every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

Watch or Not Such a TV

2013-08-24 | 雑記
「歌は世に連れ、歌は世に連れ」とはいうけれど「お笑い」も世に連れて行くと思う。
『ボキャブラ天国』などの<第三次お笑いブーム>以降、ブームというより完全に定着した(売れている人だけでなく、売れてない層まで幅広い芸人がTVに出るようになった)感のある「お笑い」だけど、丁度その頃と音楽産業が傾き始めたのが同タイミングだし、かつて流行歌・ポップスが持っていた役割はいまや「お笑い」が担っていると思う。

ここでいう「お笑い」は漫才やコントというよりTVでの芸人のフリートークという意味が大きいです。作りこんだネタをTV披露するは<第三次お笑いブーム>より一層厳しくなっているように思えるし。世情を反映したネタがあってもネタが世情に連れだつことは(まだまだ)なさそう。


TVはくだらないモノだという人がいる。

それはその通りだし、見るに堪えないというか見ててイライラするくらい程度の低い番組も多いのも・・・・・・否定できない。つか、そのくだらなさにこそ価値があるともいえる。

だからバラエティにしろドラマにせよ話半分で見るくらいが丁度いいし、NEWSに関しても偏向があるもんだと思って見たほうがいいのかもしんない。

だけれど、世の中も同じくらいくだらないし、だからって生きている価値がないとはいえないように、そこにも意味はある。TV離れが言われて久しいし、地デジ切り替え以降テレビ(装置)を持たない人も多くなってきた。しかし、まだまだTVは世間を移す鏡であるし、なんだかんだいってTV番組は世間の声をレペゼン(代表)している。


くだらないからといって排除してよいわけではなく、くだらないものを受け入れる余裕を持たなくてはダメだ。くだらなさを生きる力を持て。




タイトルの元ネタは此方です ↓

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