
ザック
普段からランする人にとって、通勤ランのハードルは低い。
なぜなら、走るためのウェア一式を既に持っているから。ラン通を始める際に新調するのは、ザックくらいではないだろうか。
ザックは、トレイルランニング(トレラン)用の10リットル(L)前後が走りやすいので良い。
写真は、マウンテンハードウェア社の「フリューイッド6」というトレラン用ザックで、表向きは「6L」だが、背面高があるため、ランウェアとジョギング靴、グラサンやその他小物を入れてもまだスペースに余裕がある。
ショップの美人の店員さんには、「10Lは入る」と背中を押してもらい、使い倒した感覚としても10Lは入るし、10Lくらいあると日帰り登山でも使える。
グレゴリー、カリマー、TNF(The North Face)等、大手アウトドアブランドのトレラン用ザックであれば、機能的な大差はないので、色、デザイン、価格で選ぶと良いだろう。
ザックは、買う前にショップへ行って背負うことをオススメする。背面長に合うザックでないと意味がないため。
トレラン用ザックに関しては、背面高にそれほど神経質になる必要はないが、チェストベルトの締め付け具合、ポケットの位置、ザックのフィット感なんかは、千差万別なので好き嫌いが分かれるところ。現物を見て確認すれば、後悔先に立たずは避けられると思う。
レンタル自転車の活用
汗まみれで仕事を開始するのは嫌なので、往路はレンタル自転車、帰路のみランしている。
レンタル自転車は、某テレコム系の月会員になって、レンタル自転車は会社近くの駐輪場に乗り捨てている。
通勤服
冬は、ウールパンツとシャツとネクタイは着て通勤しているが、ジャケットは会社に置きっ放しにしている。
会社までの往路中の上着は、冬でもアディダスのペラのウインドブレーカーを1枚羽織るだけ。特に寒い日は、ウィンブレの下にウール混の長袖Tシャツを1枚、ワイシャツの上から羽織っている。
ちなみに、長袖Tシャツは、帰路のランの時の上着にしている。
夏は、スマートカジュアルが許される職場なので、上は半袖のみで通勤している。
往路の靴は、自称オサレなスニーカーを一応履いていて、ランシューズはザックの中に入れている。つまり、ラン時はシューズを履き替えている。
通勤靴に革靴は、オススメしない。理由は、背負って帰る時に重くてかさばるため。
ふと会社帰りに飲みに誘われることもあるが、スニーカーで駆けつけることに皆慣れてしまっているので、全く気にならないというか、気にもしてもらえない。慣れというのは恐ろしい。
ザックの中身
ザックには、シューズバックに入れたランシューズ、ランソックス、ランパンツ(夏は短パン)にスマホ、財布、社員証を入れている。
会社のエレベーターでトレラン用ザックを背負っていると、「走って会社に来たの?」と好奇の目をもって聞かれるのは最初だけ。
聞かれなくなったら、デフォのスタイルになったということ。めげずに続ける事が肝要だ。
安全確保
登山用のヘルメットを随分前に買ったので、それを行きのレンタル自転車で被ろうか思案中。なので、今はヘルメットは被っていない。
夜の視認性は、点滅機能のある登山用ライトをトレラン用ザックの胸ポケットに入れて走っているが、それも実のところ時々忘れる。
背中は、トレラン用ザックにデフォで付いているリフレクターがあるので大丈夫かなと。
雨でも走って帰ることが多いので、スマホ防水のための小さいビニール袋はザックに常備しているが、ザックカバーがあれば不要かもしれない。
自転車もランも車の少ない道を選んでいるので、危ない目に合ったことはないけど、曲がり角、濡れた路面、赤信号停止を守る事には注意している。
ラン通のメリット・デメリット
メリットは、言うまでもなく健康体維持につながること。
以前、徒歩通勤を5年ほど続けたものの、ある時点から体重の減少がピタッと止まった。
徒歩による消費エネルギー量に限界がきたためであり、それに気づいて徒歩→ランに切り替えた。
ランに切り替えた後は、徒歩通勤時の体重から2kg減量することができた。
少し長めの距離を走るようにしたのも大きいかもしれない。
デメリットは、通勤定期代が出ないこと。
社内規則通り、電車に乗らなくなったので定期代はギブしたため、年間で10万円位の年収減につながる上に、大雨や雪の日は、自腹での電車通勤になる。
それと、痩せたことにより、ジャケット、パンツがガバガバになって、お直し代やら上下買い直しと洋服に関する出費が増えた。この出費もデメリットとしてあげておく。
まとめ
ラン通は、金銭的なデメリットはあるものの、肉体的および精神的な健康をお手軽に手に入れられる危険度ゼロのスポーツなので、万人にオススメできる。
トレラン用ザックは、オシャレかどうかは置いておいて、小ぶりで使いやすいので、買い物にも便利だし山でも使える。
東日本大震災で経験済みではあるが、万が一、震災があっても、スニーカーを常備しているため、公共機関に頼らずに帰宅できる汎用性もあり、ラン通をオススメしたい。