☆GEORGE HARRISON:LIVING IN THE MATERIAL WORLD
2011/MartinSCORSESE/UK
3時間30分に渡る、長編映画。
¨音楽映画¨を、長く、数多く手がけてきたスコセッシさん映画が、なぜ今ジョージ・ハリスンで、そしてジョージの映画がこれまでのスコセッシさん映画の中でも最も力を注いだ(と、その上映時間から考えられる)映画になったのだろう?
theB . . . 本文を読む
☆AUCH ZWERGE HABEN KLEIN ANGEFANGEN
69/WernerHERZOG/W.Germany
¨所長¨の留守に、したい放題のドンちゃん騒ぎ。
ひたすらその様子を追った映画。
加わらないのはただ一人。¨教育者¨と自らを名乗る、年輩の男性。
黒い大きなめがねをかけた、常に杖を手にして手探りをして歩く、二人ソックリ同じ姿をした男性も、皆の騒ぎからは外されている様子。
運転 . . . 本文を読む
39/石田民三/東宝京都 モノクロ・77分
◎原作・脚本:森本薫 ◎撮影:山崎一雄 ◎設計:河東安英 ◎装置:西尾安佐男 ◎助監督:市川[山+昆] ◎出演:花井蘭子・藤尾純・山根寿子・進藤英太郎・高堂黒天・沢井三郎・伊藤智子・冬木京三
主キャラ女性のキャラが、新しい。サッパリと割り切っているところは、まるで現代女性である。
日本映画に、こんな女性キャラが過去存在していたとは、意外も意外、思っても . . . 本文を読む
☆INVINCIBLE
2001/WernerHERZOG/Germany・UK
サイキック・パワーで¨無敵¨を時代の中での積極的な力にしようとする小さい身体の自称ハヌッセンと、大きな身体に子供の心を持った、何の裏心もない¨ユダヤ人¨ジョシュ。
ジョシュの¨心¨のありよう、その透明さは、弟君の存在がそれを目に見えるものとして表している。
『アギーレ/神の怒り』や『フィツカラルド』のヘルツォークさ . . . 本文を読む
☆SINGIN´ IN THE RAIN
52/GeneKELLY&StanleyDONEN/USA
自分にとっては、ほぼ初めてのタップダンス映画。
凄い身体芸!!!
こんなに凄いとは、思っても見なかった。
しっかりしたSTORYがちゃんと語られているところがまた、好感が持てる。
映画がサイレントからトーキーへと変ろうとする、その時の物語。
声を出さなかった女優・俳優達が、しゃべらなくてはなら . . . 本文を読む
☆5DAYS OF WAR[←でも画面に出たタイトルは¨5DAYS OF AUGUST¨]
2011/RennyHARLIN/USA
アメリカ映画ですっ!
良くも悪くも。
映画の最後を締め括る¨LONG LIVE THE FREEDOM!¨の半絶叫(何で¨グルジア¨大統領が英語でしゃべるねん。いくら国際社会に向けたアピールの場だと言え。もちろんしゃべってる当人のキャラが¨純アメリカン¨である顔で . . . 本文を読む
☆TANAKA-SAN WILL NOT DO CALLISTHENICS
2008/マリー・デロフスキー/オーストラリア
こんな人がいるとは、知らなんだ。
一見の価値はあり。
¨父ー息子¨関係の、興味深い様子、見るだけでも。
夫ー妻関係の方も、注目に値する。
この「日本」に、こんなものがある、という点において。
(およそJAPANにありそうにないものが、『田中さんはラジオ体操をしない』の中にあ . . . 本文を読む
☆TEZA
2008/HaileGERIMA/エチオピア・Germany・France
今日はこの映画一本を見るためだけに、ここにやって来た。
並の”ハリウッド”映画なんかより、ずっとずっと確かな見応えあって、”映画として”面白く見られるのに、これがほんの一週間、西方でわずか一館の劇場で実に実にひっそりと上映されている、というのには、お金を払って映画を探して選んで見ている方としてはどうしても納 . . . 本文を読む
☆THE SILENCE OF THE LAMBS
91/JonathanDEMME/USA
怖いのか?恐いのか?
全然、コワくなかったんやけど。
公開時も見てる。その時にも別に強い印象は受けなかった。
特に取り扱われている連続殺人事件「犯人像」に、何らかの恐ろしさを感じさせるところがないことが、映画が恐くない大きな理由では。
(直前に見た『激突!』の、顔の見えない”犯人像”の方が、よっぽどある . . . 本文を読む
☆THE NEXT THREE DAYS
2010/PaulHAGGIS/USA
さすがはこの監督さん!
冴え渡っている。
ありえねー話を、こうまで嘘っぽくなく、しかも退屈させることもなく、感情とアクションと両方揃ったドラマとしてきちんと成立させて、面白く見せてしまうのだから。
マジ、これは大した凄腕だと思う。
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☆DUEL
71/StevenSPIELBERG/USA
先日見た『キナタイ』もコワかったが、これも『激突!』も別の意味でマジ怖い。
見る前までは、人の存在は描かれていない物語になっているのかと思っていた。あくまでも「車」が人を追いかけ、襲う映画かと。
が、人の姿は、しっかりあった。運転席から差し出される腕。運転席上の上半身の存在も、遠くながらその存在は隠されていない。
つまり「車」が人を襲う映 . . . 本文を読む
74/黒木和雄/ATG・東宝 モノクロ
◎脚本:清水邦夫・田辺泰志 ◎撮影:田村正殻 ◎出演:原田芳雄・石橋蓮司・桃井かおり・松田優作・田村亮
ヽ(^o^)丿ええじゃないか ええじゃないか
ざわざわした、荒い画面に流れる空気が良い。
日付が出て、3日間の物語。
”○○、~~~....ナリ”、と、ところどころに説明文のタイトル文字画面が入る。
敵なのか、味方なのか、誰が誰を”殺そう”としている . . . 本文を読む
☆CHERNOBYL HEART
2003/Maryann De LEO/USA
短い、短い映画。
映画の中にもうひとつ、「チェルノブイリ もうひとつの物語 ホワイトホース」が入る:廃墟となったかつての住まいを訪ねる青年の物語。
2003年の映画。2003年!
その映画が、今まで見られなかったということ。そして今、それがこうして見られている、ということ。
見られようとしなかった’その時’。
そし . . . 本文を読む