水(ミネラルウォーター)について考える

人間の生活で欠かすことのできない水・ミネラルウォーターについて。

現代の水道水事情と浄水器の普及

2013-06-29 10:52:02 | 日記
こうした社会環境を反映してか、家庭用浄水器・清水器は昭和の時代が終わるのを待っていたかのように、急速に普及しはじめました。現在では全世帯のうち3割以上の世帯で浄水器ないし活水器が設置してあるような状況になっています。このようなことは、誰に教わるまでもなく、人々が水というものを毎日実感しながら生活した結果として、起こつているのです。長年にわたる水道局勤務の経験を生かして水に関する著書も多い小島貞男農学博士は、『水道水安心しておいしく飲む最新常識』(宙出版刊) のなかで、次のように述べられています。「浄水器が急速に普及しているのは、水道水の安全性に不安を感じ、味やにおいにも満足できない消費者の自衛手段にほかなりません。
お金を出してまで浄水器を取りつけているという現実を、水道関係者も親身になって受け止める必要があるのではないでしょうか」
現状では水道水は、「安全のために」塩素消毒を欠かすことができません。もはや昔のようなおいしい水を供給する浄水方式をとることも、現状では不可能になっています。だからこそ、これだけ浄水器・括水器が急速に普及しているのでしょう。水は、決して専門家にしかわからないものではありません。次に見ていくように非常に神秘的で難しい物質ですが、私たちは地球上に生あるものとして、感覚的・本能的に水の善し悪しを察知して行動しているのです。

女性の肌につける化粧水を無添加のミネラルウォーターベースのものに変えたら途端に肌の調子がよくなったという話を聞きます。
普段飲むための水はミネラルウォーターを利用しているのに顔に使う水は無頓着という人が多いのも盲点です。
ミネラルウォーターベースの化粧水がおすすめです。

水をよりよいものに換える発想転換

2013-06-29 10:47:00 | 日記
かつて人間が自然に即して生きていた時代には、水は無条件で、安全でおいしくて体に良いものでした。そこには安全ではなくまずい水はほとんど存在しなかったわけですから、とりたてて水の重要性など考える必要もありませんでした。しかし、水道水が必ずしも安全とは言えなくなり、しかも決しておいしいとは言えない生命に合わない水に変わってしまった今、本来の自然の水、体に港みこむような良い水の重要性は非常に高まっています。
100年前の日本で、「将来の日本では水が売られるようになる」と言ったら、まるでSFのような話に聞こえたかもしれません。現在では街を行く若い人たちは、コンビニで買ったミネラルウオーターのボトルを当然のように抱えています。
家庭での浄水器・括水器の普及率もウナギ昇りです。今や個人個人が体に入れる水を注意して選択する時代になりました。水道水の危険性を勉強しなくても、体のほうが正直に「これは飲んではいけない」と生命本来の感性で理解できるからだと思います。そしてさらに、水という不思議な物質が体のなかでさらに神秘的な活性をもって機能していることも、先端の研究者のあいだでは推論されるよゝナになりました。現代科学で説明しにくい事象を扱うニューサイエンスと呼ばれる分野でも、「水が何をしているのか」ということが精力的に研究されています。水というきわめて単純な物質は、これからますます重要視されることはまちがいありません。人間の生活レベルでも、水を良いものに代えることによって、毎日の積み重ねのなかでやがては本来の生命力が取り戻されていくでしょう。このような地道な取り組みが、これからの人の健康をつっくていくはずです。

体を循環する血液を考える

2013-06-29 10:42:16 | 日記
健康面でも、いままでの日本人は医者まかせ、病院まかせ、薬まかせという傾向が特に強かったと思われます。
しかし、薬剤で病気を叩く、患部を切り取るという、いままでの西洋医学の方法は、さまざまな成人病・現代病に対してほとんど効果を示すことができなくなってしまいました。現代の一見便利で快適な、自然の厳しさを克服した生活環境が、実は私たちの体を常に少しずつむしばんでいる場合が少なくありません。病気の要因は叩いたり切り取ったりできる外敵ではなく、人間が好んで行っている生活環境そのものに潜んでいるのです。
これからの時代に健康を考えるのであれば、生活のなかの当たり前で基本的なことをあらためて振り返り、ひとつひとつ見直していくことが大切になってくるでしょう。
病院に行く前に医者ではなく自分自身が、毎日の環境と体を見守っていかなければなりません。病気になってからでは手遅れになってしまう時代なのです。たとえば空気や水は当たり前のものですが、当たり前だからこそ体の根本を支えていることを忘れてはいけません。あるいは「栄養・運動・休息」や「規則正しい生活」といった言い古された養生訓を見直さなければならないでしょう。いずれにしても、自然に即した生活環境を大切にするということになります。化学物質を含んでるような悪い水は体に入れないように注意し、生理的に活性の強い水(清水) を体に充分に取り入れることは、生命システムの根幹を支えている血液の状態をよくし、血液がもっている能力を十二分に発揮させることにつながります。

ただし、水をかえただけで翌日から体調が180度も変わるようなことはないのが普通でまた、これが自然なのです。薬剤などのように、も180度と変わるようなことがあれば、かえって副作用なども心配になります。
現代人は薬のイメージが強いためか、即効性がないと、すぐに飽きてやめてしまう傾向があるようです。マスコミも、そんな風潮をねらって次々と新しい健康法を編み出しては提供しています。
しかし、子供が1日で大人に成長することがないように、自然の営みは常に一定の時間をかけて変化していくものなのです。人間の体も、太古の海水の成分比を備えた大自然の一部なのですから、そこに無理を加えつづけてはいけません。少しずつ、じつくりと改善していく姿勢が、特にこれからの時代には必要になってきます。

体に合った水をチョイス時代

2013-06-29 10:36:38 | 日記

太古の海水の成分比と私たちの体内を流れる水の成分比がほとんど同じという
ことは、いかに文明が発達しても自然の捉からは逃れることができないということを示しているように思えます。
産業革命以来、石油文明は人々に夢のような便利な世界を提供しっづけましたが、その結果として自然界に存在しない合成化学物質や二酸化炭素がふえたり、森林が失われたりして地球の循環システムがバランスをくずしはじめています。かんばつによる地球温暖化、洪水や早魅の多発、砂漠化、自然界で代謝されず濃度が濃くなる一方の有毒化学物質の問題などなど、地球規模で将来に対する不安がつのっています。
石油文明による便利さは、人間が自然に対して無理を通そうとした結果といえるでしょう。しかし無理は、最後までは通りません。人間は生命の基礎である遺伝子の組み替えにまで手を出そうとしていますが、血液の組成を変えることまでは不可能です。地球上の法則をすべて人間の手で書き換えられないのであれば、20世紀の文明の躍進にはやはり反省が必要ということになるでしょう。
こんなことをいっている人もいますが、これは的を得ているように思います。

「ミネラルウオーターがブームになっていますが、なぜ皆が買うようになったのかを考えてみる必要があると思うのです。
国民全体がぜいたくになっておいしい水を求めているだけ、という短絡的なことではなさそうです。おいしい飲み物なら、ほかにいくらでもあります。
ミネラルウオーターは単なるブームではなく、人間の動物的な本能が危険を察知し、無意識のうちに安全で体にいい水を求め始めた現象の1つであると考えたほうが納得できます。

国産の水はカルシウムが少ない

2013-06-29 10:32:55 | 日記
カルシウムが重要なのは誰もが知っていることだと思います。しかし、旧厚生省が行っていた国民栄養調査では、必要と定められた所要量に唯一達していない成分がカルシウムでした。
これには理由があります。日本は火山列島であり土壌にはもともとカルシウムが少ないため、野菜はもちろん、草を食べて育っている牛からとれる牛乳にも肉にも、ヨーロッパなどに比べればカルシウムの含有量が格段に少なくなっているからです。
そして水も同様です。日本の水には、カルシウムやマグネシウムといった硬度成分のミネラル分が少ないのが特徴です。軟水が多いのはこのためです。
このような水は、口当たりがまろやかで飲みやすいものです。一方、カルシウムやマグネシウムの多い硬水は渋みや苦みが感じられ、あまりおいしくありません。ヨーロッパやアメリカの一部地域にみられるミネラルたっぷりの硬水と比べるとよくわかりますが、日本の水でいれたお茶はとてもおいしいものです。
硬水でお茶を入れても、お茶の成分がなかなか抽出されず、あまりおいしくないのです。ところで、このミネラル成分というものは、ごくごく微量ながら人間の体内でさまざまな微妙な調整役を行っていることがわかってきました。
特に現代人のように、食事が自然のものから離れている場合には、ミネラルバランスも自然からかけはなれてしまうことが多いと言われています。
体が必要とするミネラル成分は非常に微量ですから、ミネラル同士のバランスが重要視されます。たとえば、カルシウムとマグネシウムのバランス、ナトリウムとカリウムのバランスなどがかけはなれてしまうと、相対的にどちらかが欠乏したような状態となります。
また現代の偏った食生活によって、必要なミネラルが大量に消費されてしまうことがあり、これがミネラルバランスの乱れにつながることも少なくありません。もはや現代の食品や水に、多様な鉱物元素を含んだ自然のミネラルバランスを求めることは無理ですし、そのような純粋な自然物を口にすることも難しくなってきています。そこに現代人の健康を維持する難しさもひそんでいると考えられます。