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和田教授のWEB講義
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9月27日(水)2回目

2006-09-26 15:46:05 | 国際ビジネス論
国際ビジネス論 9月27日(水)2回目

テーマ:「北海道内の企業に就職したい人へ-田舎も都会も同じだ!」

9月21日(水)1回目のテーマは「どうしてニセコの土地は上昇したか」でした。理由は簡単でオーストラリアの人々がニセコとその周辺に着目し、投資したからです。税金を一円も使わずに、地域の発展はありえるということです。

2回目のテーマは「北海道内の企業に就職したい人へ」です。
本州へ行くのは嫌だ、道内の企業に就職したいと望む学生は本当に多い。そう望む人は、私は海外へ行けといっています。理由は海外に行けば、道内企業の就職しやすくなると思います。まず最初に本州企業に就職しても、道内の企業に戻りやすくなります。経済のグローバル化は、IT革命とあいまって、田舎と都会の区別をなくしつつあります。

スターバックスのコーヒーは260円です。同じようなドトールコーヒーは180円です。一方で伝統的な喫茶店は店を閉じつつあります。どうして伝統的な喫茶店が廃れ、スタバやドトールのようなチューン店がはやるのでしょうか。

ドトールは日本の企業ですが、スターバックスは米国西海岸のワシントン州シアトルで生まれました。シアトルはイチローが活躍している、マリナーズの本拠地です。そうしてそのマリナーズのオーナーは日本企業のゲーム機メーカーの任天堂です。いや、マイクロソフトの本社もシアトルです。そしてその創業者のビルゲイツの自宅もシアトルです。航空機メーカーであるボーイングも本拠地は長くシアトルでした。

ニューヨークやロスアンゼルスのような大都会にくらべてはるかに小さな、田舎の
シアトルでグローバル企業が誕生していることは珍しいことではありません。この傾向は日本でもアメリカにくらべて少し遅れてはいるが、同じように現れています。ユニクロの本社はどこか、洋服の青山の本社はどこか、百金のダイソーの本社はどこか、日本最大の家具メーカーの本社はどこか、田舎と都会の区別がなくなってきた証拠はいくつも挙げられます。


プロ野球をみてください、東京あるいはせいぜい大阪でないと無理と言われていましたが、仙台に楽天、札幌には日本ハムが本拠地を抱えるようになりました。
Jリーグはもっと極端です。Jリーグがなければ知らないような都市名、たとえばアントラーズの本拠地は鹿島です。田舎と都会の区別はすっかりなくなったというべきです。

さて2回目の授業は、このテーマに沿った授業を行うと同時に、授業や履修に伴う注意事項に関して再度確認したいと思います。これは1回目を欠席したが2回目に出席した学生に対する配慮です。