京都府京都市伏見区上油掛町186 「京都・伏見神聖酒蔵 鳥せい本店」 【1126】
京阪「伏見桃山駅」または近鉄「桃山御陵前駅」を下車し「大手筋商店街(アーケード)」を西へ進み、2ブロック(約200㍍)先を左折後、道なりに南下すること約300㍍先左手に見える、造り酒屋の酒蔵が目印の伏見を代表する、お食事処&観光スポットです。
店舗横(駐車場側)の一角にある「白菊水」の取水場。
伏見七名水の一つに数えられ、延宝5年(1677)創業の山本本家の酒造りに使われている名水です。
白菊水の名は、白菊を愛でる翁が「この地に日照りが続き、稲が枯れるようなとき、私の愛でた白菊の露の一雫より清水が湧き出す」との伝説からとられており、ご近所の御香宮の御香水と同じ水脈といわれる由緒正しき水です。
その勢いよく湧き出す水は冷たくまろやかで、道端にあり誰でも気軽に利用できるため、いつ訪れても行列が出来ています(おやじは大抵早朝に取水します)
大正から昭和初期にかけて造られた、酒蔵の一棟をリブートした店内は、独特の風情と重厚さがあります(写真は入口の、以前土間にあたる部分です)
一階席。
カウンター席とテーブル席が設けられ、この日(木曜日)夕方7時の訪問でしたが、既に満席状態でした。 歴史の経過を感じる大きな梁と筋交いが、当時の繁栄を静かに物語っていますね。
二階席(テーブル席)
座敷・掘りごたつ・テーブルの個室が設けられており、主に4名以上の団体対応となっています。 一二階合わせて約250名の収容能力を誇りますが、特に週末の予約確保は至難の業です(土日のお昼も、大抵行列待ちです)
メニュー表の表紙。
何とも言えない「重み」「誇り」を感じるのは、おやじだけでしょうか。
メニュー表①
「鳥せい」さんと言ったら先ずコレでしょう。
毎日宮崎より直送される「日南鶏」を使用した串焼きの数々は価格も良心的で、どれを頂こうか迷ってしまいます。
メニュー表②
揚げ物や煮物、ご飯物等、鶏のアラカルトがズラズラ~ッと並んでいます。
メニュー表③
コチラは便利なコース料理。 2,300円からの設定と、その庶民的な価格が、人気の秘密の一端と言えるでしょう。
「お通し ¥250」
コース以外の場合の「トップバッター」がコレ。
尚今回は団体での訪問ですので、料理によっては複数人分の量となっています。 また当然ですが、日本酒を中心としたお酒もオーダーしていますが、今回は「料理に集中」するため、そちらのコメントは次の機会と致します。
それでは行きましょうか!
「とりハラミのどて煮 ¥410」
日本酒のアテにはこれ程もってこいの一品は無く、まったりとした味噌味が心地よく、その後お酒を啜るとスッと旨味が引き、その「潔さ」がタマリマセン。
「鴨ロース ¥880」
淡白な中にも、しっかりとしたベースの旨味がのっている逸品。 シンプルなものこそ、料理人の「腕の良さ」が光ります。
「料理長のおすすめ 六串盛合せ ¥850(写真は2人前)」
出ました~! 本日の大本命の逸品!
やきとり・とりねぎ・心ぞう・ミンチ・砂ずり・皮 (日により内容が変更する場合あり)の、黄金6品目が並ぶ一皿で、圧倒的な存在感で迫ってきます。
厳選された鶏のピュアな旨味と、京都らしい薄味で纏められたタレ(下味に酒が使ってるのかな?)が絶妙に絡み、至高の一串に仕上がっている。 各部位により、ほっこり、プリプリ、パリッとコントラストが楽しめGOOD!
「料理長のおすすめ 九条葱と鶏ホルモンの陶板焼き ¥650」
ご当地の九条ネギと新鮮な鶏ホルモンを使用した一品で、その相性とタレの香ばしさが、これまた日本酒によく合います。
「ももみ唐揚げ ¥540」
表面の独特のパリッとした軽やかさが、何とも癖になる逸品で、たまらず追加オーダーを入れた程です。
「和風むしどり ¥700」
あっさり淡白な蒸し鶏に針ネギ、カイワレ、そぼろをのせ、その4重奏を味わう。 言葉がありません。
その他にも「鶏南蛮タルタルソース 」「手羽唐 」「とり皮餃子」等頂きましたが、後半は柄にもなく酔っ払い○△×状態に、、、
レジ前の日本酒のサンプル。
清酒『神聖』蔵元直営だけに、ココだけしか味わえない限定品もあり「飲兵衛」にはタマラナイお店と言えるでしょう。
もちろんおやじみたいに「下戸」の人も十分楽しめる、ご飯物、丼、お昼限定定食も数多くラインナップされており、鶏料理の「真髄」を楽しませてくれる名店と言えるでしょう。
*次回訪問が楽しみなお店です(そんなお店は早々ありません)
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