日々雑感

朝鮮日報の面白い記事を見つけた-ベトナム戦争時の”韓国軍問題”を公式的に認める発言「不幸な歴史に遺憾」

ベトナム戦争の韓国軍による虐殺被害者、国連に「虐殺行為の調査を提起」という記事が朝鮮日報(2020/10/6付け)であったが、そのリンク先で面白い記事を見つけた。(日韓関係を考える上で)

そのリンク先は同じく朝鮮日報の2018/3/23の記事で”文大統領、ベトナム戦争時の”韓国軍問題”を公式的に認める発言「不幸な歴史に遺憾」=韓越首脳会談”というタイトルのものだが、それの伝えるところによると”ベトナムを国賓訪問中の文在寅大統領は23日、「韓国とベトナムが模範的な協力関係を発展させている中、「私たちの心に残る両国間の不幸な歴史に対し、遺憾の意を表する」と述べた。”とのこと。

すでに2年前の記事なので他に確認するすべを持たないが、その発言がこの報道どうりとするとなかなか面白い。どこが面白いかというと”私たちの心に残る両国間の不幸な歴史に対し、遺憾の意を表する”という部分。よく韓国のマスコミでは日本の韓国に対する謝罪が中途半端なものであると激昂することが多いが、このベトナムでの文大統領の謝罪の言葉もなかなか中途半端ではないか。”両国間の不幸な歴史”だとどちらが悪いかがはっきりしない。この”両国間の不幸な歴史”というところはなんだか日本の中国・韓国へのこれまでの謝罪文章の中で聞いたようなフレーズだ。

この文章でもベトナム側は謝罪を受け入れているようだが、その謝罪の文章表現がどうであれ、それが評価されるかどうかは謝罪される側がその謝罪を受け入れる気があるかないかにかかっているからであろう。
(現状では韓国は日本の謝罪を受け入れる気がないので、どんな文章表現で日本が過去の植民地支配や従軍慰安婦問題等に謝罪してもそれが評価されることはないであろう。)

当たり前のことではあるが、どの人間もどの国も、自分には優しく人には厳しいことの典型のような話。



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