WITH白蛇

憂生’s/白蛇 セカンドハウス

笑う女に寄せて

2015年10月22日 | 作品に寄せて

笑う女をチョット、書いてまた、思案中。

と、いうのも、まだ、決定打がないせい。
そのまえに、「俺」の笑子への煽情心理・・・。
行為をつらねてかこうと思っている。
そして、あいかわらず、あっさりと幕を引く。
と、簡単にいっているのだが・・・。
4行目と5行目の間・・・。
此処が問題なんだ。
およそ、固まってきているんだが・・・。
4行目の部分がいかにも唐突で、
挙句「俺」への覗き行為?ってことになるわけで・・・。
この物語は・・・・、
あるいは、連載形式が裏目に出ているかもしれないと
思いなおしている。
一気に読んでしまったら、
すんなりと入り込んでくる部分が
1章ゆえにひどく、あからさまで破廉恥で
憂生が躊躇してしまっているんだ。

「笑う女」のことなんだけど・・・。

「笑う女」のことなんだけど・・・。
書いているうちに
人物が勝手にあるきだすというか、
訴えてくるというか。

今日、ちょっと、書き足していたら、
今までの構想だけじゃ、
消化しきれない感情?考え方を
提示してきた。

もともとの設定は
障害者 へのレイプ。
ところがいい気になって
欲望を処理しまくってた犯人?は
笑子に性を覚えこませてしまったことで、
逆にしっぺがえしにあう。
もちろん、
このしっぺ返しは当然、笑子の悪意でも故意でもない。
そして、笑子はあいも変わらず「笑った顔」のまま・・・。

具体的じゃないので
判りにくいがこういう程度の設定だったのだが、書いているうちに雪だるま式にというか、
金平糖の芯にどんどん、砂糖がついてくるというか。

ひとつには、gooのほうで少し話を聞かせていただいた重度障害者の方のニュースソースにもよる。
憂生の設定はもともとが古いものだったが、
フルすぎたというべきか。

なににしろ、今、性の倫理感が昔とは、違う。
このあたりが、憂生の中でどうしても、おいつけない感覚だと思いしらされた気がする。

あかん。何、言ってるのか、わからんようになった。

まあ、まだまだ、模索中の「笑う女」なので、
どうなってゆくか、
判らないんだけど・・・・。

コメント
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にこぺも書いてる登場人物が
勝手に動いちゃってびっくりすることあったよ~^^(マンカだけどね)
笑う女も興味深く、楽しみに待ってるね♪
投稿者:nikope --------------------------------------------------------------------------------

大きく大きくなった金平糖も形はむしろ綺麗に整うし♪
どう育ってゆくのか楽しみに待ってますね♪
投稿者:reichon917 --------------------------------------------------------------------------------

頭で考える筋書きってのは、
やっぱし、矛盾をはらみますな。
でも、実際文字にのせてゆくと、
この矛盾をどうにかしなきゃならなくなるからこそ、かいてゆけるって面もあるのかも・・。
変?

笑子には大切な相手でしかないんだよな。

有る意味・・・
笑子にとって・・・
些細な楽しみを維持できる
かなりマイナス位置でだけど・・・、
笑子にとっては、
ハッピーエンド にしあげてみたかったけど・・・、

はたして・・・
読む側の感覚はどうなんだろう?

大抵、寄せられてくるコメントは
「俺」に対する批判だったけど
笑子には大切な相手でしかないんだよな。

またも、暗澹とした、
救いきれないような
割り切れないような
読後感をのこしただけだったかもしれない。

近い内にまた、1スレッドに編集しなおしてみます。
あまりにも年月?を空けすぎて書いたので
自分でも焦点がぼけてたり
文体が急におかしくなったりしてると思ってます。

おそらく、一本に繋いだら
カナリ、説明ふそくのところがあるんだけど、
連載?の間の実際の時間が
読む人の中でながれていて、
わざわざ、説明しなくても・・・

で、どうなっちまったんだという部分を
説明するだけでよくなってしまうきがする。
影での待機期間の中で読む側の何かが醗酵?してしまいすぎるような・・・。

あまりにもまをおくと、よくないなって、
思いなおしているんですよ。

過熟になりすぎて・・・。

意識上で問い直される問題  

笑う女を書きにいってくると、大々的に宣言して・・・。


さて、どう、持って行こうかと25をよみなおしていた。


いま、ひとつ、決定打がでてこないまま、


ちょっと、あぐねていたのが、昨日。


で、今日になって、TVニュース。


知的障害者への性的暴行・・・?


だったかな。


詳しくは見ていない。


笑う女の設定は精神薄弱児への


性的暴行・・・ではあるが、


コレを暴行として扱っていない。


主人公?笑子自身に、性への希求があったと設定している。


こうなると、問題はややこしい。


レイプは告訴によって傷害事件として扱われる。


現場にハンカチ1枚敷いただけで、レイプされた側に


行為を受け入れる意志があったとして


暴行であるという事が立証されにくくなると言う話が


まことしやかに伝えられているが・・・。


笑子の場合・・。


精神薄弱児であり


ハンカチ1枚を敷いてくれという意志/性への希求/があったと


立証できるかどうか。


本人に告訴、被害意識が無い場合に置いて


暴行の罪は無い。


と、いう確約も、笑子の場合


本人に性を求めるように仕組んだという


なんという罪になるか判らないが・・・?


罪が成立するだろう。


と、なると、この暴行は


本人の意識の問題でなく


暴行した側の意識上で問い直される問題になる。


今、水面下で笑子への暴行が繰り返されれ


笑子は性を歓喜として、受け止めている。

ニュースの場合、

本人の意識によって

告発という形で「罪」を問われているが

笑子の場合、

暴行する側にしか、「罪」の意識は存在しない。

1人の女性に対して

性を与える行為自体は何の罪も無い。

笑子も性を望んでいる。

暴行を繰り返す側の中にも

色々な煩悶がある。

だが、笑子・・・自身は

玩具にされているという事実さえ意識できない。

このままで、よいわけが無いが・・。

かといって、

笑子自身は男たちに罪を感じては居ない。

男たちの意識の中に笑子に対して

一種異形な愛情があるのも事実だ。

この事実を思うと

どういう結末にもっていってやればいいか・・。

迷うものが在る。

その矢先にTVニュース。

性を求める気持ちが本人にない場合を

憂生の設定と引き比べてみてもしかたがないが、

笑う女の中で

「職員による暴行」と、設定しては申し訳ないと

断りを入れたに関わらず、

現実は・・・こう。

せめても、笑う女の中の「俺」のように、

その職員にも

大きな葛藤があったと思いたい。

・・・・・。語弊があるが・・・。


と、言うようなことで、

今一度、笑う女の設定をみなおしている。

笑う女に寄せて・・・

  • 投稿者:嶺上開花
  • 投稿日時:2009-10-24 14:14:23
  • 憂生さま、こんにちわ~★

    初めて読ませて頂きましたよ~!この話、おもしろかったです。
    始まりから、ぐっと『興味』が沸きました~。
    題材も、心描写も…おもしろかったです。
    憂生さまは介護職の経験があるのですか?私は未経験なので
    非常に楽しく読ませて頂きました。

    ではでは~♪

     

     

     

  • 投稿者:ありがとう。
  • 投稿日時:2009-10-25 08:40:36
  • この作品、いつものハッピーエンドじゃなくて、
    ある意味、怖い話しに仕上げてしまいました。

    調理の関係で介護系統の病院と精神科の病院に勤務したことがあります。

    介護部分と精神部分両方足した話しになったのは、そのせいかも・・。

     

  • 投稿者:嶺上開花
  • 投稿日時:2009-10-25 20:46:38
  • それがイイと思いましたよ~、私。

    私はついつい甘いのでどうしてもハッピーな方に話を持っていく
    傾向があるので…でもそんな甘さを斬り捨てるような厳しさがないと
    おもしろい話は仕上がらないですもんね。。精進します(笑)

    ではでは今日も頑張るとしま~す★

     

  • 投稿者:憂生
  • 投稿日時:2009-10-26 01:14:13
  • 普通は、続編作って、なんとか?すこしは?ハッピーエンドにするんですよ。
    蛙、なんかもそれだけ、読むと、どうしようもない暗澹とした気分あじわう。
    なんか、どうしようもないなって・・・。

    それで・・・続編つくったんですけど・・・。
    あ、これ以上、しゃべっちゃ、ネタばれ・・・。

    コメありがと・・。

    寝る~~~~る♪おやすみ・・。

笑子と小枝は裏表みたいなものだって。

笑う女のタイトルを考えた時に
二重・・・三重の意味をこめた。

 

本名・・恵美子
の、特徴?である、笑った顔の笑子と
えみこの名前と同じ音の笑子を使う。

そして、
この笑子は最後までヤッパリ笑う女のままで。。。
笑子はなんにもかわっていない・・・。

だけど、
笑子を取り巻くものの接し方?で
笑子の笑が異質なものになってくる。

笑子が笑ったままであることで
知らずのうちにしっぺ返しをしてしまう。

最後の部分は初めから設定していたことだったんだけど
そこまで、もってゆくために、
紆余曲折?にもがきました。

笑う女というタイトルは
笑子が童女のままであることも含めていますが
「俺」にとって
笑う女・・・は・・有る意味物凄く怖い意味になってきます。

いつだったかレイに少しコメントしたけど
笑子と小枝は裏表みたいなものだって。

どちらの女性も
性を求めてゆく・・・その根本は変わらない気がします。

だけど、
性が生につながらない部分で
生と性の主従が逆転して
笑子にいたっては生まない体になることの方が幸せであり
小枝は逆に命を紡いでゆくことが幸せになる。

自分でも、なにを思って
コンナ話をかいたのか、よく判らないのですが
やっぱ、根本は
性はとっても慎重に扱わなきゃなんないものなんだよって
そんなところかもしれません。

憂生の作品は、性に触れる物事が多いのですが
こういう特殊な状況をかいて・・
う~~ん。
待てよ。
他の作品も結構特殊な状況下の性・・・多いな。

ま、いいや。

特殊な状況に置いて
主人公達が何を思うか・・・。

そこらへんが、掘り下げてゆきたい部分かもしれません。

う~~ん。

ところで、次。。。
どれいこうか・・・。

ちょっと、重たかったから・・・
新之助シリーズで気分を変えてみようか・・・
どうしょうかな・・・。

 

 

なるほど・・
こんな終わり方だったんだ・・

実は、どんな風に終わるのか
憂生がどんな感じで〆るのか、不安になった時期もあったけど

面白かったかも・・
ちょっと、予想外で・・・

笑子は、本当に笑って人生を過ごすんだろうなぁってぼんやり考えてしまったよ。

 

 

笑う女によせて・・

この話をかきながら、職員が暴行するという設定に迷っていた。
車椅子にのった河原さんは、こういう事がある。
と、いうことをはなしてくれた。
一方で、障害者が性への希求をもったときに、
当時でいえば、ソープにいくことはおろか、
そういう希求をもつことにさえ、蔑視があった。

ところが、この話をかいている途中だったと想う。
車椅子にのった方が
「今は、セックスボランティアがありますからね。
私もちょくちょく、お世話になっています」
と、コメントを残してくださった。

一方で、障害のある子供をもつ親も、この物語をよんでいた。

子供が男の子か、女の子で、受け止め方はちがうかもしれない。

男の子であれば、性的希求をもつころに、その希求をかなえることもしらず、
性をしらず、一生をおえさせてよいのだろうか?
かといって、通常、結婚に結びつかない状況であり、
ただの欲望の昇華をおしえてしまうことも惨いことかもしれない。

車椅子のかたも河原さんも、身体的には障害があっても、
精神的には障害(ちょっと、問題のある表現だと想う)はない。
むしろ、より優れた知能と知識を持っている。

この物語は、主人公を女の子にしたけれど、
男の子とて、性への希求をもつだろう。

そのときに職員が暴行とみなされることをしたとして、
はたして、
「希求をかなえてやりたい」というものがひとつもないといえるだろうか?

確かにレイプでしかない場合もあるとは想う。

職員側の問題として、考える部分はあるが、
セックスボランティアを利用するという言葉のとおり、
希求がないとはいいきれない。

軽々しく書けることではないし、ここに書いたことなど、考えで物をいおうとしていることにすぎない。

「性への欲望」が良識ある人間の地位も名誉もうばうほど
「理性」をなくさせるものであるならば、
その「性」のエネルギーのすさまじさを想う。

そのエネルギーの噴出がないとはいいきれない。



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