の~んびり、ゆっく~り、ほっこり

いつもバタバタ、ドタドタ、ウカッリ、ゴチャゴチャの私…
のんびり、ゆっくり、ほっこりと出来る時が、私のごちそう!!

立山縦走

2016年08月20日 | 富山の山
立山二日目の朝、心配していた筋肉痛は全くなく良く寝たおかげで体も軽い!
そして風も無い素晴らしい青空

二日目は雷鳥沢から賽ノ河原の草原の中を歩いて、
立山を最終のバスの時間との兼ね合いを考えながら縦走することにしました。



霧の出ている日は広い草原で道を見失い迷う事も有るそうですが、良い天気でその心配は全くなし。
昨日、背中の荷物の重みでおぼつか無かった私の足取りも
よろめく事も無く地に足がしっかり付いて歩けています。


朝日に照らされ朝露に濡れたチングルマノ穂が美しくキラキラ輝いています。

このコースを歩くのは私達二人だけ。 なんとも贅沢な静かな山歩き。



立山は「神々が宿る山」とされ、富士山や白山と並ぶ山岳信仰の「日本三霊山」でしたが、
後に仏教が広まると、仏教の山としての意義が加わり、
人々は白衣に笠をかぶり、わらじを履き、金剛杖を突き、大勢の人が立山を参ったそうです。

地獄谷で奈落の世界を見て、剱岳は針の山例え、
そして私達が歩く草原は極楽浄土への道に思い、雄山神社へ参ったのかもしれません。




立山のチングルマはもう終わりと思っていましたが、
雪が最後まで残っていた場所なのか、ほんの一画にまだ咲いていました! 
一面に咲き乱れるチングルマノ花畑を見てみたいものです。




遠くに見える室堂山荘とカラマツソウ


緩やかに標高を上げてきました。


室堂から大勢の登山者の行例が見えます。





今年も見れないかもと思っていたハクサンイチゲが咲いていた!


小さい小さい 青空色のミヤマリンドウは秋の花


ここの祠を過ぎると、大勢の登山者と合流。 奥大日岳が小さく見えます。 


浄土山と雄山の鞍部となる一ノ越からは北アルプスの大展望

あこがれの雲ノ平に槍ヶ岳と穂高連峰


富士山と槍ヶ岳が見えるとどうしてこんなに嬉しいのだろう

後立山連峰 友達が逝ってしまた鹿島槍も見えるか必ず探します。 良~く見えた!


暫く風景を楽しみ、これから始まる立ちはだかる急斜面をを登る為にエネルギー補給

雄山への急斜面の岩場は、夏山シーズンで大勢の登山者、地元の小学生の団体さんで大渋滞
軟弱になった今の私にはゆっくり登れて体力温存でき丁度良かったかなぁ??


雄山神社峰本社でのお祓いを受けるのも大渋滞。 
先に進むのでお祓いは諦め社務所でご朱印を頂き、売店のコーラで喉を潤し再びエネルギー補給

そして眼下に見える黒部ダム。





峰本社を右に見送り大汝山へは砂礫の道はなかなか手ごわく
足元ばかり見て歩かなければなりませんが、
箱庭の様に見える室堂平や雷鳥平美しいので時々足を停めては景色を楽しみました。




剱岳も雲に隠れることなくずっと雄姿を見せていてくれたし、
砂礫場の岩陰に咲く小花に元気づけられ歩けました。


関西の山では三月に咲くバイカオウレンが一輪咲いてた


内蔵助カール


振り返って見た富士ノ折立 
なんとも凄い岩山を下りてきたものだとびっくり!!

別山まで回って下山出来たらとも思っていましたが、
登りの大渋滞にその後もゆっくり下りる団体さんがおられ
思うようなペースでは歩けなかったので時間切れ。
(私自身も早く歩けたかは疑問でしたが…)
大走りから雷鳥沢へ下山する事にしました。



ところがこのコース、砂礫を振りまいた様なガラガラ道。
終盤は砂も交じって滑って転ぶと尖った石で足を切るのが目に見て、気が抜けない厳しい下り。

やっとの思いで下りて、再び美しい草原の賽ノ河原に到着しました。 



バスの駅に向かう雷鳥沢から室堂への遊歩道がつらくてフーフー休み休み登り、
たどり着いて最後に汲んで飲んだ玉殿湧水は美味しくて美味しくて、
私にとって忘れられないお水になりました。

最終近いバスとケーブルで麓まで下り、汗を流した後
8時過ぎになりましたが富山市で美味しいお寿司食べ神戸へ帰宅

立山の紅葉の時期はもうすぐそこ。 またすぐにでも行ってみたいなぁ。


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