Woody Bar チュー太郎

since 1982.7.9.

アイリッシュと映画

2019-06-03 11:47:28 | ウイスキー


 ワオ、なんと13か月ものご無沙汰でした。
もうちょっとマジメにせんとね。
ということで、これから、せめてシューイチくらいでの投稿を目指します。
と、これまで何十回反省したことか・・・



 さてと。

 酒が登場する映画はたくさんありますよね。
その中で、今も記憶に残っているものがあるんです。

が、そのタイトルが分からない。
多分、アイルランド映画で、アル中のダメ男が展開する日常生活を描いたペーソス溢れる佳作だったのですが。


 そこに常に登場するのが、このウイスキー。





アイリッシュ・ウイスキーと言えば、昔はブッシュミルズが代表的なそれでしたが、どうも最近はジェムソンのような雰囲気なんです。
勿論、その映画でもこいつなんです。


 昔は、ジョン・ジェイムソンという名前だったと記憶しているのですが、ジョンが取れて、ジェイムソンではなくジェムソンになっています。
洋酒の世界のそういう変化は枚挙にいとまがありません。
例えば、アイレイモルトがアイラモルトに、はたまた、グラン・マルニエがグラン・マニエに。
この現象は、主に英語読みから仏語読みに代理店が転じた結果なのだろうと思います。
(違うかも知れませんので、他所に行って言わないように)

ハナシを元に戻します。


 アイリッシュは、世界四大ウイスキーのうちの一つです。
スコッチほどのキレや燻製香はないのですが、カナディアンほどライトではない、メロウなウイスキーです。
これで三つ出ましたよね。
さて、後一つは何処だと思いますか?


 はい、正解、それはジャパニーズです。
正しく竹鶴正孝さんの功績によるものですね。


因みに、最近メキメキと頭角を現しているのが、台湾ウイスキーなんです。
しかしこれが結構高い。
まだ仕入れを逡巡しております。
(我ながら小さい)


またハナシが逸れました。


 かの映画では、そのジェムソンをラッパ飲みする主人公の自堕落ぶりが染み入ります。
安価なウイスキーなので、暮らしに喘ぐ様を表現する小道具としては打ってつけと言えましょうか。

しかし、、なんてタイトルでしたっけ?

どなたかご存知ありませんか



 
 当店には勿論、ブラック・ブッシュ、ジェムソン、ジェムソン12年などのアイリッシュ・ウイスキーがあります。


 では、いずれまた・・・





追伸

マズイ!
読み返していて間違いに気づきました。
あれ?
じゃあバーボンは?

そうです。
四大ではなく、五大ウイスキーでした。
そして、忘れていたのが、アメリカンです。
そこには、バーボンの他にテネシーやコーンウイスキーなんぞがあります。

自分の曖昧な記憶だけで書いちゃあいけませんね、ハンセー!
失礼いたしました・・・



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ザ・ネイキッドグラウス

2018-05-06 13:43:44 | ウイスキー






 たまには、ここもちゃんとしなきゃねシリーズ。

1982年開店だから、今年の7.9.で丸36年になります当店。
その頃から、メインボトル化していたフェイマスグラウスのプレミアム版がこれ。

定評のある銘柄のコスパ抜群のバッティングモルトスコッチ。
(ブレンドはグレンとモルトを混ぜること、それに反してモルト同士はバッティングといいます)
これを置かずして、バーを名乗るなかれ、なんてことを言うのは野暮ですけど。
今、輸入代理店でも品切れを起こしているような人気沸騰の品。
当店に届くのは、5月下旬の予定です。

 愉しみに待っていてくださいね。
今はまだ海の上でしょうか?
それとも通関中?
ま、一番愉しみにしているのは、ボクですけど・・・





モルト同士でも、ブレンドとの表記。
最近、変わったんですかね。
そういうこと、ままあるんです。
例えば、以前は「アイレイモルト」と呼ばれたものが今は「アイラモルト」であるように・・・

以下引用

Rémy Cointreau Japan株式会社(レミー コアントロー ジャパン/東京都港区/代表取締役 宮﨑俊治) は、ブレンデッド・スコッチウイスキー「ザ・ネイキッドグラウス」のマイナーチェンジを行い シングルモルトのみをブレンドしたブレンデッド・モルトウイスキーとしてリニューアル、2017年11 月中旬以降、順次出荷開始いたします。
「ザ・ネイキッドグラウス」は、ファーストフィル・シェリー樽(※1)での熟成によるリッチなフレ ーバーが人気のブレンデッド・スコッチウイスキーでしたが、今回、グレーンウイスキーを使用せず、 モルトウイスキーのみをブレンドしたブレンデッド・ウイスキーモルトに生まれ変わりました。
リニューアルに際してセレクトされたシングルモルトは、「ザ・マッカラン」「ハイランドパーク」「グレンタレット」「ザ・グレンロセス」。
これらのシングルモルトがマスターブレンダーの手に よって絶妙にブレンドされています。
ブレンディングの後、ファーストフィル・シェリー樽に最低6ヶ月以上熟成させ、「ザ・ネイキッド・ グラウス」の特徴的なリッチで芳醇な味わいを作り出していますが、原酒をモルトウイスキーのみにすることで、さらに重厚感のあるボディと複雑なアロマが加わりました。
今回のマイナーチェンジでは、ボトル形状、価格、バーコードは現行品から変更はなく、ネック部分の ラベルが新しくなっています。

(※1 ファーストフィル・シェリー樽…シェリー熟成に使用した直後の樽。
シェリー樽は通常何度も熟成に使用され ますが、ファーストフィルの場合ではよりはっきりとしたシェリー由来の芳醇さ、甘み、ドライフルーツのような アロマを感じることができます)

【ザ・フェイマスグラウス(THE FAMOUS GROUSE)】
スコットランドの国鳥である雷鳥(ライチョウ=Grouse)をラベルに掲げ、本場スコットランドで 30 年以上もの間ナンバーワンの座を誇るブレンデッド・スコッチウイスキー、ザ・フェイマス グラウス。
その人気の秘密はブレンドされる極上の原酒にあります。
ザ・マッカランやハイランドパークを含むモルトウイスキーの豊かさと、甘みをもたらすグレーン ウイスキーの絶妙なブレンドが、独特の滑らかな味わいを生み出しているのです。
発売当初の 1896 年には「グラウス」と呼ばれていましたが、その人気から 1905 年には「ザ・ フェイマス(かの有名な)グラウス」へと名前を変えました。
1984 年にはロイヤル・ワラント (英国王室御用達)を授かっています。

商品詳細

商品名 / ザ・フェイマスグラウス ザ・ネイキッドグラウス
THEFAMOUSGROUSE THENAKEDGROUSE
アルコール度数 / 40 度
容量(ケース入数) / 700ml(6 本入)
希望小売価格(税別) / 2,800 円

テイスティングノート
香り:バターがけのトフィーや果樹園のフルーツ
味わい:ファッジや煮りんご
フィニッシュ: ソフトスパイスや焦がしたオーク
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タリスカー10年

2012-03-16 09:41:04 | ウイスキー

今日の気分

僕が中学1年か2年のときにレコードを買ってよく聴いた曲です。
ブラザーズ・フォーやアンディ・ウィリアムスを好んで聴いていた中学生が、
洋物ヒット曲に目覚めた頃のスマッシュヒットでした。


西暦2525年In the Year 2525/ゼーガとエバンス Zager & Evans










 今日は、最近マイブームのシングルモルトウイスキー「タリスカー10年」のご紹介です。
評価、評判としては、大体下記のような感じで紹介されています。



タリスカー10年 

Talisker 10 Years
原産国:イギリス
容量:750ml
度数:45.8度

舌の上で爆発する
パワフルなアフターテイスト

スカイ島の荒々しい海をイメージさせる男のモルト

ハイランドとアイラの中間的な性格をもつ、アイランズ・モルト。
ピート香に富み、口の中でモルト香味が熱く広がり、非常にスパイシー。

一歩進んだモルト・ファンにお薦め!?

スカイ島が誇る、金色の蒸留酒。
手強いシングルモルトウイスキーであり、
まさに男性的なモルトです。
にもかかわらず、このスカイ島生まれの比類なき
シングルモルトウイスキーには実に多くの愛好家がいます。
その爆発的かつ複雑な香味の特徴が、
人々を惹きつけてやみません。











 僕のストレートな感想は、「のみやすうてあもうてふかい」というものでした。

これではあまりに単純過ぎるので、もう少し理屈っぽく言いますと、まずは恥ずかしながら、これ、
アイレイ(今はアイラと呼ばれていますが、僕はアイレイと学んだもので今後もそう呼びたいと思っています)
と思い込んでいたものが、同じアイランズ・モルトとは言え、実はスカイでした。


そんな関係からか、アイレイ独特の強いヨード臭(判りやすく言えば、赤チンや正露丸の匂い)を
さほど感じなかったのです。


「なんで?」と思って、さらにクンクンすると、かろうじてその片鱗と、敢えて例えるならレモングラスの
香りに近い、逆に爽やかな草のようなものを感じたのでした。


ハイ、とても素直な香りなんです。


口に含むとほんのりと甘くさえ感じるまろみが広がります。

その後からようやく鼻腔の辺りに潮の香りが漂い、その奥に上品なピート香が潜んでいました。
舌に広がる味わいは甘くて複雑な奥行きを魅せます。




なんとも滑らかかつ奥行きのある爽やかなシングルモルト、これが僕の率直な感想です。
(一般的な評判と真逆のことを述べる怖さを抑えながらオネスティーに)



だからこそ、一番言いたいのは、「こいつこそ、ストレートで飲んでもらいたい」ということです。
この良さは氷で冷やしたんじゃあ消えてしまいます。


ただし、テイスティンググラスのような、こまっしゃくれたものは必要ありません。
ショットグラスで充分。


いや、ロックグラスにチョロっと注いでチビチビやるのが一番美味いんじゃないか




僕はそんな風に感じています。




チュー太郎では定番化することにしました。

シングル(30ml)で700円でございます。


お気軽にお試しくださいまし・・・






今日の宝島のチュー太郎(私)
ここでは、僕は「私」と名乗り、漱石ばりの「である体」で語っています。
たまにyoutubeに詩(の様な物)を動画としてアップするときには「ボク」に
なったりもします。
して、mixiやtwitterでは「俺」であり、伊予弁丸出しの言いたい放題です。
その全てが「僕」であることに変わりは無いのですが、もしかすると、
多重人格に映るかも知れないと危惧したりもしています・・・













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と或るお宿のラインナップ

2012-03-14 10:39:21 | ウイスキー



今日の気分

大学が決まって、上京するまでの春爛漫のとき、そう、ちょうど今頃、繰り返し聴いた
今はまだ人生を語らずというアルバムの中の歌です。


ペニーレインでバーボン








 一昨日泊まった、とあるお宿でのことです。







iphone4S


夕刻の食前に、パブリックスペースで振る舞われる利き酒でしっかりと酔い、
不覚にも早寝をした為に、その分早めに目覚めた夜中のことです。
(結果として、こちらの方が色々と愉しめて有意義でした)






敷地内に数カ所あるパブリックスペースは24時間開放されていて、自由に出入り出来るように
なっています。



そのときは、メインサロンからJAZZのCDを数枚持ち出して、その真下にある床下サロンに向かいました。
(各所にあるCDは何処にでも持ち出し自由になっています)


そこにはマランツのCDプレーヤーと、座り心地の違う椅子が数脚、ガラス越しに庭が眺められる
ように配置されています。


そして、壁際にはウイスキーが数種類並べられてあって、自己申告制で好きなように飲めるのです。








このラインナップがなかなか渋い。


覚えているものだけを挙げてみましょう。


グレンリベット12年、ラガヴーリン16年、ワイルドターキー8年、オールドチャーター12年、
そしてブッカーズ・・・



蔵書といい、CDといい、日本酒、ワイン、そしてウイスキーと、
ここの亭主はかなりの趣味人と見ました。







iphone4S


まずは、シングルモルトの雄、ザ・グレンリベット12年から。

恐らくは、人気、知名度共にトップクラスでしょう。

まろみ、キレ、余韻と、バランスの取れた、いつ飲んでも安心出来るブランドとでも
言えばいいでしょうか。



僕のバーテンダー仲間の一人なんぞは、好きが高じて当時勤務していたクラブが新装開店する時に、
店名にその名を一部使ったくらいです。
(彼はもうこの業界から足を洗いましたが)




iphone4S


僕がスコッチの中で一等好きなのが、このラガヴーリン16年。

これがメインサロンにも置いてありました。


あまり一般的で無いこの酒が各所に見られるということは、やはり何らかのこだわりがあるのでは?
と、つい想像してしまうのです。









あ、そうそう、僕のラガヴーリン感は、後日またここで・・・












今日の宝島のチュー太郎(私)
ここでは、僕は「私」と名乗り、漱石ばりの「である体」で語っています。
たまにyoutubeに詩(の様な物)を動画としてアップするときには「ボク」に
なったりもします。
して、mixiやtwitterでは「俺」であり、伊予弁丸出しの言いたい放題です。
その全てが「僕」であることに変わりは無いのですが、もしかすると、
多重人格に映るかも知れないと危惧したりもしています・・・













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