建築家のヤカン

個人的覚え書き。UPは順不同!(汗)(ワタシは建築家でないです。。。)

『アフリカの光』~♪ああいやこらせーえ

2011-01-02 | cinema japanese あ・か
どっこいせー

『青春の蹉跌』”雪中”光景に続いて、『アフリカの光』も寒い。『青春の蹉跌』と違い、こちらはずっと冬が続いている。
『青春の蹉跌』の中にあったように、こちらにも劇の流れとは切り離されて唐突に挟まれる光景が出現する@アフリカのサバンナ光景。
この場所(白い)の「寒さ」と、アフリカという土地(赤い)の風土との対比で、「アフリカへの憧れ」というものが強調される。寒さ・冷たさそのものが、アフリカへの憧れを煽っているように思える。
物語はほぼ二つに分かれている。青年が連れを伴っている部分と、病気になったその連れを北の地から温かな都会へ(?)帰して、1人になった部分とに。
青年が1人になった部分が、特に印象強い。漂泊感とでもいうものが、充溢している。

(75/神代辰巳/東宝・渡部企画)
『アフリカの光』 ◎原作:丸山健二 ◎脚本:中島丈博 ◎撮影:姫田真佐久 ◎音楽:井上堯之 ◎出演:萩原健一・田中邦衛・桃井かおり