【投名状 The Warlords】 ・・・ 総合追星網
監督/ 陳可辛（ ピ－ター・チャン）
出演/ 龐青雲；李連杰（ジェット・リー)
趙二虎；劉華 (アンディ・ラウ)
姜午陽；金城武 (ジンチャン・ウー)
蓮 生；徐靜蕾 (シュー・ジンレイ)
上映（大陸）/ 07年12月28日
◆◆有名な歴史的故事、清朝四大伝奇事件の映画化。江蘇の民政・軍政長官(龐青雲)が、就任式典上で暗殺される。時代が大きく揺れ動いていた頃の史詩、運命の3義兄弟の伝奇物語。
◆◆4000万米ドル以上の経費を投じ、中国映画界の国際的巨星、李連傑、劉徳華、金城武の3人と、才色兼備の中国女優・徐靜蕾（シュー・ジンレイ）が共演。
陳可辛監督が実現したこの夢のような作品は、上映前から中国映画界のホットな話題だ。
◆かつて中国武侠映画の大家・張徹が映画化した《刺馬》は、ずっと後世まで残る代表的作品である。しかし陳辛は《刺馬》のリメイクではなく、別物だと強調する。同一の歴史事件を題材にした、深い感銘を与える兄弟の情を表現し、戦争の残酷な現実と英雄の姿を描写する全く新しい形だという。
・・あらすじ・・
◆屍横たわる野原戦場・・、全軍壊滅した屍の中から、将校・龐青雲(李連傑)が這い出した。彼は、腐敗した清廷に革命を起こそうという創大な大志と理想を抱く新中国の革命者達の中の1人だった。 が、惜しいかな・・。生ける屍の龐青雲は、大胆にも太平軍から強奪する山賊の一群を頼った。
◆山賊団の首領の趙二虎(劉徳華)はおおらかな心を持つ好漢だが、この乱世の中、山賊に成りはて、幾百人もの大衆を連れ強奪していた。趙二虎は、二虎の名の通り、率いる者の中で2人の人間を愛した。一人は弟（孤児だった）姜午陽(金城武)、もう一人は妻・蓮生(徐靜蕾)だ。
◆姜午陽は狼の野性と少年の無邪気さを持つ純粋な人間で、兄弟の情や命を超えた大事な存在である。
姜午陽は、太平の軍用食糧の車を強奪する時、まだ見慣れぬ姜午陽を守る為に刀をさえぎり傷を受けた龐青雲に崇拝の念を抱く。やがてそれは趙二虎への崇拝以上になっていく・・。
◆後に趙二虎達の山村は清軍に根こそぎ略奪され、村民は手ひどい傷を受け死ぬ者が出てくる・・。姜午陽は、朝廷の隊に志願して活路を図ろうという龐青雲に賛成し、個人的な損得で争わず、拱手の儀礼を行い長兄の地位を龐青雲に譲るよう趙二虎を説得する。3人は「投名状 」に立って義兄弟の契りを結び、共に融通し同生する誓いを立てる。
◆あるとき龐青雲は亡命して最も気落ちしていた時一夜を共にした趙二虎の妻蓮生を発見する。
その頃趙二虎は「揚州瘦馬」救出を強行していたのだ。・・・山中の砦の歳月は蓮生の望みでは無いが、この乱世の中、彼女の選択肢はなかった。 
龐青雲の出現は、彼女の内心に悪事を画策させた・・。
◆龐青雲は、戦争のない天下太平の世の実現を夢見て再び立ち上がり、趙二虎・姜午陽の手助けで「山字大隊」を創立し、太平天国を目指して兵力を集結する。
◆しかし権力を握るに従い彼は野心満々になり、彼のすべての障害を一掃させる。龐青雲は、姜午陽の熱狂的な性を利用し、趙二虎を落とし、4千の太平軍を殺戮し、更に趙二虎に毒手を伸ばし殺害する！
◆龐青雲は、みごとに江蘇の民政・軍政長官に就任するまであと一歩となる。 ...が、彼の行為は、その日「投名状 」の誓いに背いた。
◆権勢の真っ盛りの最も光り輝く時、龐青雲は、暗殺者の刀の下で横死する…。
.. 清朝四大伝奇事件として有名なこの事件は、結局うやむやにされ、解決されなかった。
陳可辛監督は、大家・張徹が映画化した《刺馬》とは違った解釈で【投名状 The Warlords】を製作した。それらがきっかけとなり、中国ではこの事件の話題が再燃し、熱い論争が繰り広げられていると言う。
【投名状 The Warlords】で金城武クン演じる姜午陽は、暗殺者として最後には残忍な方法で処刑されるはずだったが、結局、陳可辛監督はその処刑シーンをカットしてしまった。・・このことを、金城武クンは残念がっていたが、世界の金城武迷にはとても見せられないシーンだったのだろう..。中国の個人blogには、それが見れなくて残念だった！なんて書いてあったりする。
その残酷シーンの写真があるサイトに掲載されていたが、カットしてくれて正解だ！！確かに。
