の考えを走らせないでください。パニックを起こさないでください。問題を過小評価することは禁物ですが、解決方法はあります。一緒に考えていきましょう」
25年前に不幸な事故を起こした国の人々の知恵に学ぶしかない。
(取材・文/頓所直人)
ワークショップアサカ