多摩街歩き

GPSの付いたカメラを持って多摩の街を歩いています。

立川崖線(東府中~西調布)

2014年03月29日 | 立川崖線/青柳崖線

急に暖かくなったので、3月23日に立川崖線を歩いてきた。京王線の東府中駅と西調布駅の間だ。
立川崖線と書いたが、前半の府中市内の部分は府中崖線、後半の調布市内の部分は布田崖線と呼ばれている。

今回の地図はこちら。(新しいウインドウが開きます)
(kmlファイルはこちら。ダウンロードしてGoogle Earthで開いてください)

例によって黄色のマーカの足下がカメラの位置で、赤の扇形がカメラの向きを示している。
青の線が地形から読み取った崖線の位置だ。線の北側が中位の段丘面(立川面)で、南側は多摩川に続く低地だ。
赤茶色の細い線は今回の徒歩経路だ。

東府中駅で電車を降りて南に向かう。府中競馬場が見えてくるとそこはもう段丘崖(崖線)だ。

写真1

崖線ではおなじみのY字型の分かれ道だ。右は崖線の下へ、左は崖線の上に続いている。左の道で、崖線の上側を歩くことにする。

写真2

早咲きの桜だろうか。南向きの斜面の上で、ここはもうすっかり春だ。

写真3

家の間に下の面が見える。遠くに見えるのは多摩川の対岸の丘陵地帯だろうか。

写真4

段丘崖の林が残っている。落葉した林というのはちょっと寂しい。

写真5

崖線の上に続く道が道路を跨いでいる。下の道は新小金井街道だ。幹線道路は段丘を削って直線的に伸びていく。

写真6

またY字型の道だ。昔からの道は地形に逆らわない。ここでも上の道を進もう。

写真7

ハクモクレンも梅も満開だ。

写真8

崖線の林を下っていく階段がある。

写真9

墓地の脇に小道がある。奥は林になっているようだ。行ってみよう。

写真10

急な下りがある。この部分は段丘面(立川面)の一部が削られて低くなっているらしい。

写真11

段丘崖の下に出た。この東で崖線は途切れている。東に進んで、崖線の続きを探そう。

写真12

斜面に竹藪。どうやらここが崖線の続きのようだ。

写真13

崖を上る踏み分け道がある。上ってみよう。

写真14

急に視界が開けた。やはりここが崖線だ。もっと東に進もう。

写真15

踏切がある。西武多摩川線らしい。もっと東に進む。

写真16

お寺の門前に大木がある。「本願寺のサイカチ」とのこと。

写真17

道の右も左も林だ。この道は段丘崖の途中なのかもしれない。

写真18

崖線の上の道が途切れてしまった。この階段を下りて崖線の下に出るしかなさそうだ。

写真19

段丘崖の下の不思議な光景。左の家々は段丘崖に半分乗っかったような作りなのだろう。

写真20

段丘崖を上る階段がある。行ってみよう。

写真21

なるほど、家の後ろは段丘崖だ。

写真22

大きな階段があった。下りてみよう。

写真23

緑地がある。「布田崖線緑地」として崖線の林を保全しているらしい。最初にも書いたが、このあたりでは立川崖線のことを布田崖線と呼んでいるようだ。

写真24

水路がある。この少し先で府中用水に合流している。崖線の下の湧き水を灌漑に利用していた名残だろうか。

階段を上って西調布駅に向かい、帰路についた。