カゴシマドライブ

鹿児島を中心に、史跡や風景撮った写真を、コメントと一緒に紹介しています。

尾ノ鼻の狐のお話 @知覧町

2017年02月22日 | 南薩ドライブ

豊玉姫伝説史跡巡りをしているころに、偶然見つけた「尾ノ鼻の狐」のお話。







尾ノ鼻の狐

むかし、古狐が夜通る人をだましていたずらをしていました、そのため、横峯の一郎茶屋では、古狐のいたずらを防ぐために「シロ」という、白毛の大きな犬を飼っていました。ある夜、堂前の権右衛門という人のもとに「今晩横峯のある家に嫁入りするのだが、途中茶屋の前を通るので、狐よけの大犬が吠えると困るから取り押さえておいてくれ」と言う、嫁入りの一行が訪ねました。そこで権右衛門は言われるまま、シロに網をかけて行列が過ぎるまでひかえてあげました。その御礼に権右衛門は両手一杯の小判をもらいました。次の日権右衛門がもらった両手一杯の小判は葉っぱになっていました。また横峯には、お嫁入りの家は一軒もありませんでした。尾の鼻に伝わる狐のお話です。



ここから見える景色↓







このブログにのせるにあたり、場所がどこだったかな?と思い返してみました。

先ほど書いた通り、豊玉姫伝説史跡を巡っていましたので、この場所はてっきり金峰町にあるものだと思っていたんですよね。


google map で探している間「あれ、どこにあったっけなぁ…」と狐につままれたような感じで探していたわけですが、たどり着いたのが知覧町ということで…自分の記憶能力~




撮影年:(おそらく)2003年頃

荒神堂のタブ大樹 @えびの市

2017年02月09日 | えびの市


最近もっぱら島津義弘について調べていまして、義弘ゆかりの地・えびの市まで行ってきました。


木崎原古戦場跡など見て回ったのですが、それはまた後日。。。



以前から見てみたかった「荒神堂のタブ大樹」に行ってきました(^^)/


場所はJR京町温泉駅の近く。住所は宮崎県えびの市大字向江となっています。


住宅街の中にひと際大きい木が。












  <碑文より>
    天然記念物 荒神堂タブの大樹
    推定樹齢五百年と言われ、目通りまわり6.1メートル、根元まわり9.4メートル、樹高9メートルの
    タブノキの大樹。このタブノキは、大樹、巨樹、老樹ということばかりではなく、火災により、
    樹木の中身がほとんど焼失しているにもかかわらず外皮だけで繁茂するなど歴史を秘めた貴重な大樹である。
    市指定年月日・昭和49年1月24日


この火災については、えびの市のホームページ内にあるこのタブの大樹の説明を見ると「樹齢500年の巨樹。西南の役の兵火に遭った。」とあります。


でました。西南戦争。


西南戦争に関係する場所は、(一部)鹿児島県人としては血の騒ぎどころ、ですからね!


まぁそれは置いといて、荒神堂に入ってみましょう。



鳥居の前で一礼。お堂の前に鳥居。たまにありますね。








正面のオシャレな格子がなんとも言えない。ひとまずご挨拶をば。


荒神という言葉をあまり聞いたことがないので、一応調べてみるとパッと出てきたのが「台所の神様」。

よくよく見ると荒神にあたるものは幅広く、中には樹木を荒神とすることもあるというので、この場合はそういうことなのか。。。

詳しくはえびのの郷土史を見てみないといけませんね(汗






お堂の敷地内には別の神様?も。






お堂の敷地内からタブノキを見てみると、





本当にすかすか!!!!!




ちょっと写真じゃ分かりずらいですかね?

角度を変えるとこんな感じ。






幹の根元中央に植えられているのは、万両、でしょうか?





外皮だけでこんな立派な大樹が立っているなんで、さぞかし立派な根っこなんだろうなと思ったとこでした。



タブノキの横には石灯篭のような形のものに、仏様でしょうか?彫られていました。







改めてタブノキを見上げてみました。








それにしても、幹はすかすかしているのにこんなに葉が生い茂るものなんですね。。。

腐朽したり虫が食ってしまってたりしてる部分もあるかもしれませんが、原因は火災によって樹木の中身がほぼ焼失、ですもんね。


守り神が住んでいるのかなぁと思ったりして。


この京町地区の歴史をずっと見守り続けてきて、これからもそうしていくのでしょうね。



見に来てよかったです。