ワンダーリーフ写真部の活動日誌

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自由研究「八丈島の水温と黒潮流路」

2015-05-05 19:08:24 | ひとりごと

八丈島に行きたい行きたいと思っているのにどうも踏ん切りがつかない管理人です。黒潮が蛇行しているのです。

黒潮が蛇行してルートが変わると、八丈島のダイブサイトの水温が激変します。愛用のアルケロンのダイビングログを振り返りながら、その時の黒潮流路を確認してみたいと思います。

 

1月1日ログ
ポイント:ウロウ根 水温19.8度
1月1日黒潮

1月のはじめで水温が20度近くあり、さすがは八丈島という感じです。がんばればウェットで入れますね。
黒潮は八丈島にぶち当たって南北に流路が流れており、黒潮本流は北側を通過しています。

 

1月20日ログ
ポイント:八重根 水温:19.4度
1月20日黒潮

まだ水温は20度近くをキープしていますが、黒潮が蛇行をはじめており黒潮の北の淵がかろうじて八丈島にかかっていますね。八丈島のあたりで黒潮が分岐して、支流が伊豆諸島付近を北上する構図になっています。

 

1月24日ログ
ポイント:八重根 水温:14-15度
1月24日黒潮 

八丈島が黒潮の本流と支流にすっぽりと囲まれ、黒潮本流の北側に完全に入ったことが確認されました。このような形の場合は深海から低水温の海水が上がってくる「冷水塊」という現象が起きるらしく、とんでもなく低い水温に見舞われます。

 

このような形で、1月後半以降八丈島には黒潮が当たらず、低水温状態が維持されています。
ただ時折、黒潮の蛇行が八丈島に直撃する形を取るときがあり、その場合は水温が復活します。ただ黒潮蛇行が続くと、なかなか長期間は維持されないです。

 

3月3日ログ
ポイント:八重根 水温:19度

2月の下旬から3月の上旬にかけて、八丈島に黒潮が直撃します。水温復活です。

 

3月18日ログ
ポイント:八重根 水温:17.5度
3月18日黒潮

まだ水温がそれほど低くないのは、黒潮が比較的近くを流れているからでしょうか?直撃はしていませんが、支流が当たっているようにも見えます。 しばらくそんな日々が続くようです。

 

5月1日ログ
ポイント:ナズマド 水温:14-15度
5月1日黒潮

3月中旬から4月下旬までは黒潮は外れつつもかろうじて支流の恩恵を少し受けていたようですが、4月末にその支流が解消してしまい真冬並みの水温に逆戻りしています。気候は春なのでいよいよナズマド日和なのに水温がこれは…きつい!

 

とこんなところです。ドライスーツ嫌いの管理人は水温10度台はとても厳しいので、上手でもわかる通り、南紀でも柏島でも黒潮がん当たりの水温20度越えの地域で潜っていたほうがきっと幸せだろうと思っている次第です。
しかしこの5月というのは年に1度のナズマド祭りシーズンなので、ぜひ八丈島で潜りたいシーズンなのです。

 

では今後の黒潮の予測を確認しておきましょう。 
5月10日予測:話になりませんね。
 


5月20日予測:おっと、もうすぐ帰ってくるかも


5月30日予測:キタキタキタ!


こうなれば大丈夫だと思います。つまり管理人の予測する「八丈島ダイビング日和」はおそらく5月の最終週から!ということでいかがでしょうか。
でも管理人が行きたいのはその前の週末なんですけど…
 

 


ワイドに目を向け始めて

2014-08-26 23:25:44 | ひとりごと
海で写真を始めて2年、コンデジをマクロ専用カメラ(DP3 Merrill)に切り替えてから半年ほどになりますが、みなさんご存じの通り、最近ワイドを撮るようになりました。
その理由を振り返ってみると、写真の撮り方のバリエーションが増してきたことにあるような気がします。以前はオートの水中モードでただシャッターを切っていたワイド写真も、今やマニュアルモードで、iso、絞り、シャッタースピード、ストロボの強弱と調整するものがたくさんあって非常に忙しい。ワイド写真撮影自体に楽しみを見いだし始めたといったところです。

去年の5月(八丈島)

今年の8月(八丈島)


オートから絞り優先に変えたのが去年の夏、絞り解放のテレマクロにこだわり始めた去年の秋、さらなる解像度とボケを求めてカメラを買ったのが今年の冬、撮影モードをマニュアルにし始めたのが今年の春。
ワイドに戻ってきたのにはそれなりの成長が伴っているんだなぁと実感。今はワイド、マクロ、いずれも撮るのが楽しい。