昨日、地元出身の厚生労働副大臣に団体より請願書を提出した。
地元で15分足らずの時間ではあったけれど、理事会で話聞いていただきました。
請願の趣旨
現行の福祉制度では福祉サービス従事者が減少し、重度障害者が地域で安心して暮らせないので、改革をお願いします。
請願事項
・重度訪問介護の待遇改善
・65歳の介護保険移行問題
・訪問介護事業所の介護報酬のベースアップ
処遇改善費ではなく
・ケアマネージャーの増員
更新制の廃止
請願理由について
・重度訪問介護の待遇改善
障害区分6では時間数が少なく、重度訪問介護にせざるをえなくなります。しかし、重度訪問介護の報酬単価が、ほぼ身体介護にも拘わらず家事援助と変わりません。そのため重度訪問介護を扱っていない事業所も多いので、重度訪問介護の待遇を改善していただきたい。
・65歳の介護保険移行問題
障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスを受けている人が、65歳を迎えると介護保険に移行するように言われます。しかしながら、それまで居宅介護、訪問看護、ディサービス、ショートステイ等のサービスが別々に支給されていたものが、介護保険になると介護度による総支給額を、それぞれのサービスに分けて利用する事になります。それでは、障害者にとっては時間数が足りず日常生活がおくれません。
65歳になると親にも頼れず自身も衰えるので、65歳以前から障害を持っている人は、介護保険に移行しなくていいようにして欲しいのです。
・訪問介護事業所の介護報酬のベースアップ
昨年4月より介護報酬が引き下げられ居宅介護事業所が経営困難になり、閉鎖に追い込まれる所も出ていて、自宅で暮らす障害者が困っています。
各事業所が処遇改善で不足分を補う形になっていますが、様々な研修とか条件がありますので、処遇改善ではなく介護報酬のベースアップお願いしたいのです。なおそれに伴い在宅サービスの支給限度額も引き上げていただきたいのです。
介護報酬のベースアップをしていただいただけでは、サービス時間が減ることになります。
・ケアマネージャーの増員
介護保険は、ケアマネージャーの介護計画に基づいて介護保険が使われますが、ケアマネージャー不足で介護保険が使えないという現状があります。ケアマネージャーの更新制度により更新しないで減るということもあります。
国会で討議されていると聞きましたが、ケアマネージャーの更新制度の廃止をお願いします。