昨日(29日)、安倍晋三首相は東京電力福島第1原発を視察し、その後私の故郷の川内村を訪問しました。
大震災からの復興に取り組む姿勢をアピールしたのでしょうが、短時間でどこを、何を見てきたのでしょうか。
私はちょうど1週間前に帰村した弟家族のところに行ってきたばかりです。
除染をしながら生活をするという理解できない帰村状況です。若い人たちや子どもたちは少なく、小中学校合同で
運動会をしたそうです。
「戻ったのは年寄りばかりだよ」と義妹が言っていました。
持参した放射線量測定器で測定すると家の前庭で毎時0・3マイクロシーベルト、裏庭では0・6マイクロシーベルトもありました。
屋内でも義妹が「奥の部屋は放射線量の値が高いので行かないで」というので測定すると、なんと0・4マイクロシーベルトもあるのです。
東京では毎時0・23~0・25マイクロシーベルト以上は除染対象になっているのに、こんなに高い所で生活して大丈夫なのかと
本当に心配になりました。数年後影響が出てきたらだれが責任をとるのかと怒りを覚えました。
また、除染した土や木の枝などを入れたブルーの袋はおびただしい数で行先も決まらず野ざらしになっていました。
中には袋が破けているものもありました。
安倍首相はそういう状況を見てきたのか、それでも原発の再稼働や新設をするのか。
1か月ぐらい暮らしてみてほしいものです。
活断層があることも明らかになっています。原発は即時ゼロしかありません。