ちいちゃい八百屋

明日って何が起こるかわからない
だから今日を愛おしく生きようか・・・

「失」

2008-12-25 08:06:02 | 日々のこと
今年の世相を表わす漢字は「変」だそうだ。
変化、変動、変則、変哲、変更、ナンか変。
最近の世の流れを見てると、まさに「変」だ。

wakaの今年を表わす漢字は?
「失」
大事な大切なものを「失」った2008年だった。
7月にはりっぱー、9月には父と、かけがいのない命。

父に逢えないのは悲しいけど、どこかで自由気ままににやっていそうな気がして、
気持ちをなんとか納得させることができる。

国鉄マンとして分刻みの時刻表人生を送ってきた父の晩年は、時間と無縁の
場所に身を置き、好きな本を読むこともままならず、車椅子に六法全書と
ノートとエンピツの入った袋をお守りのようにぶら下げていた。

   

だから今は、肉体は人のためになり、魂は永遠の時を得て嬉々として
新たな人生を送っているような気がするのだ。

問題はりっぱーだ。
まだまだwaka夫婦のココロ深くに影を落としている。
そんな気持ちではりっぱーが喜んでくれないのはわかってる。
しっかり受け止めて送ってよってオロオロしているかもしれない。

だがねぇ~りっぱーよ、今だ反省の日々なんだよ。
あんたの苦しみを気づいてあげれなかった悔しさ、ただのわがままだだの、
年のせいにしてしまった愚かさが、どうにもやりきれなくて・・
ここにいるのは小さな白い箱に入ったりっぱー。
あのゴールデンに輝く毛のデカイずうたいのりっぱーに逢いたい。。


そりゃあ、今年もたーくさんの楽しいこと、感動したこと、嬉しかったことは
いっぱいあったよ。
でもさ、そんなの蹴飛ばせば地の果てまでいってらっしゃいで、
宇宙の塵と化す。
それくらい大きい、いや人間が考えた大きさや重さでは到底測れない、なんかこう
ズズズーーーーンっとココロの底から突き上げる衝撃波なんだ。

でも他の人だってみんなそんな体験しながら、ちゃんと受け止めて乗り越えて
いってるんだよね。
それが生きるってことなんかしらん。

・・・waka、56歳にして初めて人生を知る・・・てか?

優しい、あくまでも優しかったりっぱー

    

この2枚の写真、大好き。
胸がキュンとする。

    

もっと蓮華の成長を見守ってほしかったな。。

でも「失」の中にだって、いっぱい温かい思い出がつまってるのさ。
ふたりにもらった見えないけど消えないものを、大事にしまって生きていく。

年が暮れようが、明けようが・・・

そうだ!
もうあさって、蓮華が来るんじゃあ~りませんか♪