ビンチの詩集

老人と地元をこよなく愛する者のつぶやき

発見

2020年05月27日 | 恋愛
 緊急事態宣言の間、YouTubeで映画を見ることが多かった。
 おもにドイツ映画。宣伝広告も入らず観れるからありがたい。
 はじめに「ヒトラーの贋札」を観て、なぜか!はまってしまった。
 次に「白バラの祈り」「善き人のためのソナタ」「ベルリン僕らの革命」
 「リリー・マルレーン」「東ベルリンから来た女」「ファウスト」
 「ゲーテ」「ヤンババ!ばばぁ強盗団がやって来る」の流れで観た。
 次の休みは「スターリングラード」と「名もなきアフリカの地で」を
 観たらドイツ映画を終了しようかなぁ〜と思う^^;
 今度は、どの国の映画にしようか?楽しみです。
 しかし、時おり、なぜかしら突然、太地喜和子さんの演技を
 観たくなるんですよね。屈託のない笑い方、大胆な演技、
 繊細な気くばり、歯に衣着せぬ発言、そして美人でないが
 妖艶な美しさと無邪気な可愛らしさ、それらを持合わせた女優。
 この人のなまの舞台を観たいなぁ~と、現実には叶わない思いが強くなりました。
 最近の日本は、安っぽい女優ばかりで、こういう女優は少なくなったと
 思う年に私がなってしまったのか(笑)。粋の極み・沢村貞子さんや
 仕草・佇まいの天才・杉村春子さんも無性に観たくなるのはなぜだろう?! 
 いまテレビはリモート、演劇界は公演中止の中で、
 もし、この方々が生きていたら何をしただろうか。
 で、今日はこんな一言です。

 

 恋をすると 別の自分が 見つかる
 恋が終ると 今の自分が 見えなくなる

春の恋を手に入れよう

2017年03月15日 | 恋愛
 昨日は、久しぶりにスクリーンでルキーノ・ヴィスコンティ監督の
 作品を観ました。「家族の肖像」デジタル完全修復版です。
 監督の映画は、なにより役者が美しい。誰が観てもため息がこぼれる
 美形が大好きなんだろうなぁ〜。女優・男優の美しさに自然と
 ため息がでるとはこう云うことですね。
 テンポいいと言うよりは、感情の変化を畳み掛けるように描き、
 観る側に役の心情を読み取らせる。そして、簡潔な物語で終始する。
 でもヴィスコンティ伯爵が描く表現は深いの。
 この手の映画がわたくし好物です。
 帰りに、これまた久しぶりに、とある方と蕎麦屋へ寄って
 今の私の心情と現実を語ってしまいました。
 で、今日はこんな一言です。

 

 思いを寄せるながら 眠についたのは いつ頃までだったろう
 わくわくしながら 明日を待ちわびてた日々を 思い出す

思考

2015年12月04日 | 恋愛
 最近は、週に1回ぐらいしか走っていないのですが、
 その道すがら毎回だいたい同じ時間に同じ場所で
 遠くから観音様へ手を合わせている老人がいます。
 年齢的には90才前後ぐらいでしょうか?
 ニット帽を脇にはさみ、杖を手に引っ掛けて直立不動
 微動だせず無心で何かを祈っています。
 走りながら横目でその姿を見るとなぜか不思議と(私だけでしょうが^^;)
 私の中で「天皇陛下万歳」の声と古き日本の所作が浮かんでくるんです。
 この人たちの礎の上に今の平和な日本があるのだと感じながら、
 後半の4キロを走って帰宅します。
 晩年、父がくり返す戦争の話しに嫌気が差し耳をふさいだ事を
 今になってもっと聞いておくべきだったと後悔しています。
 今日は、こんな詩です。

 

 一瞬の永遠に 出遭えるだろうか
 もし出遭えたら これ以上の望みはない
 朽ち果てても 構わない 
 生れ変われなくてもいい
 Romeo あなたはどう思った

 光り輝く一瞬を 所有できるだろうか
 もし所有できたら これ以上の喜びはない
 命を懸けても 構わない 
 新たに生まれ変われるなら
 Juliet あなたはどう考えた

初花

2014年10月07日 | 恋愛
 今日は、ハードワーク!!!
 限界に近いぐらいやっちまった!!!エライわたし!!!
 が、チームの仲間に、またもやタイムオーバーさせてしまったf^^
 ほんと申し訳ないm(__)m また何か差し入れ致します^^/
 で、今日は、たまには恋の詩です。

 

 僕らは 二人っきりだった
 少し北風が吹きはじめた 黄葉の森を
 高鳴る胸をおさえて歩いた
 冴えない空は 脇役で
 僕の心だけが 青天だった

 天使のような彼女の声が 僕だけに語りかけ
 僕は 夢見心地だった
 時折吹く風が 彼女のやわらかな髪をなで
 清い香しいさを運んだ 
 それは 僕の初心(うぶ)をなぶらせた

 雲の隙間から ときどき射し込む木漏れ日
 倒れた大きな老木に 僕らは座った 
 まるで雲の流れが聞こえるような静寂の中で
 どれだけ時間が経ったのだろう
 いつしか僕らは 距離を縮め
 遠慮がちに 優しい接吻(くちづけ)をした
 あのとき 僕の世界は一変した
 そう 僕の初花は 
 この世は なんて素敵な所だと教えてくれた
 恋の美徳と情熱を知ったのだ

思い出してみて

2014年05月16日 | 恋愛
 先日、出かけにチルド小包が届いた。開けて@_@
 このビックリの喜びは、送り主と私しか分からないやり取りだろう。
 これをしめしめと送る彼女の喜びが伝わってきた。
 受け取る私のビックリした笑顔が彼女には見えていたはず。
 大好物は自らが作れと、味噌大根を除いた材料、
 石巻のクルミ(たぶん)とウコギ2パック、その他珍味が入っていた。
 この話しは、さかのぼること東日本大震災の時。
 登録しているボランティア本部からの要請で石巻へ入った彼女。
 彼女は、あれから何十回と石巻に足を運んでいるのだろう。
 ボランティア活動という形で一度支援した以上、
 要請が打ち切りになっても、いまもなお何かの折りには
 石巻に顔を出す彼女に、私は人として心から頭が下がる。
 支援・協力とはなんぞやを学んでる気がする。
 話しを戻して…、彼女が石巻から北陸まで帰る際、
 遠回りでもなぜか我が家へ寄る。
 そして、石巻のおばちゃんが作る郷土食「ほろほろ」を
 必ず置いていく。売っている物とは全くもって違う、
 私にとっては絶品の酒のつまみ。作り方を聞き、
 自分でも一度代用の水菜で作ってみたが…まずかった。
 時期物のウコギは、東京ではなかなか手に入らない。
 先日の盛岡も一泊だけ一緒で、その後、彼女は石巻へ向った。
 その際、おばちゃんがほろほろを作っていてくれたのだが
 お互いかち合う時間がなく、今回私の手には入らなかった。
 が、しかし彼女は人が喜ぶことを絶対にあきらめない女!!!
 私も彼女の熱い愛情に応えるように、早速石巻産ほろほろを
 作りましたよぉ~^0^ 超おいしぃ~^0^ ありがと~^0^
 こうした事をさサラリとやる彼女だから、例え、
 いくら大喧嘩しても来世も関わっていたいと、私は思うf^^
 来世は、親友を超えて夫婦になってたりして(^^;)))
 で、今日はこんな詩です。

 
 
 こんなに空は青く 風は穏やかなのに 
 今日も 心は不満ばかり
 声に出して 正直に言えたらいいのに
 言えないもどかしさが ストレスに

 やり切れない気持ちが 不幸だと勘違い
 愛する心が やせほそり 輝きを失う
 愛が憎しみへと 変わる前に
 もう一度 思い出してみて

 幸せは いつも自分の隣りに在るのに
 どうして 気付こうともせず
 遠くばかりを 探してしまうのか
 日常をそっと支え 
 愛情を注いでくれたのは誰
 限りない愛と目に見えぬ優しさで
 包んでくれたのは誰

 幸せは 当たり前の暮らしの中に
 いつだって宿っているのよ
 さあ もう一度 思い出してみて