2007-06-10 01:30:28 | Weblog
前々から行きたいと思っていた建長寺に行くべく、支度をして出発しました。
横浜線に乗りますとはす向かいの席に、体格は大人だけれども話し方と動き方が子供のような方と、付き添いのお二人で座っていました。
車内では、その子どものような声がよく聞かれます。 ご本人には、子どものような無邪気な声を出されている自覚をすることが出来ないようです。
じいっと聞いていて、「ああ、どうか・・・」 と、うっすらと目にたまってきました。
周りの目もありはずかしいのですが、どうにもこうにも、表情と一緒に出てとめることができません。 どうしてこんなふうになるのか、自分でもよくわからないのです。
その方達が降りてからは、気持ちを切り替えていきました。
北鎌倉駅についてからは、建長寺を目差して一目山に向かっていきました。
案内板では駅から1㎞と書かれていたのですが、そんなに時間はかかりませんでした。
遠くに黒っぽい門が見えてきて、呼ばれている、招いてくださっている。
こう、思うだけでも、有り難みが湧いてきます。
近づくにつれて、アレ?
鎌倉の寺社はいくつも見てきていますが、ここは来たことがないと、記憶がありませんでした。
(あとで高校の写真部の撮影会で来たのを、うっすらと思い出しました)
受付を過ぎて見渡しますと、大きな三門(三門と書きます)と、遠くには明るい色のした瓦屋根の大きい建物が見渡せます。
土曜日のお昼どきでも人は多くはなく、そこがいいところです。
境内は、スッキリサッパリとしていて、無駄なものがありません。
隅まで手入れをしてあるのがすぐに判りました。
見えるもの、雰囲気が全体的に、落ち着いて鎮(しず)まっているようです。
たしか道路からの入り口には、1時から法話が始まりますと書かれていたのを見かけましたので、1時は過ぎたけど法話の残り少しでも聞ければと三門に行きました。 しかし、誰もいませんでした。
「やっぱり、終わっちゃった」
それでも、立てかけてある案内の看板をみると、紙に「第3回建長寺法話スペシャル」とあり、時間は・・・まだやっているではありませんか !
法話スペシャルだなんて知らなかったので、早く聞きたくなり、途端に足早になりました。
しかし、法話の場所である方丈という建物は奥の方で、そこまでの建物はどうしても見たくなります。
仏殿で御礼を申し上げて、次は法堂(はっとう)に向かいます。
なかには、映像でしかみたことのないお釈迦様の座像がありました。
瞑想、座禅のポーズのようですが、やせ細りアバラの形が浮き出ていて、目がくぼんでいます。
お釈迦様の像は、なにも言わなくても教えてくださいます。
ここまで苦しい行をするのには、相当の強い意志がなければできません。
弱音をはくとか、愚痴をいうとかしなくて、なにもいわずじっと苦しみに耐えていらっしゃいます。
いまの自分は楽ではないけれど、どうしていくべきかが言葉や文字でなく伝わってまいります。
お釈迦様の像の上、天井を見上げますと、大きな龍が天井いっぱいに描かれていています。
こんなでかい龍の絵は、見たことあるだろうか。
大きさと迫力に圧倒されます。
後ろに来たペアの一人の女性が、「爪が5つある」。
よく見ますと五爪で珠をにぎっています。
なんでも龍の絵は、中国では五爪、朝鮮では四爪、日本は三爪と伝わるにつれ、爪の数が減っていったのだそうです。
この龍の絵もじいっと見ていきました。
あとは、そそくさと方丈に向かいます。
さっと席について、ちょうど崇禅寺、岩田真哉和尚の法話からです。
話し方がなめらかで、ときには笑わせ、うなずくことばかりです。
親は子どもを育てているけれど、親は子どもからも教わっている。
教師は生徒に教えているけれど、教師は生徒から教わることもある。
上下の関係のようにみえて、お互いに教えられて、育っていく。
教育の教を供と入れ替えて、供育なのですよ。
向上庵 三ツ井修司和尚 母から子への愛情について。
福厳寺 釆澤良俊和尚 「世尊拈華(せそんねんげ)」の題から、 花の種は、縁があって花を咲かせることができます。 縁に感謝していきましょう。
向上庵 三ツ井宗泉和尚 合掌することの大切さについて。
東学寺 笠龍桂和尚 三昧について。 痛みが強くても、一つに集中すると痛みを感じなくなる。 コシノアヤコさん - 帯状疱疹より。
要点を絞って簡単にひとつずつ書きましたが、法話はもっともっと幅が広く、奥が深いです。
法話を直接聴いていくことで、はじめて身に染みてきます。
聴いていて、あるときは真剣に、あるときは目に涙を浮かべ、あるときは怒り、あるときは笑う。
午前から午後まで14人の和尚様が話されていったようです。
話には、ご自分の宗がいかにすぐれているとか、宣伝のようなもの、入信への誘いは一切ありませんでした。
当たり前です。
真に大事なこと、大切なことを力を込めて話されていました。
姿勢は禅によるものか、背中が独特のかたちになっていました。 それが、語っています。
禅の和尚様からお話を聴きますのは、考えてみますと生まれて初めてです。
この日の事は、一生忘れないことでしょう。
釈迦苦行像写真掲載 (参考)
http://www.arslonga.jp/monthly/hand/hand024.html
昨日と一昨日は、自宅でガンジー [ 1982年・イギリス/インド GANDHI ] と、 十戒 [ 1956年・アメリカ THE TEN COMMANDMENTS ] を許す時間、観させて頂きました。
3/30は、これも許す時間、風と共に去りぬ [ 1939年・アメリカ GONE WITH THE WIND ]を。 【BS2】
良かったです。
ありがとうございました。
「 十戒 」と「 風と共に去りぬ 」は、各民放さま放映でも鑑賞してまいりました。 「 風と共に去りぬ 」は、80年代後半に祖母と二人で観た思い出があります。
名画は何回観ても感慨に浸れるのです。
[ 記事 END ]
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〈 " 禁足地、入るべからず " 〉
http://web.archive.org/web/20130410010329/http://youkey.hanagasumi.net/zatudan/zatudanpage/z-09.html
http://www.wa.commufa.jp/~anknak/kyoukun222.htm
https://blog.goo.ne.jp/whitsunday_third/e/〔090127〕
、依り代になる肉体たちを消滅、あるいは壊してシマッタ。
https://blog.goo.ne.jp/mission_w/e/〔121005〕
( https://ejje.weblio.jp/content/crisis )
〉
「 こういう人たちが精神病として扱われた場合は悲惨です。 大ゲサにいえば、キリストをはりつけにするような愚かな行為といえるかもしれません。 」
「 今の社会システムはこのような規格はずれの人を否定するメカニズムが働いているようです。 現在、世界を支配している精神は、このような高次の意識の目覚めを望んでいません。 」
キリストをはりつけにするような愚かな行為...
https://www.google.co.jp/search?q=磔
https://www.google.co.jp/search?q=Christ Crucifixion
https://blog.goo.ne.jp/mission_s/d/20110216
〉 ぐうぜんにも操作NO指がスベッテシマイ。 ..マタデスカ
...http://www.youtube.com/watch?v=sFXGrTng0gQ
https://blog.goo.ne.jp/mission_s/d/20110302
〉 Laputa でましたので プロモ
...http://video.ultra-zone.net/w/8Ma65PO4kiA [ 公開日 1984年3月11日 ]
..[ 大.海嘯 ] [ 風の谷のナウシカ#あらすじ ]
[ https://ja.wikipedia.org/wiki/東北地方太平洋沖地震 ]
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https://www.google.co.jp/search?q=観音信仰 御利益
https://www.google.co.jp/search?q=観音 観る
https://www.google.co.jp/search?q=抜苦与楽 南無観世音菩薩
https://www.google.co.jp/search?q=心経奉讃文
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地元 鎮守 〔..挿絵....(..postcard..)...〕
[ 菅原神社 拝殿 / 画 上田博昭 様 ] ( 筆者 若干 arrange )
[ 同. 鳥居 桜 / ペン画 上田博昭 様 ]
201112 16:09