日々雑感

福島処理水放出は時期尚早だった

福島処理水が放出された。時期尚早だったと思う。計画道理の方法にて放出されればおそらく実際の影響は無視できる程度であり、日本を含む世界中の原発より放出されている廃水のほうが環境への影響は大きいであろうことはわかる。それでも風評被害は発生するだろう。

通常の日本人から見れば、福島県産と北海道産の魚介類があれば同じ値段であればあえて福島県産を選ぶ理由はない。もし福島県産のほうが安ければ何かあるのでは?と疑ってしまう。日本国外から見れば同じようなことが起こる。あえて日本産を選ぶ理由はない。別にロシア産でも良いわけだ。

風評被害はある程度は補償されるであろうが、その補償費用の原資は我々の支払っている電気代だ。この放出開始で東京電力にとって汚染水の発生を早く止めようとするインセンティブは無くなってしまった。今は今後30年程度と言っているが、これが40年50年と伸びていくのは目に見えている。土地が足りないと言っているが福島原発近くの土地を買収して新しく大きなタンクを作って当面の間は処理水を貯蔵すべきだったと思う。それでやっと東京電力に汚染水の発生を早く止めようとするインセンティブが発生する。

韓国の野党関連や中国よりの反発は前者は政治問題化して現与党を揺さぶりたいため、後者は欧米および日本からの中国への半導体規制への対抗措置であることは見え見えだが、その口実を提供したというだけでも東京電力の罪は万死に値する。(2023/8/26)
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