ワンダーリーフ写真部の活動日誌

部の日々の活動を報告します。https://www.facebook.com/photoclub.wonder

2014.7.26 ミジンベニハゼyg(日高)

2014-07-27 17:15:38 | マクロ(ハゼ)
ミジンベニハゼのベビーブームで盛り上がる日高へ。2本のダイブで何匹撮れるか楽しみです

1本目 ミジン畑
まず最初に見つけたミジンygがとにかくシャイだった…粘ること40分。。5mmサイズの一番可愛い子でした。

時間がないので、親ミジンのもとへ。ビックル瓶のペアは卵を育てています。メスは次の産卵へ向けて外で食事を盛んにして動き回る。。撮りたいのは子育て中のオスなんです。


2本目 ミジン畑
1本目で無減圧限界時間ギリギリまで潜っていたので、今回は時間があまりありません。あんまりシャイじゃないミジンygもいるというので案内してもらって、、やっぱり30分以上にらめっこ。

次のミジンygを探して、出てくるまで粘ること10分、DECOに突入。なんとか5分で切り上げて、3mで減圧停止。3mの水は青くて綺麗で温かい。


とにかく小さいので、換算100mmクラスの望遠マクロレンズがあればよかったのですが、こちらは換算75mmのマクロレンズ。クローズアップレンズを二つつけての撮影だったのでかなり寄らねばならず、さすがのミジンベニハゼでもびびっちゃったみたい。。親は慣れてて全然ビビらないんですけどね。

2014.7.21 ワイドに挑戦(本部)

2014-07-21 23:19:20 | ワイド(地形)

安定してアクセスを得るため、ちょっとがんばってます。。。

沖縄でのんびりダイビングする機会(しかもたった1日)があって、しかも超きれいな水納島の海を潜れるので、いつものマクロ撮影もいいのだけどそういうサービスでもなさそうなので、思い切ってワイド用カメラセッティングを調達して行ってみた。
調達…簡単に言いますが、まずカメラは中古でNEX6をキットレンズ付きで購入、ハウジングはサンコーのお安いハウジングを使っています。サンコーのお安いハウジングは、とりあえず水中写真をはじめてみようという人にはかなりオススメですね。

http://www.thanko.jp/product/4743.html

1本目 ラビリンス(瀬底島)
ここは地形ポイントで、岩の割れ目が迷路のようになっているポイントです。エントリー時にいろいろごちゃごちゃしましたが、ストロボが必要のないポイントなので、こんな感じで地形写真が撮れます。地形写真は周りが暗いので、センサーの感度を上げて(ISOを上げる)シャッター速度を短くすることでなるべく手ブレしないように、カメラを設定するのがいいですね。オートで撮るとなかなか光を取り入れすぎてなかなか光の筋が見えませんが、なるべく露出を調整して、光の筋が綺麗に見えるようにしたいところです。


2本目 ケーブル(水納島)
サンゴがキレイなポイントなのでもっと真剣にワイドを撮ればいいのに、ワイドについてわかってないので、あんまりいい写真が撮れませんでしたね。。「キレイな珊瑚礁」を撮るにはなるべく強い自然光が欲しいですね…魚にはストロボで光を当てるのも1つの方法ですが、できれば2灯、両サイドからストロボを当てたいですね。おかげで青さばっかり強調されてしまいました。。。中心部が明るいのは、光の当たり方というよりこのレンズの特性な気がします。あんまりワイド向きなレンズではなさそうですが、それはそれで味があるときもあるようです。


3本目 くじら岩(水納島)
ここもサンゴがキレイなポイントですが、ワイドの風景にちょっと飽きてしまったので、このカメラのマクロポテンシャルを見極めるべく、小さい魚を追いかけてしまいました。なかなかのボケ味で、さすがAPC-Sサイズのセンサーを持つミラーレスカメラです。コンデジにはこれは出せませんね。


というわけでこのカメラの進水式としては上々だったのかもしれませんが、ワイドに関しては修行が足りないと思わせる出来でした。夏ですしワイドな海に出かける計画がまだあるので、もうすこし研究しようかと思います。。。


2014.7.5 ジョーフィッシュ口内抱卵(串本)

2014-07-06 00:29:23 | マクロ(その他おさかな)
徐々に遡って書いているので、だんだん記憶もあいまいになってきます。
さてこの日はマクロ撮影に出かけたわけでもなんでもなく、おともした、って感じだったんですが、水中では比較的自由にさせてもらったので、勝手に見つけて勝手に撮る、みたいな感じでした。ワンダーリーフ写真部の標語である「自立したダイバー」は何でも自己完結するダイバーのことであり、自分で被写体も探すし、例えはぐれても自分で帰るルートを見出します(笑)とにかく自分のペースで写真を撮れるのがいいですね。

タイトルのジョーフィッシュ口内抱卵は、初夏から夏にかけての名物になります。いつもいつもくわえているわけではないので、それはそれで一応貴重なんですが、ご一緒したみなさんは「ふ~ん」というリアクションでしたね。普通にラッキーなんですけど。ただ入っている卵の数がそんなに多くなかったので、卵を写しつつ目にもピントを合わせるというのは、やや高度だったように思います。


この日は岩場で数個体のオキナワベニハゼを見つけていて、結構人馴れしていてちょいちょいホバリングしてきます。でもすぐやめるのでなかなか写せない。舐めやがって。いろいろ格闘していたらストロボの位置が面白いところに入って、ちょっとしか光があたらない、スヌーティな感じになりました。スヌートとは、スポットライト的な光の当て方の技法のことですね。


さて、普通にダイビングしているとその綺麗さに気づけない魚がたまにいるのですが、このイトヒキベラはその代表格みたいな魚だと個人的には思っています。普通に見てるとなんともじみ~な魚なのですが、黒抜きでバシっとストロボを当てると、ギラギラした印象を受けます。


スズメダイが豊富な串本、初夏の幼魚シーズンの代表格、アマミスズメダイygも多くはないですが観察できます。横から写すアマミスズメダイygは個人的にあまり好きではない(ブサイク)なので、頭の斜めから写すスズメダイ撮りでいただきました。


最後に、絶対いるなと思ってキョロキョロしていて見つけたクビアカハゼです。わりと粒子が大きい砂地、珊瑚礁や岩場の近くにいる印象です。人馴れしているだろうと思って正面に回り込んで思い切りぼかして撮ろうと思ったら引っ込みました。。ハゼは横から撮るのが王道なので、とりあえずそれはそれでいいか…


初夏~夏は幼魚がたくさん生まれるので、フィッシュウォッチング派ダイバーにとっては夢のようなシーズンですね。特に串本は激レアではないにせよ、魅せてくれる被写体として十分価値がある生物種がたくさんいて楽しいです。今シーズン、もう1回くらい行っておきたいですね!