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プーケット津波情報総合 (スマトラ沖地震)

Webや口コミで収集した情報のまとめです。「一覧」のカテゴリーに各種情報のまとめを置きました。

津波で流された車やマネキンがショーウインドウに突っ込む

2004-12-27 11:36:55 | 記事スクラップ
毎日新聞より (画像あり)
スマトラ地震:
日本人570人以上の所在確認されず

外務省によると、津波が襲ったインド洋沿岸で、旅行者や在留邦人合わせて570人以上の所在が確認されていないという。JTBなど主要旅行会社6社では、被災地のタイのプーケット島周辺、モルディブ、スリランカへのツアー参加者552人中、43人と連絡がとれないという。プーケット島周辺ではツアー参加者456人中35人、モルディブでは68人中8人と連絡がついていない。スリランカでは28人中全員の所在が確認されている。

また、在留邦人では、プーケット島周辺で約500人のうち約350人、モルディブでは約180人全員と連絡が取れていないという。

外務省は地震発生後の26日午後3時に領事局に緊急連絡室を設け、現地の大使館を通じて、日本人の被害状況の確認を行っている。プーケット島沖の観光地ピピ島や、モルディブ、インドネシア・アチェ特別州では電話線が寸断され、連絡が取れない状況が続いている。外務省幹部は「現地の情報が錯綜しており、確認作業には時間がかかる」と話している。

毎日新聞 2004年12月27日 11時08分

各記事の整理&保存 (12/27 11:00収集分)

2004-12-27 11:17:58 | 記事スクラップ
CNN.co.jpより
インド洋沿岸地震、M9に 死者1万1000人超す
2004.12.27
Web posted at: 10:53 JST

(CNN) インドネシアのスマトラ島沖で26日午前に起きた地震による死者は27日、1万1千人を超える模様となった。地震によって起こった津波はスリランカ、インド、インドネシアなど周辺アジア諸国の海岸線を襲い、1600キロ離れた場所でも観測された。米地質調査所は、地震の規模を観測史上4番目のマグニチュード (M) 9に上方修正した。

米地質調査所は、インドネシアの現地時間午前6時59分に発生した地震にについて、当初は規模をM8.5と推定していた地震の規模を、その後M8.9に修正していたが、さらに規模をM9に上方修正した。震源の深さは約10キロで、スマトラ島アチェ州の州都バンダアチェから250キロ、バンコクからは1260キロ。

今回の地震は、1900年に観測を開始して以来、4番目の規模という。

スリランカでは東部バッティカロア地区を中心に、4500人以上が死亡したとされている。しかし連絡の取れていない地区もあり、さらに被害が拡大するおそれが強い。

またインドネシアではスマトラ島北部アチェを中心に4000人以上が死亡したおそれ。津波被害で連絡の途絶えた地区や村落からの情報が確認されれば、被害はさらに大きくなるものとされる。

インドでも南東部チェンナイを中心に2300人以上が死亡し、700人以上が行方不明となっている。

タイでは、観光地プーケットが壊滅的な被害を受け、1000人近くが死亡。地元情報によると、有名なラグーナ・ビーチ・リゾートは「跡形もなくなった」という。約10メートルの高波に襲われた浜辺では、ホテルの室内で溺れている被害者の姿などが目撃されている。

米地質調査所によると、1900年以来起こった大規模な地震は以下の通り。
(1) チリ──1960年5月、M9.5
(2) アラスカ──1964年3月、M9.2
(3) アラスカ・アリューシャン諸島──1957年、M9.1
(4) カムチャツカ半島沖──1952年11月、M9.0
(5) エクアドル沖──1906年1月、M8.8
(6) アラスカ・アリューシャン諸島──1965年2月、M8.7
(7) インド東部アッサム地方、チベット──1950年8月、M8.6
(8) アラスカ・アリューシャン諸島──1965年2月、M8.7
(8) カムチャツカ──1923年2月、M8.5
(9) インドネシア・バンダ海──1938年2月、M8.5
(10) 千島列島沖──1963年10月、M8.5

TBSより (動画あり)
スマトラ沖地震、死者1万1千人超か

インドネシアのスマトラ島沖で26日に起きた強い地震による死者は、震源地の周辺各国で1万1000人を超えた恐れが出ています。 また、日本人10人程度が行方不明となっています。

インドネシアのスマトラ島沖を震源に26日午前8時ごろ、最大でマグニチュード9.0の非常に強い地震が相次いで発生し、大規模な津波がスリランカなどインド洋沿岸の少なくとも6か国を襲いました。

AP通信などによりますと、 死者はスリランカで少なくとも4500人、 インドで少なくとも2000人に上るなど、 犠牲者は被災各国であわせて1万1000人を超えたということです。

タイの日本大使館によりますと、タイ南部のプーケットなどで10人程度の日本人が行方不明になっているということです。 負傷者や行方不明者が多数いることから、被害がさらに拡大するのではないかと心配されています。(27日 9:17)

NIKKEI NETより
「邦人不明」情報・旅行会社や外務省対応に追われる

インドネシア・スマトラ沖の大規模地震による大津波被害を受け、旅行会社は、現地の支店や営業所と連絡をとり、ツアー客の安否確認を急いだ。

エイチ・アイ・エス(東京・新宿)は、社員約20人が急きょ出社し、徹夜で対応。27日午前零時時点で、タイではプーケットの54人、ピピ島の3人、マレーシアではペナンの22人、ランカウイの19人の安否が確認できていない。

「ツアー客が宿泊するホテルが混乱しているため確認作業が遅れている」(同社) というが、モルディブでは14人全員の安全を確認したという。

企画ツアーの約90人がプーケットに滞在しているというJTB (東京・品川)。26日午後11時半時点で、約半数の安否が確認できないという。モルディブに滞在中の約15人についても、無事を確認できたのは数人。同社は「少人数の旅行が多いため安否の確認に時間がかかっている」と焦りを募らせる。JTBバンコク支店のスタッフは「プーケット営業所との電話がつながりにくく、全体の状況把握が難しい」と話した。(01:22)

中国新聞ニュースより
邦人約20人が不明情報も うち10人は遭難か '04/12/27

【バンコク26日共同】バンコクの日本大使館に二十六日夜までに入った連絡によると、津波に襲われたタイ南部プーケットなどで日本人観光客約二十人が行方不明になっている。うち十人は目撃者などの話から、波にのまれた可能性が強いという。

プーケットは日本人に人気のあるビーチリゾートで、冬休みをすごす邦人観光客で、プーケット便は連日満席状態。タイ内務省高官は、津波による不明者は二千八百人に上るとする非公式集計を明らかにしており、邦人の不明者がさらに増える恐れもある。

同大使館では、館員をタイ南部に派遣、情報収集にあたっている。

日本人観光客が行方不明になっているのはプーケット、カオラック、ピーピー島の三カ所。

大使館によると、津波の際に同行者とはぐれたり、同日夜になっても連絡が取れない邦人は約二十人に上る。このうちプーケット四人、ピーピー島四人、カオラック二人の計十人は一緒にいた家族や友人の話で、津波の際の波にさらわれたとみられる。

カオラックはプーケットの北にある新興ビーチリゾート。ピーピー島はプーケットの東方沖約五十kに浮かぶさんご礁に囲まれた小島。タイ政府は周辺海域に海軍の艦船やヘリコプターを派遣、負傷者の救助や不明者の捜索をしている。

各記事の整理&保存 (12/27 10:30収集分)

2004-12-27 11:09:55 | 記事スクラップ
asahi.comより (画像あり)
年末リゾート騒然、旅行会社が安否確認スマトラ沖地震

年末の観光シーズンを迎え数百人の日本人でにぎわうリゾート地を、津波が襲った。タイのプーケット島、ピピ島、カオラック島周辺で、日本人観光客約20人と連絡がとれなくなり、うち少なくとも10人は津波にさらわれたとの情報がある。タイの日本大使館や旅行会社が、確認を急いでいる。インドネシア・スマトラ島沖で26日に起きた地震は、周辺国にも大きな被害をもたらした。

プーケット西部のパトン・ビーチにあるホテル「クラブアンダマンビーチリゾート」には、約20部屋に日本人客が泊まっていた。同ホテルによると、現地時間の午後9時40分現在で、3部屋の日本人旅行客がツアーに出たまま帰ってきていないという。

ピピ島北部にあるホテルには午前11時ごろに高波が押し寄せた。フロント係のブンホームさん (28) は「雷のような音がしたと思ったら、一瞬でホテル1階のロビーが水浸しになった。衝撃で割れたドアのガラスの破片で女の子がけがをした」と話した。

早朝からダイビングやシュノーケリングに出かけた客10人以上と、連絡が取れていないという。旅行会社エイチ・アイ・エスによると同島付近で日本人観光客の男女1人ずつが波にさらわれ、軽いけがをした。

プーケット島の現地旅行代理店「プーケット旅行センター」に勤める村田暁紀さんによると、同社が手配したピピ島へのオプショナルツアーに9人の日本人が参加したという。「一時、全く連絡が取れなくなったが、添乗員から全員無事で避難しているとの連絡が入った」とほっとした様子。

ただ、ピピ島の通信事情が極めて悪化しているようで、現地時間で夕刻になっても連絡が途絶えているという。「プーケットに戻ってくるまで安心できない。早く確認できたら」と話した。

プーケット島のバンタオ・ビーチにあるホテル「ラグーナ・ビーチ・リゾート」に宿泊している東京都の女性会社員 (41) は、午前10時(日本時間正午)過ぎ、泳ごうとして浜辺に出た。急に波が引いて、カニや魚が置き去りにされた。面白がって遊んでいたら、周りの人が何か叫び始めた。

沖を見ると、波が迫ってきていた。あわてて、50メートルほど離れたホテル目指して引き返し、途中で目に入った高さ約1メートルのブロック塀によじ登った。「お願いだからこれ以上来ないで」。波はブロック塀の真ん中ぐらいまで水位を上げた。

千葉市の柿谷義郎さん (61) は、島西部のホテル「メリディアン・プーケット・ビーチ・リゾート」のテラスで家族と朝食中だった。

「遠くの海が少しずつ茶色く染まるのを見て、何かと思った」

港の船が次々、沖合に急発進して避難した。津波だ。ホテルのフロントは「ビッグウエーブ!」と叫ぶ観光客の声が飛び交い、パニック状態になった。

車に乗り込み、高台に避難した。海岸を振り返ると、波が海岸沿いの繁華街を覆っていた。湾内で、ヨットやボートが渦巻き状にクルクルと舞っていた。

島の南側にあるホテル「エヴァソン・プーケット」スタッフの遠藤さつきさん (25) は「宿泊客は約500人。外出などで安否が確認できない人が3分の1ほどいる。電話がつながりにくくて大変」と話した。

(12/27 00:47)

Sankei Webより
JTB、135人の無事確認 インド洋の大津波

インド洋の大津波被害で、JTBは27日、旅行客141人のうち135人の無事を確認した。

同社によると、午前3時50分現在、タイ・プーケットへの旅行客は125人で、うち123人の無事を確認。残り2人については船上泊のツアー中のため「おそらく無事」としている。

モルディブへの客16人のうち12人の無事を確認。残り4人の安否の確認を急いでいる。

今後の被害地へのツアーは、予定通り実施する方針。

(共同)

(12/27 09:08)

Sponichi Annexより (画像あり)

バンコクの日本大使館に26日夜までに入った連絡によると、津波に襲われたタイ南部プーケットなどで日本人観光客約20人が行方不明になっている。うち10人は目撃者などの話から、波にのまれた可能性が強いという。

日本人観光客が行方不明になっているのは、プーケットとその北側にある新興リゾート地カオラック、プーケットの東方沖約50キロに浮かぶピーピー島の3カ所。

このうちプーケットで4人、ピーピー島で4人、カオラックで2人の計10人は、一緒にいた家族や友人の話で、津波の際の波にさらわれたとみられる。

同大使館では館員をタイ南部に派遣、情報収集にあたっている。一方、タイ政府は海軍の艦船を南部海域に派遣し、負傷者の救助や不明者の捜索を進めている。(共同)

読売オンラインより

海岸散歩中、いきなり大波…ベルギー男性恐怖を語る

【プーケット島(タイ南部)=川辺徹】「はるか沖からだんだんボートが近づいてくる。何だろうと思っていたら、いきなり大波にのみ込まれた」――。海岸を散歩中に津波に襲われたベルギー人男性 (60) は、プーケット島中心部のバンコク病院で、その瞬間の恐怖を語った。波は5メートル以上あったという。

同病院の緊急治療室には、頭を大きく切ったり、手足に大きなアザのある観光客が運ばれてきた。日本人観光客で津波に襲われた8人もいた。Tシャツ姿のカップルは、廊下のマットレスに横たわり、取材に「おことわりです」と一言だけ、力無く応じた。

プーケット島は南北約50キロ、東西約20キロのタイ最大の島。リゾート地として人気が高い。

(2004/12/27/02:52 読売新聞 無断転載禁止)

TBSより (動画あり)
タイの日本人大使館、現地に職員派遣

大きな被害が出ているタイ南部のプーケットからの報告です。

津波の被害から一夜明けましたが、行方が分からなくなっている日本人に関する新たな情報は、今のところ入っていません。

打ち上げられた船や、押し流されたり横倒しになった車がそのまま放置されています。 地元住民の中には高台に避難して夜を明かした人も少なくありませんでした。海上ではこの後、行方不明者の捜索などが行われる予定です。

プーケット周辺での死者は300人近くに上っていますが、今後、さらに増えるものと見られています。 現地の病院に日本人を含む多くのケガ人が収容され、手当てを受けています。

津波発生当時、ビーチにいて津波にのみ込まれたものの、近くにいた人に助けられたという男性に当時の状況を聞きました。

「急に引き潮になった。おかしいなと思ったら、急に波が来た。足をだいぶ切った」(津波に巻き込まれた日本人男性)

タイの日本大使館によりますと、行方が分からない10人程度の他にも、連絡が取れない人がいるということで、大使館では職員を現地に派遣して、所在の確認を急ぐことにしています。(27日 9:48)

TBSより (動画あり)
津波被害、タイで邦人10人前後が不明

スマトラ島沖で起きた地震では、多くの日本人が巻き込まれた可能性があります。

外務省によりますと、まず、タイのプーケットやその周辺では10人前後の日本人が津波に巻き込まれた可能性があるということです。 この10人のうち5人くらいは子供だということです。

この中にはバンコク駐在の日本大使館員で、休暇でカオラックという海岸の町に来ていた吉野貞行 一等書記官とその長男も含まれています。

また、スリランカ南部の町ハンバントタでは、8人から10人の日本人と見られる遺体が収容されたという情報があり、外務省の職員が確認中です。

スリランカでは、9人のアジア系と見られる遺体が空港に収容されたという情報もあります。

外務省が大手旅行会社6社に対し、ツアー客の安否を確認したところ、タイのプーケットやスリランカ、モルディブなどに旅行している552人の日本人のうち、509人の無事を確認したということです。(27日 9:49)

Sankei Webより
沖合では津波に気付かず 日本人ダイバーら無事戻る

タイ・プーケット島のダイビングショップでは、津波が起きていることに気付かずに日本人ダイバーらが沖合に船で向かい、ダイビングをした後、全員無事に戻った。同行した従業員の男性 (36) は「沖合にいたので運がよかった。ビーチにいたら波にさらわれたかもしれない」と話した。

日本人のダイバー12人を乗せてプーケット島を出発したのは現地時間の26日午前9時前。石田さんによると「波の立ち方や海面の動きがいつもと少し違っていた」と話すが、大きなうねりに遭うこともなく正午すぎに約45キロ沖のポイントに到着、約40分間、ダイビングをした。その後、店との無線連絡で津波発生を知り、2回潜る予定を1回で切り上げて急きょ引き揚げたという。(共同)

(12/26 23:14)

ロイターより

2004-12-27 10:48:10 | 記事スクラップ
ロイターより (画像あり)

[コロンボ 26日 ロイター] インドネシアのスマトラ島沖で26日マグニチュード (M) 8.9大地震が発生、津波などにより、スリランカ、インド、インドネシア、タイで推定1万1300人が死亡した。 津波は最大で高さ10メートルに達した。

(中略)

タイのリゾート地プーケットも大きな被害を受け、タイ政府によると、同国では少なくとも392人の遺体を回収。最終的な死者数は1000人に達する見通しという。

毎日新聞より

2004-12-27 10:26:29 | 記事スクラップ
毎日新聞より

スマトラ地震:
大津波、無防備の人々のみ込む
インド洋沿岸各地を突然襲った大津波が、無防備の観光客や現地の人たちをのみ込んだ。インドネシア・スマトラ島沖で26日に発生したマグニチュード (M) 8.9の巨大地震による津波で、犠牲者は8700人以上に達するとみられる。年末の観光シーズンで、多くの日本人が訪れていたリゾート地も被災。タイ南部では日本人が津波にさらわれたとの情報もあり、重軽傷者も出ている。27日未明になっても安否の確認は進まず、外務省や旅行会社は対応に追われた。

■プーケット
日本人が多く訪れるプーケット島に近いタイ南部・クラビ市内の国立病院には、同島などで負傷した観光客らが、水着姿のままヘリコプターなどで次々と搬送された。プーケットの海岸にいて顔などをけがした日本人会社員 (45) =横浜市=は「ホテルのビーチでくつろいでいたら、突然大波にのみ込まれた。何がなんだかわからなかった。割れたガラスなどで切ったと思う。泳いでいた人たちは皆助からなかったのでは」と語った。妻は「突然、沖でボートが浮き上がり、近くの小島ほどの高さに達したように見えた。ボートはそのまま吸い込まれるように波の陰に隠れた。慌てて逃げた。あとは覚えていない。気づいたらビーチの木に体がひっかかっていて助かった」と話した。

また、クラビ南部のホテルに滞在していた日本人女性 (35) =香港在住=は、夫 (35)、子供2人と大波に襲われた。「夫と長男は浜から津波にさらわれた。長男は無事だが、夫は足の骨が飛び出る大けがを負った。ヘリコプターで搬送の際、夫と離れ離れになった。パスポートなども全部ホテルに置いたまま。これからどうすればいいのか」と途方に暮れていた。

プーケット島西部でアパート兼レストランを経営する葉山泰弘さん (51) の友人の50代の日本人男性は、津波から逃げる途中で足に軽傷を負った。ビーチ近くの「プーケット病院」では、死者が収容されずにフロアに放置され、けが人でごった返していたという。

レストランは、海岸から約300メートル離れた場所。葉山さんは「茶色に濁ったひざ上の高さの津波が玄関近くまで押し寄せた。数時間後に第2波が来て、5階建ての屋上に逃げた」と話していた。

同島西部パトンビーチで長期滞在型リゾートホテルを経営する毛利幸恵さん (36) は「ダイビング・クルーズのため沖合の船に寝泊まりしている日本人がおり、心配だ」と話した。

仙台市の東北大大学院生、古田智弘さん (28) はプーケット島西海岸で津波に遭った。「海を眺めていたら突然5メートル以上はある波が押し寄せてきた。恐怖を感じる間もなかった」と話す。波打ち際から10メートルほどの露店にいたが、50メートルほど後方のホテルに走った。50人ほどの欧米人も悲鳴を上げながら逃げた。津波警報は聞かなかったという。

同島は、インド洋を望むアンダマン海に浮かぶ国際的リゾート地。現地旅行代理店によると、日本からも年間約10万人が訪れ、雨期後で波が穏やかな12~4月がベストシーズンという。【クラビ(タイ南部)竹之内満、高橋昌紀】

各記事の整理&保存 (12/27 8:30収集分)

2004-12-27 09:59:14 | 記事スクラップ
中日新聞より
プーケット島に近いクラビ島沖では、約100人の観光客を乗せた観光船が転覆し、全員海に投げ出された。近くを航行中の別の500人乗り観光船との連絡も途絶えている。「数十隻の船と連絡が取れない」。タイ政府関係者がテレビで語った。

NIKKEI NETより
プーケット島の道路は各地で寸断された。海岸から遠く離れたホテルまで津波が押し寄せ街灯や電柱が倒れて商店街にも大きな損害が出た。現時点での被害額は1億バーツ(約2億7000万円)。

NEWS EVEより (動画あり)
タイ政府の26日夜の段階でのまとめによりますと、被害は死者258人、行方不明者400人、ケガ人5200人にも上っています。

Yahoo! JAPAN NEWSより (画像あり)
リゾート地として知られる南部のプーケット島などが津波に襲われ、外国人観光客を含む少なくとも310人が死亡。

Yahoo! JAPAN NEWS 「盛り上がる茶色の海、街と人飲み込む…プーケット島」より

「盛り上がった茶色い海水が、レストラン街をのみ込んだ」。2日にスマトラ沖から広がった大津波は、インド洋沿岸の国々に未曽有の被害を広げた。

年末の旅行先として日本人に人気の高いタイ・プーケット島を中心に、在タイ日本大使館には、約20人の邦人が行方不明との情報も寄せられている。

「波にのまれた」「ホテルにいて流された」。国際電話がなかなか通じない中で、国内の旅行会社は、未明まで観光客の安全確認に追われた。

プーケット島で最も被害の大きかったパトンビーチ。ホテル「ナナイ・ビラ」を営む毛利幸恵さん (36) によると、レストランや土産物店がひしめく2本のメーンストリートは、水浸しで「壊滅状態」という。タクシーやトラックが店舗に飛び込み、真っ二つに割れた船が路上に打ち上げられていた。

千葉県の柿谷義郎さん (61) は、「パトンのレストランで、海が真っ茶色に盛り上がったので、『津波だ』と叫んだ。急いで家族と車に乗り込み、一目散に逃げた。水が引くと、町はがれきで埋まっていた」と、本紙の電話取材に語った。

パトンで旅行会社を営む加古百絵さん (30) によると、高さ5メートルの津波が2回襲ってきた。ずしりと重量感のある波で、海岸を歩いていた人たちが流され、その後、海岸に打ち上げられたという。

1時間後に救急車が到着したが、道路が水浸しで現場に近づけず、住民らが協力して息のある人から運んだ。50人ぐらいが亡くなったという。

同島カロンビーチのホテル「カローナ・リゾート&スパ」の大音直子さん (32) は、屋外にいた客の悲鳴で津波を知った。

「ビーチとの間の道が濁流にのまれて、大きな乗用車も流されていた。ホテルが高みにあったので、皆さんが必死に逃げてきた」

朝の地震に気付いてはいたが、津波に関する情報は何もなかったという。津波の後、地元警察から余震に備えるよう警告が出た。

一方、同島の南にあるクラビ島を訪れていた語学留学生、今野秀彦さん (35) は、ボートに乗り込もうとしたところ、現地の住民から、突然、「乗るな」と呼び止められた。

海を見ると、水平線は真っ白。大岩を洗う高さ10メートルの波だった。数百人はビーチで見物していたが、夢中で逃げた。

「そこに水が押し寄せて、車が転覆している様子がテレビに映っていた。怖くなって鳥肌が立った」と語った。

(読売新聞) - 12月27日2時34分更新

Sponichi Annexより (画像あり)

「タイに家族が出掛けているが何か情報はないか」といった外務省への問い合わせの電話は同日夜までに100を超えた。午後11時すぎ、報道機関が日本人約20人がプーケット島などで行方不明と報じると、同室の電話は一斉に鳴りだした。普段着姿で休日出勤した職員たちは「そうした情報はまだ確認していない。タイ南部は人気のリゾート地で邦人は多い。無事でいてくれればいいが」などと話していた。

医療活動を行う医療チームは27日午前に成田空港を出発、バンコク経由で現地入りする。

チームは医師、看護師、薬剤師らで構成。外務省によると、スリランカ全沿岸部で大きな津波被害が発生し、スリランカ政府から医療チーム派遣と緊急物資供与の支援要請があったという。外務省はインドネシアなど他の国にも支援受け入れの意向を聞いている。

一方、プーケットに約90人の客を送り込んでいるJTB (東京) は、現地と連絡を取り安否を確認。同社広報室は「今後のツアーを取りやめることは考えていない」としているが「27日からはキャンセルの動きが出てくるかもしれない」と心配する。

近畿日本ツーリスト(東京)も両地域に約130人が滞在しているが、波にさらわれたなどの情報は入っていないという。

タイ航空関西空港支店には飛行機の運航予定や現地の様子を尋ねる問い合わせが殺到した。きょう27日未明に同空港を出発するプーケット経由バンコク行きは約200人が搭乗予定。遠矢浩和旅客課長は「約130人がプーケットで降りる予定だが、宿泊先が確保できない。相当のキャンセルが見込まれる」と話した。

Sankei Webより (画像あり)

楽園のみ込む恐怖 高さ10メートルの津波 プーケット
海岸線から100メートル

高さ十メートル級の大津波が押し寄せ、犠牲者は時間を追って増え続けた。「子供たちが津波にさらわれた」「情報がなく状況を把握できない」。インドネシア・スマトラ島沖の地震による津波は、日本人観光客も多いリゾート地のタイ・プーケット島などを襲い、日本人二十人が不明との情報に外務省や旅行会社は緊迫のなか、安否確認に追われた。逃げ惑う観光客らの足元には一瞬のうちに水が迫り、ビーチからは負傷した人々が次々に運ばれた。

【バンコク=岩田智雄】日本や欧米からの観光客がクリスマスと年末の休暇を楽しむタイの一大リゾート地、プーケット島は二十六日、突然の巨大津波で様相が一変した。プーケット島南部のホテルに宿泊していた日本人会社員の男性 (24) によると、津波はビーチと国道を乗り越え、海岸線から約百メートルのホテルの敷地まで及んだ。

波に、駐車していた車やパラソルなどがのみ込まれる。ビーチには、割れたガラスの破片が散乱し、けがをした観光客が大挙してホテルに押し寄せる。なかには担架で運ばれる人も。津波の影響で市街地は断続的に停電し、緊急車両のサイレンが鳴り響いている。

この男性と一緒に宿泊していた会社の同僚五人は、この日午前八時半に近くのコーラル島へ観光船でわたったが、安否の確認がとれていないという。男性は「無事だといいのですが」と心配そうに話した。

ビーチに近いホテルでは一階部分が海水で水浸しになったまま。宿泊客は避難する予定だが、プーケット空港が閉鎖されており、空路の復旧を待つしかない状況だ。

プーケット島の東約百キロのリゾート地クラビ島では、ピピ島から向かっていた観光船が転覆し、乗客が海に投げ出された。この船に乗っていたとみられる日本人男性から「子供二人が海に投げ出された」との連絡が入り、バンコクの日本大使館に緊張が走った。

クラビ島のビーチ沿いのホテルでは津波のあと町が水浸しになり、観光客やホテルの従業員が建物の屋上などに避難したという。日本大使館では「現地とは電話が通じにくく、被害が大きいかもしれない。町は水浸しでパニック状態に陥っているようだ」と話した。



■邦人200人以上確認急ぐ

日本人不明の情報に外務省や国内旅行会社には安否を心配する家族らからの電話が殺到。現地は道路が寸断され通信状態も悪いなか情報収集や対応に追われた。

外務省が設置した緊急連絡室では、十数人の職員が日本人の安否確認や問い合わせへの対応に追われた。

「タイに家族が出掛けているが何か情報はないか」といった外務省への問い合わせの電話は同日夜までに百件を超えた。午後十一時すぎ、報道機関が日本人約二十人がプーケット島などで行方不明と報じると、同室の電話は一斉に鳴りだした。

普段着姿で休日出勤した職員たちは、「そうした情報はまだ確認していない。タイ南部は人気のリゾート地で邦人は多い。無事でいてくれればいいが」などと話していた。

JTB (東京) は、現地の営業所を通じて確認を急いでいるが、自由時間が多いツアーの客が多いため、確認に手間取っているという。

HIS営業課(東京)によると、同社が主催するプーケット島のツアーに参加している邦人など計八十七人の安否が、通信状況の混雑などで二十七日午前零時を過ぎてもつかめないという。

旅行会社が加盟する「日本旅行業協会」によると、プーケット島の通信事情が特に悪く、また、道路が寸断されているために、現地スタッフが客が宿泊しているホテルまで行くのが困難だという。

また、「個人旅行者については確認するのは困難」と話している。



国内の主な旅行会社の旅行客安全確認状況は次の通り。

【JTB】タイ・プーケット約九十人=約四十人確認

【近畿日本ツーリスト】プーケット百十二人=約百人を確認

【日本旅行】プーケット約百人=約三割を確認

【HIS (エイチ・アイ・エス)】プーケット七十九人=三十五人確認

プーケット津波情報総合 (12/27 8:30)

2004-12-27 08:44:20 | 記事スクラップ
バンコク日本大使館 (12/26までの情報)
プーケット島およびその周辺で、日本人観光客20人近くが行方不明。うち10人が津波にのまれた可能性 (プーケット島と隣のピーピー島で各4人、プーケット北のカオラックで2人)。

タイ政府 (12/26夜まとめ)
死者258人、行方不明者400人、負傷者5200人

タイは地震が少なく、対策がマニュアル化されていないことから、混乱が続いている模様。

【バンコク26日共同】12/26、プーケット空港が閉鎖。再開は12/28以降になる見通し。

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