今治 あれや、これ

気の向くままに・・・

いたどり(虎杖)

2005-04-25 10:34:52 | Weblog
●今朝、歩いていると道路の傍らに「いたどり」を見かける。この辺りの方言では「はいた」とも言う。山の砂礫地に多く見られる。「痛取」と書かれることがある。若葉をもんで擦り傷などにすり込むと出血が止まり痛みも取れるということが言われているからだ。生薬名や俳句の季語としては「虎杖」と書いて、いたどりと読ませる。表皮から糸状のものを採るので「いとどり(糸)」と呼ばれ、しだいに「いたどり」になった。漢字の「虎杖」は漢名で、「杖」は茎で、 「虎」は若い芽にある紅紫色の紅斑点が虎のまだら模様の皮に似ているところから付けられているようだ。 大阪での呼び名は「スカンポ」です。
≪薬効≫
根は漢方薬として用いられます。根または果実を天日乾燥させて用います。11月~12月に採集します。利尿、便秘:根を煎じて飲みます。1日量15~20g消化不良、胃弱5gの根を煎じて飲みます。せき:5gの根を煎じて煎じて飲みます「コジョウコン(虎杖根)」
≪料理法≫
保存の時と同様に皮をむき、短冊切りにして酢の物、マヨネーズ和え、煮浸しなどで食べます。
先端の新芽はゆでてしばらく水にさらし、三杯酢で食べます。等と書かれているが、我が家でも昨年は何度か食卓に上った。でも私の好みではない。
吉田 晃の句に「いたどりの三寸ばかりへ風軽し」とある。