あれこれ

妄想に耽る。あつかつ、サンホラ、他いろいろ。

唐突に始まるあつかつ小説(少しだけ付け足し)

2016-06-28 00:19:01 | あつかつ

「うーん、悪くはない。悪くはないけど決定打にはならない。どうしてもこの言葉じゃなければいけない理由はあるの?」
「あるよ、もちろん」

 私は頭の中にある、ありとあらゆる理屈を並べ立てて対抗する。作詞という作業は物語の内容に沿わせるのはもちろん、私自身の感じる部分も少なからず反映させたい。そうすることで気持ちの入り方が全然違ってきたりする……なのに。

「書き直して」
「どこを?」
「全部。待つから時間は気にしなくていい」

 ……じゃあ、あなたが書いてよ……って、何回心で呟いただろう。言ったって仕方がないから言わないけど。カツさんの頑固さは私が一番よく知っている。……ああ、その笑顔が恨めしい。



***



「お待たせしました」

 閉じそうになる目をこじ開け、何度も書き直して皺くちゃな紙をカツさんに手渡す。ごくろうさま、と言って、またしても眩しい笑顔を向けてくる。そんなサービスいらないから今すぐOK出してほしい。これでダメなら本当にムリ。私はハロの待つ家に帰りたいの……なのに。

「あっちゃん」
「何?」
「夜食どうする?」
「………詞は?」
「まったくダメ。これ、本当に歌うつもり?」


 ……相変わらず、思いやりの欠片もないな。曲作りに関しては本当に命懸けだし、隙を見せた方が負ける。だから気付かないうちに攻撃的にもなるし、最後はもうただの意地の張り合い。悔しいけど顔には出さない。だって私は大人だもの。

「悪いね」
「ううん、大丈夫」





………続かないよ!
あつかつ小話とガルパン妄想を同時進行してます。器用な私。

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぢぇなお)
2016-06-29 23:07:04
続きを!!全裸でお待ちしております!!
返信する
Unknown (tyityian)
2016-07-02 00:15:19
こんばんは。コメントありがとう。

続きはないんだよ~
違う小話を練ってる最中なので、そっちを近々アップするかもしれません^^
返信する

コメントを投稿