
器用に立ち回る機動力も、飛び抜けた瞬発力もないヒールにとって、ゆったりと流れるこの距離はむしろ適性がないように見えてきましたが、この年齢になって今さらどうすれば良いんでしょうかね
安定味はなくても、流れひとつで紛れの起こりやすい距離短縮を狙うのか、はたまたマラソンレースの我慢比べに活路を見いだすのか、何か手を考えなくちゃいけない気がしますが、彼の走りにピリッとアクセントをつけてくれるスパイスはなに?
■ RECENT STATE ■
12/7 戸田厩舎 7日の中山競馬では1頭飛ばす縦長の展開のなか中団後方の内々を追走。直線で差を詰めにかかったがジリジリとした伸びで8着。 「先生とよく話をしてふわっと走らせるのではなく、ある程度持つ形で運ぶようにしました。ハミがかりは悪くなく、道中の進みも悪くないなと思ったんです。ペース、位置取りも悪くないと思っていたし、あとは最後に脚を使ってくれれば…と思いましたが、ちょっと偏った走りになってみたりして手応えほどは弾けてくれませんでした。キチッと走らせた分、前回よりも息は走った感がありましたけど、もっと来てもいいはずです。続けて乗せていただいたのに結果を出せずに申し訳ありません」(三浦騎手) 「チークピーシズの着用も検討はしていましたが、皇成と乗り方の話をして、馬具はこのままにしました。レースの進め方自体は前回よりも良かったかなとは思いました。もう少し積極的に行っても良かったのかもしれませんが、あまり追っ付けすぎても放しても良くない馬なので難しいところ。もっとグッと来てもいいかなとは思いますが、そのあたりを見るとまだ本調子とは言えないのかもしれません。なかなか変わらなくて申し訳ありませんが、使いつつ徐々に変えていきたいです。ただ、休み明けから3回使わせていただいてますし、このまま行くかどうかは慎重に判断していきます」(戸田師) 中間の稽古の動きは良く、コンディション自体悪くは感じないのですが、レースの走りからはまだ完調と言えないところもあるのでしょう。試行錯誤していいときの走りに近づけていけるようにこれからも接していきたいと考えています。 |