馬は一日にしてならず

~ローマの休日~

菊花賞の馬体診断

2009年10月25日 05時09分31秒 | Weblog
秋華賞はどうも失礼しました。◎のレッドディザイアこそ勝ち切ったものの、ブロードストリートがあれだけ切れるとは・・・。
推奨したところもパッとせず申し訳ない。ミクロコスモスについてはは悪くはない競馬だったし外回りなら再度狙いたいね。

ブレイクランアウト
→これは素晴らしい馬体だけど誰が見ても3000mの馬じゃない。正直2000mでも長いからね。寸が詰まって箱型の体型。ただ春に見た感じでは正直成長力に欠けるのかなと思ったが、夏休みを経てグンと良くなった。またどこか別のところで狙いたい。

トライアンフマーチ
→皐月賞は展開が向いたと思うけど、馬体を見てもまだまだ未完成。本当に良くなるのはまだまだ先。形は良いものを持ってる。

シェーンヴァルト
→特に春と変わったところが無くいつも通り。さすがに能力的に厳しい。

ナカヤマフェスタ
→これもどちらかと言うと馬体に遊びが少なく中距離タイプだが、状態は今までで一番良い。輸送だけクリアすればそこそこはやれる。

セイクリッドバレー
→中核のムチムチした馬体で終いが実に鋭そう。これも当然中距離がぴったりではあるが、そのうち重賞の一つ二つは勝てる馬。

フォゲッタブル
→この馬のことは新馬戦の時から目をかけていたが、何とか菊花賞に間に合わせてきたな。とにかくトモが酷く緩くてフニャフニャしていたが、フットワークは光るものがあったからね。今回の写真を見てもやっぱり良い馬だ。絶好の状態と言って良い。ただこれ多分脚がちょっと外に向いているんだな。走りもがに股で無駄があるでしょう。なかなか良い馬だけど使う脚に限界がある。走りに余裕がありすぎるタイプなだけに3000mは大歓迎。

イコピコ
→前走びっくりするような脚でリーチ以下に完勝だったが、なるほどと思わせるぐらいのものを持っている。距離が合う訳ではないが折り合いが付いて乗りやすそうな馬だけに問題ない。

リーチザクラウン
→-18kgの後の調整は難しいのではと思ったが、これは今までで一番の状態だな。春と比べトモにグッと筋肉が付いて素晴らしい馬体。問題は距離だが馬体だけで言えば2400m以上の距離を得意とするような馬。繋が本当に柔らかく、骨格も非常に伸びやかなので走りに余裕がある。とにかく世代一二の能力を持ってることは保証するので後は人馬を信じるか信じないかだね。

アンライバルド
→相変わらず良い体をしているが、この馬も後繋が硬く完歩が小さい方なので血統的なスタミナは十分だけど中距離馬。そこそこはやれても良いが、しっかり溜めが利く馬と追い比べになればやや劣る可能性も。

セイウンワンダー
→馬体は凄く良くなっているが本質的にはマイル~2000mでパワーを身上とした末脚を繰り出すタイプ。3000は長い。

◎9リーチザクラウン
○17アドマイヤメジャー
▲14イコピコ
☆16ナカヤマフェスタ
△1スリーロールス
△3フォゲッタブル
△5アンライバルド
△7ヤマニンウイスカー

馬連◎⇔○▲☆
三連単マルチ◎○⇔▲☆△

秋華賞パドック

2009年10月18日 15時13分17秒 | Weblog
目立ったのはミクロコスモスの気配。物凄く大人になった印象がある。馬体も相変わらず良いし大駆けに注意。

後はモルガナイトの状態の良さも目に付いた。

◎レッドディザイア
○ミクロコスモス
▲ブエナビスタ
△ジェルミナル
△モルガナイト
△ワイドサファイア

でもレッドディザイアが勝ってミクロが2着でブエナビスタが3着ってどんな展開だw

レッドディザイアの敗因

2009年10月14日 20時21分10秒 | Weblog
桜花賞。相手が上手だった。
オークス。相手が上手だった。展開の不利もあるが俺はレッドも相当強い競馬をしたように思う。

問題はローズSだが、これも見る人が見れば問題無いことが分かる。
ポイントは二つ。まず4角でミクロコスモスに捲り切られスムーズさを欠いたこと。あれでリズムが狂った。外から捲って蓋をされたのでは狂わされて当然。ま、トライアルならではとも言える。

もう一つ大事なのが手前。この馬は能力もハートも競走馬として申し分ないが、走りが若干野性的過ぎて雑なところがあるんだな。ローズSを見直して頂きたいんだが、コーナーから直線ずっと右手前で走っているだろう。そんなこんなでモタモタしている間に切れる馬にスッとやられた。というわけだ。じゃあ今回も同じ右回りだから危ないんじゃないのと言われると、現在調査中ですのでってことでw

これをただ単に勝ち切れない馬だと括られても困る。負けには必ず理由がある。そこを探って次回はそれを克服出来るかを考えるのが大切だと思う。

秋華賞の馬体診断

2009年10月14日 19時52分59秒 | Weblog
クーデグレイス→△
前走はなかなか良い走りをしていたが基本的にバランスが悪い馬なのでフットワークも安定せず乱れがち。肩も極端に立っており条件的にも不安で強調材料に欠ける。

ジェルミナル→○
前走時の写真も見て頂たいのだが馬体がガレて酷い仕上がりだった。それに加え不向きな先行策を取り惨敗。今回は馬体に弾力性が出て実に良い仕上がり。胸前がモリモリして顔付きも良く、巻き返せるデキにある。

ダイアナバローズ→▲
牝馬ながら芯の通った馬体で長めの距離が良く合う。瞬発力勝負は向かないが、あながちバカに出来ない。

デリキッドピース→△
脚元も筋肉の質も少し硬いところがある馬で、ダートを走らせるのも面白そう。見送りが妥当。

ブエナビスタ→◎
一見順調ではない臨戦過程だが、馬体を見る限り絶好調だろう。馬体にグッと実が詰まってバランスも良くなっている。これだけ良質の筋肉が付けば、今はフットワークが崩れる面も無くなっているはず。一年前とは比べ物にならない。素晴らしい馬体。ただし、これは個人的な感覚でしかないが中間のどの写真を見ても少し気合い不足に見える。ここは当日の気配をじっくり見極めたいところで、今回最大のポイントに挙げよう。蹄の件はぶっちゃけ知りようが無いのでパスw

ブロードストリート→△
これが意外と上昇味が薄い。前走はなかなか力強い馬体だったのだが、今回は張りが一息で毛ヅヤも冴えない。姿勢もあるだろうがトモも流れ気味で力強さに欠ける。

ミクロコスモス→○
この馬は脚元が少し硬いのでイメージほど弾け切れない。それでも前走の4角での反応は目を見張るものがあったし、状態もかなり良いのでそこそこはやれて良い。後はもう少しトモがパンとしてくれば。

モルガナイト→▲
一部では穴候補に挙げられているが、体全部を使った走りが出来る馬体構造ではなくそんなに良い馬とも思えない。

レッドディザイア→◎
文句なしの好馬体。使い込んで良くなるタイプなので前走の負けなど問題ない。そもそも面構えからして並の馬ではない。キリッと締まった強い馬の目付きをしている。ブエナビスタとはそう差が無い。

ワイドサファイア→◎
この秋から明らかに変身を遂げている一頭だが、前走はスムーズさに欠くレースだった。この馬の場合バランスも筋肉の質も大変良いのだが、何と言っても繋が硬いのでストライドが小さく余裕の無いフットワークになってしまう。体型自体も箱型なので差しではダラッとした脚しか使えないので、逃げて軽快なスピードを生かす競馬が合っている。距離はギリギリだが展開が上手く行けば、アッと言わせるシーンもあろう。

◎レッドディザイア
※ジェルミナル
※ブエナビスタ
※ワイドサファイア