WFWP岐阜県連合会ブログ

国連NGO 世界平和女性連合

国連「国際女性ディー」に寄せて

2013-03-11 | イベント
 昨日は、WFWP岐阜県第一連合会では、3/8の国連国際女性ディーによせて、各国から岐阜に滞在している女性たちに集まって貰い、日本に対する忌憚ない意見を交換しました。テーマは、「世界の女性たちは語る」。国籍は、パラグァイ、韓国、フィリピン、中国、ミャンマーなど。熱弁が飛び交い、休憩時間もとれない程でした。最後は、モンゴルの民俗衣装での馬頭琴演奏。ただし日本人Fさんです。なぜ3/8に婦人ディーが決められたのか。これは、NYで100年以上前、女性の選挙権などの差別撤廃を訴え、3/8「パンとバラ」の行進か行われたことに始まりました。

 まず、皆の関心のあるミャンマーの現状から。留学生Pさんのコメントは、以下のようです。スーチンさんが解放されて、確かに多くの変化があった。以前は女性の人身売買があったがなくなった。また、田舎の人は学べなかったがそうでなくなったこと。スーチンさんのおかげで自由になれ、命からがら亡命し、電話を盗聴されていた人も帰ってきた。母国には日本語を学びたい若者がたくさんいる。帰国したら日本のことを伝えたい。

 パラグァイのDさんは、日本の行き過ぎた性教育を何とかしてほしいと訴えています。母国では考えられない本があふれている。子供が見ないかととても心配。安倍首相に何とかしてと手紙を書きたい。どうすればいいのか。これがあたり前と思ってほしくないのに・・・日本はあたり前になっていることが心配。

 フィリピンのKさんも同意見です。Dさんと同じでポルノ雑誌販売を何とか法律で規制してほしいということ。
 また、老人問題については、出席した外国人全員老人ホームなど考えられない。皆家族が同居すべきだと言っています。同居していても、食事が別の日本人家庭にも驚きを隠せない様子でした。

 韓国のKさんは、長くミャンマーに言いたかったことがあったとを言えて、この日すっきりしたようです。1983年にミャンマーでラングーン事件があり、韓国人国会議員が多数殺害されました。大統領は危機一髪で免れたのですが・・・犯人は北朝鮮の人たちですが、場所がミャンマーということで彼女は気にかかっていたのです。Pさんは何も知らなかったという返事でした。

 まだまだ語りたい内容が山のようにあったのですが、時間切れとなり、馬頭琴の演奏に移りました。弦が2本で全音階が奏でられる不思議な楽器。楽器の先の部分に馬の形があり、そこから馬頭琴と呼ばれるようになりました。Fさんは、卒業シーズンは学校から呼ばれることが多く、教科書に「スーホの白い馬」が載り、更に忙しくなったようです。我が家にもその絵本はありました。

本日は、東日本大震災から2年経過した日。各地で追悼行事が行われているようです。

     

   
    ミャンマーの留学生Pさん 左から二人目 左は馬頭琴奏者

     
     左から、日本人、韓国人、パラグァイ人、2人おいて、フィリピン人、中国人

            
             馬頭琴演奏をするFさん