建築家のヤカン

個人的覚え書き。UPは順不同!(汗)(ワタシは建築家でないです。。。)

『ゴジラVSビオランテ』~

2011-08-07 | cinema japanese あ・か
89/大森一樹/東宝 カラー・ビスタ・105分

責任者出て来い。
’ビオランテ’の造形がマジで笑える(責任は’キャラクターデザイン’スタッフにあるだろう)。
マッドサイエンティストに最新スペシャル兵器、某国(中東石油産油国)特殊エージェントの活劇に、G対応のスペシャルチームにサイキック少女、政府お偉方の面々と、出せばええんやろうとでも思ってるかのような何でもありぃの賑やかさは『SPACE BATTLE SHIP YAMATO』のそれを思わせる。
とどのつまりに、最後の総仕上げ、打ち上げ花火のごとくドでかい「顔」(沢口靖子さんの)が空に広がったのには申し上げることがない。(ホンマにマジでやってるのか、冗談なのか?)
ゴジラの動きは非常に不自由。例えば肩から首にかけては固定されたままで身体から出る表情が出せない。G氏にできることといえば、口を開けて例のおなじみの「声」を出すことがもっぱらなのだ。
よって氏がやたらに吠えまくるわけも、よくわかった。氏の演技といえば、それにかかっているのだから。
これもまた、CG等とは異なる着ぐるみ映画の楽しみのひとつであるわけだけれど。
とにかく映画全編が徹底して稚拙。キャラ(人間達の’演技’)を筆頭として。
ただ、「バイオテクによって生産される核を食べるウィルス」なるものは、今現在、正にこの現在のこのJAPANの中で見ると、単に’笑って’見ていることができない。


◎脚本:大森一樹 ◎撮影:加藤雄大 ◎美術:育野重一 ◎音楽:すぎやまこういち ◎編集:池田美千子 ◎出演:三田村邦彦・田中好子・高橋幸治・金田龍之介・高嶋政伸・峰岸徹・沢口靖子・久我美子