帰国日1月11日早朝。
スーツケースは4:30にピックアップにくるという。
なんでそんなに早いんだ!
真っ暗なうちに起きて最後の荷物を入れ、
部屋に取りに来たベルボーイへスーツケースをお願いする。
出発も当然早い。
アロハラウンジに集まって、迎えのバスに乗る。
到着日に乗ったバスは、遠足に行くときに乗るくらいの大きなバスだったけど
帰りはキャンピングカーくらいのバス(?)
結構こぢんまり。
各ホテルからお客を乗せながら空港へ向かう。
空港へ着く頃には日も昇って明るくなってくる。
今日はお天気よさそうで、それがちょっぴり悔しい。
空港では自分たちのスーツケースを受け取り、
大きな荷物を持った人たちの行列に加わる。
パイナップルの段ボールを3つもカートに乗せている人もいる。
どんだけパイナップルずきなのよ。
係員に誘導されるまま大きな荷物を預ける。
そこで気になってくるのが、朝ご飯用に昨日の夜買って持ってきている食品たち。
ペットボトルの飲み物なんかは持ち込めないはず。
じゃ食べ物はどうなんだ?
前を歩いていた小さな子供を連れた夫婦が
「持って行けないでしょ。だったら捨てるの?」などといいながらペットボトルを出している。
ドキドキしてきたので、少し残っていたオレンジジュースを
ゴミ箱の前で飲み干したくらいにして、いざ検疫へ。
とても混んでいて、並んでいる列の途中から
「はい、ここからあっちの方へ進んで!」とずっと奥の離れた入口まで誘導され、
とっても怖い顔をしたおじさん係員がいる列に並ばされる。
おじさんは手術用のような手袋をしていて、
眼鏡をしているのにレンズを通さないで視線を投げかける。
顔は下向けてるのに目線だけ上なので、自然にらまれる角度になる。
こわっ。
なんか聞かれたような気がするけど忘れちゃった。
靴を脱いでベルトをはずしてトレイに載せて赤外線を通す。
そこの係員の太った女の人も怖かった。
「急いで、急いで」とか言われると悪いこともしてないのに
挙動不審になってしまう。
あとから気づいたけど
本当は持って来ちゃいけないビーフジャーキーを持っていた私。
ばれなくて良かった-。
ても機内持ち込みの手荷物の中に入れてれば
大量じゃない限り赤外線通ってもばれないよね?
その関門をすぎたら、後は飛行機へ乗るだけ。
入ってすぐのところにトイレがあり、息子達は用足しに。
私が男子トイレの前をうろうろして待っていたら、親切な男の人が
「女子トイレはあっちだよ」と教えてくれた。
なんか嬉しかった。
定刻に成田便は出発。
往路は座席で失敗したので、今度は窓際3席に息子達と私が座った。
通路をはさんで隣に母と弟。
さぁ、復路は長めの9時間だ。
映画でもみよう。
今回のビデオシステムは自分でスタートストップできるシステムではなく、
テレビ番組方式。
各チャンネルで映画が何回も再生されており、
自分が見たい映画の開始時間に自分でそのチャンネルに合わせなくてはいけない。
トイレも行ってられないし、食事も食べながら見なきゃいけないし
ちょっと不便だった。
それでも「大奥」ともう一本観た。
どっちも泣けて泣けて大変だった。
息子達はシュレックを観てからゲームをしていた。
眠って起きたらもう到着時間が迫っていた。
地球の自転と同じ方向で進んでいるためか復路のほうが
長時間だったにも関わらず、体調的に楽だった。
次男の足が痛くならなかったというのもあるのかも。
東京もいい天気だった。

到着して、空港内の移動なのにモノレールに乗った。
広いんだね、成田空港。
ちょっとの時間だったけど満員電車のようですごく疲れた。
成田では弟がすぐに両替をしていた。

結局お札で数十ドルは残っていたのかな。
成田から羽田は連絡バスに乗ることにした。
今日は東京で遊ぶ時間はないんだよー。
長男は「東京にあるEggs'n Thingsに行こうよ」などと宣っていた。

バスは「満席ですのでお詰めください」って言ったのに
羽田に着くまで誰も乗ってこなかった。
私は疲れがひどくてバスで爆睡。
そこあたりの記憶がない。
相当疲れていたことは確かだ。
敢えてこの写真を載せる。
ひどい顔。

このとき、意識は朦朧とし、まずは無事に日本に帰ってきたことで
全ての緊張感が途切れている状態。
それにしてもひどい、ひどすぎる。
そして重大な事に気づく。
「私のカメラがない!」
この辺のソファの下を探し、落とし物のカウンターにも行ってみるがない。
成田から乗ってきたバスの会社にも電話をする。
探してから電話をくれるとのこと。
あぁー最後にやっちゃったよ。
いくら緊張感が途切れてアホになったとしても
想い出がいっぱい、のカメラを、よりによってカメラを落とすなんて
情けない。トホホ。
疲れているのに疲労倍増。
秋田に着いて携帯の電源を入れるとバス会社から着信履歴。
急いで電話したけど業務終了後だった。
明日また電話しなくちゃ。
プレマシーで家へ帰る。
<つづく>