オリンピックが終わった。
過去最高の新型コロナ感染者と莫大な赤字を残して。
あっ、過去最高のメダル数もあったんだった。
そして、内閣支持率は危険水域に達している。
これって「お祭りマンボ」状態ではないかと思えたので、紹介したい。
「お祭りマンボ」は、天才歌手と言われた「美空ひばり」が昭和27年に発表した歌謡曲(流行歌)で、洒落の効いた傑作。
リアルタイムで聴いたことがある人は、それほど多くないと思われるが、カバー曲として知っている若い人もいるようだ。
ジャニーズjrのユニットグループ"忍者"が歌った「お祭り忍者」という曲の原曲でもある。
歌詞を紹介すると、
お祭りマンボ
原六朗作詞・作曲・編曲
私の隣のおじさんは
神田の生まれで
チャキチャキ江戸っ子
お祭り騒ぎが大好きで
ねじり鉢巻 揃いの浴衣
雨が降ろうが 槍が降ろうが
朝から晩まで おみこしかついで
ワッショイ ワッショイ
ワッショイ ワッショイ
景気をつけろ 塩まいておくれ
ワッショイ ワッショイ
ワッショイ ワッショイ
ソーレ ソレソレ お祭りだ
おじさんおじさん 大変だ
どっかで半鐘がなっている
火事は近いぞ スリバンだ
何を言っても ワッショイショイ
何を聞いても ワッショイショイ
ワッショイワッショイ
ワッショイワッショイ
ソーレ ソレソレ お祭りだ
そのまたとなりのおばさんは
浅草育ちで チョッピリ美人で
お祭り騒ぎが 大好きで
粋な素足に 絞りのゆかた
雨が降ろうが 槍が降ろうが
朝から晩まで お神楽見物
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
おかめと鬼が
はんにゃとひょっとこが
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
ソーレソーレ ソレソレお祭りだ
おばさんおばさん 大変だ
おうちは留守だよ からっぽだ
こっそり空き巣が 狙ってる
何を言っても ピーヒャラヒャ
何を聞いてもテンツクツ
ピーヒャラ ピーヒャラ
テンツク テンツク
ソーレ ソレソレ お祭りだ
(ここでスローテンポに)
お祭りすんで 日が暮れて
冷たい風の吹く夜は
家を焼かれた おじさんと
へそくり盗られた おばさんの
ほんにせつない ため息ばかり
いくら泣いても かえらない
いくら泣いても あとの祭りよ
ー
おじさんとおばさんを、あの二人(総理と都知事)に置き換えてみると、今回のオリンピック「狂想曲」となる。
おじさんの"生まれ、育ち"とか、おばさんの"ちょっぴり✖️✖️"などは違ったりするけど。
国民の声を聞く耳を持たず、まずはオリンピックありきで突っ走り、結果としてコロナ感染を広げてしまった。
目指していた支持率アップは逆に下がってしまい、かさんだ経費をどこが負担するのかなど課題も残した。
出るのはため息ばかり。
ああ、「あとの祭」。
という構図が浮かんだのであった。
パロディはここまで。
政治の今やるべきは、コロナ感染をこれ以上拡大させない。皆んなの命を守り生活を支えるための政策を作り、それを実行することである。
"あとの祭り"という訳にはいかない。
国会を閉じるなんてもっての外。
政権は、自らの保身のためにあの手この手で、巻き返しを図ることにしか関心がないように見える。オリンピック然り。
政権にとって、選挙で勝てば、オールOKなのか。(本来はそうではない筈だが)
そうはさせないためには、自分達の権利を行使すること、つまり投票に行くことが何よりも大事である。
下がったといえども、内閣支持率は30%ある。
選挙になると、なにしろ与党には潤沢な資金と信心深い方々という強力なパワーがあるのだ。
ちなみに、認知症の母96歳に、「お祭りマンボ」知っとる?と聞いてみたが分からず。
しかし、"ワッショイワッショイ"と言うと知っていた。
オリンピック強し?