きのう気象庁から、3月の天候のまとめが発表されました。
(気象庁ホームページより)
まず目立つのは、関東甲信地方を中心とした、記録的な高温
甲府や宇都宮など全国26地点で、
3月の平均気温の高い方からの一位を更新しました(タイ記録を含む)
とくに甲府は、平年より3.2度も高い11.2度!
これは4月上旬の気温に相当し、3月から春本番がやってきたことがデータからもわかります
ちなみに東京は平年より2.7度高い12.1度、2002年(12.2度)に次ぐ高い記録でした。
3月最後の週末30日(土)、31日(日)のきびしい寒の戻りがなければ、
2002年の記録を更新していた可能性も十分にありました
2002年といえば、各地でこれまでもっとも桜の開花が早かった年でもあります。
今年の桜が記録的に早かったのも、3月の記録的高温が大きく影響したことがわかります。
ところで北に目を向けると、北日本の日本海側は、実は3月も平年よりも寒くなりました
3月はじめに暴風雪に見舞われるなど、関東甲信などの記録的高温とは対照的。
きょう4月2日の午前9時の積雪は、札幌で70センチ(平年は約20センチ)。
北海道では、まだ2メートル以上の雪が残るところもあります
(札幌管区気象台ホームページより)
新年度早々の東京の葉桜、そして対照的な例年以上に多く残る北海道の雪は、
初夏と真冬の空気が入り乱れた3月の名残の景色といえそうです。
(花散らしの雨の、東京都内)