豊岡市福田「杉の家」 【436】
香住方面から豊岡市街地へ入る「国道178号線」を南下、市街地入口の「福田西交差点」を過ぎ、約800㍍先右「市立豊岡北中学校入口」角奥にある、料亭風のお店です。
幹線道路沿いではありますが、チョット引っ込んでいるのと、いかにも地味なため、傍目繁盛しているようには見えませんが、、
お昼を半分回っているにも関わらず、ノーゲスト＋火の気の無い寒々とした空間が、、（今回は失敗かな？）
慌てて初老のご主人と奥様が出てきて、暖房に火を入れ、その後注文を取りにきた（どうやら察するに、お店より出前の方が多いようで、ご主人はその準備に追われている様子でした）
「他人丼 ￥730」
「お待たせしました」 「オォッ！」
状況からして、期待していなかっただけに（失礼）器の美しさに暫し見とれる。
あにはからんや、ひょっとしてコレは、、と蓋を開けると。
見事な他人丼ですね！ 味噌汁にも、しんじょとみつばが浮かび「雅」です。
肉は少々硬めながら、トロトロの卵とじとの食感の変化が、楽しめよい。
薄口のダシも上品で、ポンとのっている黄身をまぶすと、さらにまろやかになり、一気にかきこみ「ご馳走様！」です。
此処はご主人の老獪さが料理に出ており、穴場的存在といえるでしょう。 但し「お品書き」は早く直した方が、、（外税表示ならそれなりにアナウンスしないと、不信感につながります。 他人丼 ￥700の表示しか無かったので）
