









2017年1月3日(火)、しぶんぎ座流星群を見ようと、標高1100mの山小屋へ出かけた。
時間は真夜中、外気温はマイナス5度。
雲、風ともになく、絶好のコンディションだった。
流れ星がヒューンヒューンと流れる中、「新しいバーナーが欲しいな」と星に願いをかけた訳ではないが、子供を何人か引率したので、流星群観察隊の引率のお礼として、SOTOの「WindMaster SOD-310」を頂いてしまった。
ありがたく頂戴したものの、OD缶を持っていない。
随分前から使っているKovea Booster+1がOD缶対応しているが、OD缶とCB缶の価格差に嫌気して、OD缶CB缶変換アダプターを接続してCB缶を使い続けている。
ウィンドマスターSOD-310に自宅にあるKovikaの変換アダプターを接続できるか試したところ、接続できないことが分かった。
ウィンドマスターSOD-310のOD缶接合部のパッキン部分(オス)の径がKovikaの変換アダプターの溝(メス)の径より大きいのが原因だ。
ウィンドマスターSOD-310と変換アダプターを重ねると、ただ載せただけになる(パッキンが丸見え)。
作業は、変換アダプターのリムの内壁を削り、径をすり鉢状に拡げながら、ウィンドマスターSOD-310をネジ込める高さまで、変換アダプターのリムの上部を削るという単純作業だ。
使うのは、木工用ナイフ。
気を付けるのは、アダプターの真鍮オスネジに傷をつけないことと、リムを削りすぎないこと。
ネジがバカになるし、ガバガバだとガス漏れを起こすため。
現物合わせでサイズに算段をつけながら、ひたすら削る。
ウィンドマスターSOD-310のパッキンが隠れるくらいまで削ればおしまい。
火入れの際、怖いのはガス漏れ。
バルブを閉じたウィンドマスターSOD-310、アダプター、CB缶を接続して、CB缶に耳を当ててみると、かすかなシュー音が聞こえる。
アダプターとCB缶の接合部分の赤色のパッキンが機能していない可能性を疑い、2つのネジを締め込んだところ、ガス漏れはストップした。
今まで、ガス漏れのままアダプターを使っていたことになるが、Kovea Booster+1は分離型ストーブなので引火したことがなく、ガス漏れに全く気づいていなかった。
さて、いよいよ火入れ。
バルブを回して、圧電式の着火装置をカチカチするとキレイなブルーフレームが現れた。
炎は安定しているので、液ガスが出ている様子はない。
アダプター接合部からの出火はなく、ガス漏れはしていない。
CB缶対応したウィンドマスターSOD-310が完成した。
ガスを使う工作なので、真似する人はオウンリスクでお願いします。
CB缶をアダプター接続した場合、マイクロレギュレータを介したバーナーヘッドの熱は、アダプターに蓄熱されるだけで、CB缶まで熱が届くことはまずないと思う。
なので、低温環境でCB缶とアダプターを組み合わせた燃焼は、CB缶の温度低下による火力のドロップダウンが生じやすいため、オススメする使い方ではないことを申し添える。