いつでも物見遊山

ここ数年で撮り貯めたミリタリ系写真をぽつぽつと。

2003年度米軍キャンプ富士フレンドシップディ(5)

2007年03月26日 21時33分16秒 | 在日米軍
富士キャンプ最後は銃火器の展示物を。


特設の銃火器展示コーナー。
軍用 ショットガンと多分M16A2ライフル。
ガチャガチャさせて「どうよ?」てな感じをアピール。(客寄せか?)
自衛隊と違って鎖で繋がずに自由に持たせてくれた。


XM1014散弾銃
1990年代後半に開発された軍用ショットガン。米海兵隊に2万丁の納入が予定されているそうな。
意外と細身でストックもプラスチック製でとても軽かった。
射程はEタイプ小弾丸(非散弾)で40m。散弾で65~80mとのこと。


M240機関銃
ベトナム戦争で多用されたM60の後継として開発された機関銃。
海兵隊はM60に代わってM240Gを標準装備品としたとのこと。
本体中央に見える開口部は給弾口。ここに給弾ベルトを差し込むそうな。


M2重機関銃
最早世界中でお馴染みの重機関銃。1933年に制式採用され、以後70年も使われ続けている傑作機。
口径50(12.7㎜)なので、一般的には「キャリバーフィフティ」と呼ばれているそうな。


MK19 擲弾発射装置
いわゆるオートマチックのグレネードランチャー。40mmグレネード弾を連射できる。
10cm程の装甲を破壊、着弾点から半径5~15m以内にいる人間を殺傷するとのこと。

以上、富士の裾野に広がる米軍海兵隊富士キャンプからのアルバムでした。
しかし遠いよココ。

2003年度米軍キャンプ富士フレンドシップディ(4)

2007年03月22日 21時14分06秒 | 在日米軍
今回はさらに戦闘力ありそうな車両を。


水陸両用歩兵戦闘車LAV-25
1982年初めからアメリカ陸軍と海兵隊が開発計画をスタートさせたLAV(Light Armoured Vehicle)軽装甲車両。
いかにも米軍らしいゴツさに溢れている。


この25mm機関砲M242は、陸軍のM2ブラッドレイ歩兵戦闘車の主武装と同じもので、湾岸戦争において活躍したとのこと。
ソ連製のBMP歩兵戦闘車には効果的だったそうな。


兵員室。
右側が操縦室で左側が砲手席になっている。
ベンチシートが背を向けて二列設置されており、ここに完全武装の海兵隊員が3名ずつ座る。
ぎゅうぎゅうだろうなあ。


砲手席。
レールによってシート自体が上下に動くらしい。便利だ!
25mm機関砲M242の基部が見える。

次回は海兵隊の歩兵装備をば。

2003年度米軍キャンプ富士フレンドシップディ(3)

2007年03月18日 21時51分51秒 | 在日米軍
海兵隊とくればコレ!な車両を今回は。


AAV P-7A1 RAM/RS
1971年より海兵隊で使用され始めた上陸用水陸両用車。
ここにあるタイプは1977年から改造が始まったP-7A1型だそうな。


側面から見たところ。
操縦室の後方は車長席で、車長の左側には旋回式銃塔が装備され、車内から射撃を行うとのこと。
しかし米軍製の陸上兵器はゴツイ。


後部兵員室。21名の兵員を収容出来るそうな。
大戦中の上陸用舟艇と違って、車体の後部から安全に乗り降り出来る。


後部兵員室。
このベンチに片側11~12名の完全武装歩兵が座るとなると、かなりギュー詰め。
CBR系のろ過装置も入っているとのことだが・・?


前方が運転席。
ハンドル(ステアリング?)の形が特徴的。
少し高い位置にある後席は車長席。

後部兵員室から前に行くにはかなりせまい。
身体の大きいGI達にとってはさぞかしツライことだろう。

次回は展示されていたもう一つの戦闘車両を。

2003年度米軍キャンプ富士フレンドシップディ(2)

2007年03月17日 21時47分33秒 | 在日米軍
今回から展示されていた海兵隊の装備車両写真などを。


HMMWV「ハンビー」M1043
第二次大戦から最近まで活躍していた1/4トントラック“ジープ”にかわって登場し、
アメリカ合衆国軍のトレードマークとなった車両。
ハンビーは愛称で、兵士が"Humvee"と呼んだことが始まりだとかいう話だが・・・?


正式名称はHMMWVでHigh Mobility Multi-Purpose Wheeled Vehicle(汎用装輪車)の略とのこと。
この軍用車であるハンビーの民間向けモデルがハマー。
映画「ブラックホークダウン」では50ミリ重機関銃を屋根のマウントに付けて撃ちまくっていた。


運転席。意外と狭い。身体の大きいGIはさぞかし窮屈だろう。
ドアの窓は防弾ガラスらしく分厚い。いかにも軍用車らしく無骨なつくり。


荷物室から前を見る。
映画「ブラックホークダウン」では怪我人で一杯だった場所。
天井の穴の縁にM60機関銃を装備できるマウントが付いている。

軍用車とはこういうものだという強烈な主張を感じる車だった。

次回は更に戦闘レベルの高い車両を。

2003年度米軍キャンプ富士フレンドシップディ(1)

2007年03月11日 21時28分12秒 | 在日米軍

在日米軍海兵隊キャンプ富士諸職種共同訓練センター
JR御殿場駅からバスで10分強、富士山の麓に位置し、実際の訓練は陸上自衛隊と共同で富士演習場を使用する。
戦後米陸軍に占領された後1953年に海兵隊に委譲され、以来日本国内では貴重な実弾射撃訓練場として日米共同で使用されている・・・そうな。

写真右側の施設がキャンプ富士。左側は陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地。


「800年前、鎌倉幕府はここで三万余の武士を訓練していた」と基地司令が挨拶で言ってた。
ホントかな?
1980年代から施設の近代化が始まり、体育館や郵便局なども建設されて基地内の生活が向上したとのこと。


ヘリポート用の管制塔だろう。あまり大きくはない。


小型飛行機用の滑走路上に並んだ露店。
地元商店街からの出店や放出品を売る店まで色々出ていた。

次回は展示車両を中心に。

2002年度海上自衛隊国際観艦式(6)

2007年03月05日 21時35分56秒 | 海上自衛隊
横須賀に停泊していた外国艦のうち、最後となるインド海軍のフネを。


インド海軍デリ級駆逐艦 「MYSORE(マイソー)」
全長163メートル 排水量6,700トン
その設計にはロシアの技術者が協力したそうで、武装もロシア製のものが多い。


自衛艦の5インチ砲とほぼ同じ大きさの100mmAK-100艦載砲
30~50発/分の発射能力を持つそうな。


KT-184ミサイル発射筒
片側8基ずつ、計16基も装備。


マイソーの艦尾部。
後部甲板にはヘリ搭載用格納庫が二つある。


格納庫の片側に収納されていた多目的ヘリコプターHAL Chetaks
Whitehead A244S魚雷を2基搭載可能とのこと。

さて、2002年国際観艦式の紹介は今回でおしまい。
他に横浜新港に停泊している護衛艦やチリ国軍の帆船もあるのだけど、割愛。
次回は何にしましょうかね。


2002年度海上自衛隊国際観艦式(5)

2007年03月01日 21時53分09秒 | 海上自衛隊
今回は誰もがまさか見れるとは思わなかったフネを。


この時はパンフにも「ロシア潜水艦B345」としか書かれていなかったが、外観から察するに「キロ級」潜水艦ではないだろうか。
1980年以降に建造されたディーゼル機関の潜水艦で、ロシア国内用や輸出用に様々なタイプが作られており、
輸出タイプは東欧諸国及びインドに輸出されているとのこと。


533mm魚雷発射管を6門備えているという、ロシア海軍旗がはためく艦首部。
潜舵が確か艦首部にある筈だけど収納されているのかな?


フラットな甲板。「たけしお」と違って安心して歩けそう。
対空ミサイルを装備している型もあるそうだが、この艦にはないのだろうか?


スッキリとした後部甲板。
乗降タラップの前でAKMを持った水兵さんが警備していた。
弾装も付いてるので、無理に乗ろうとすると撃たれるよ。

このような形でロシア潜水艦が日本に堂々と姿を現すのは初めてかも?
これと同じ位置に「高速ミサイル艇R-18」(タランタル級高速ミサイルコルベット?)も繋留されていた。

こうして見ると2002年の観艦式って凄いメンツだったんだな。
次回はこれも珍しいインドのフネを。