手賀沼日記

トレイルズ「道」と歩くことの哲学 を読む

先日ロバート・ムーア著、石崎晋也訳の本書を読みました。ウオーキング、歩きを題材とするもので、類書がないだけに興味深いものでした。

著者はウオーキングに強い関心を持つジャーナリスト。米国東部の自然歩道「アパラチアントレイル」を主に取り上げ、自分も歩き、歩いた人に取材した記録です。読後の感想として、人のことを言えないが、ウオーキング愛好者にはずいぶん変わった人物が多いと、改めて認識。

アパラチアントレイルは、南北3,500キロ、最高地点2,025m。米国東部を南北に走るアパラチア山脈上にあります。私も米国勤務時代、その一部でいいから歩きたいと思いましたが、実現できませんでした。

1 同トレイルを歩くことを人生としている人々がいる。わが国の四国遍路88か所(約1,200キロ、コースにより諸説あり)とおなじです。

2 距離(幅は狭い)と季節の暴虐というか、歩きの環境は厳しい。ただし、最高地点はそれほどではない。トレイルから近いところに町が多くあり、休息・宿泊や食料調達に便利。重装備の人は少なく、軽装備の人が多いそうです。

3 歩きを始めた理由など、人それぞれ、関心のある方は本書を読んでください。

私の感想

A 歩き自体はわが国の登山愛好家や長距離ウオーカーには問題ないでしょう。

B 私も若くて、時間と多少の金があれば実現できたでしょう。全距離を1シーズンで歩けばthru-hikerとして一目置かれる由。

C 米国にはほかにいくつかのトレイルがあります。西部のロッキートレイル、ジョンミュアトレイル、カリフォルニアトレイルなど。

D 私は南カリフォルニアのトレイルをよく歩きましたが、砂利道で広い。道なき道を進むようなことはありませんでした。アパラチアントレイルも同様でしょう。また急登すべき場所も少なく、わりと平坦でした。

E 私は地球3周12万キロ以上歩いていますが、同書一読後上記のように感じました。


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