誓球の空 to the victory

目指せ甲子園、願いは一つ全国制覇
頑張れ創価

2006年 秋季東京都高校野球大会 2回戦

2006年10月15日 | 誓球の空 2006 

2006年10月15日(日) 13:00‐15:28 晴れ 微風 明治神宮第二球場

       1  2  3   4  5  6   7  8  9   計
日大鶴ヶ丘  1  1  0   0  0  0   0  0  0
=  2
創価     1  0  0   1  0  0   0  1  X 
=  3
[ 投 手 ] 勘米良(9)
[ 本塁打 ]
[ 三塁打 ]
[ 二塁打 ] 中安(2回) 西村(4回) 永井(5回)

1番(ニ)西村②、2番(左)西山②、3番(一)奥薗②、4番(遊)永井①、5番(捕)小松②、
6番(中)小島②、7番(投)勘米良②、8番(右)原田②、9番(三)中安②

ブロック予選からガラッと打順を代えて本大会の初戦に臨んできた。
クリーンナップは永井・奥薗・小松で不動だが、
キャプテン中安を9番に下げ、ブロック予選絶好調の西村をトップに指名

つなぎ役の2番には、ヒット数こそ少ないが選球眼が良く出塁率一番の西山を抜擢
終わってみれば、この3人が最後の最後で試合を決めるとは・・・
監督の英断とも言うべき打順変更が勝利を呼び込んだ。


エース勘米良の制球がピリッとせず、立ち上がりからピンチの連続、
三者凡退は2度ほどあったが、
それ以外は毎回得点圏に走者を背負う厳しい展開

たぶん150球以上も投げたのではないだろうか。
いつリリーフが出ても不思議でない状態から粘りに粘った。

勘米良も粘ったが、ベンチも我慢した辛抱した。
リリーフの関根が、いつでも行けるよう準備はしてたが
ベンチに動く気配はない。


エースの自覚と一言で言ってしまうのは容易いが、
伝統ある創価のエースナンバーを背負う重圧は計り知れない。

人を育てるとは、信じて任せることにあり。
エースとベンチは、きっと心でキャッチボールをしてたのだろう。

ゲームセットの挨拶が終わり、
クールダウンに臨む勘米良の目から涙がこぼれていた。
創価のエースナンバーを背負い、
マウンドを守りぬいた重圧から解放された安堵からだろう、
まだまだ先は遠いのに、彼の頬をつたう涙に、
想像に絶するプレッシャーと自信の強さが読み取れた。

守備陣も良く守った。
三遊間を抜けそうな当りをサード中安が超美技を見せる。
センター小島も右へ左へ快走、
難しい当りをいとも簡単にランニングキャッチ、

ショート永井も走者を背負った厳しい場面で堅実なプレーをみせる。
何よりも凄いのは、
内野手の一塁送球に全くブレがなく、
総てストライク、ファースト奥薗のミットに良い音を立てて納まった。
堅実に守り、皆でエースを守り立てた。


試合は初回、一死満塁から押し出し四球で1点取られたが、
その裏直ぐにクリーンナップの奥薗・永井・小松の3連打で追いつく。
2回表にソロホームランを喫し再びリードを許したが、
4回裏、二死から中安が歩くと西村が左中間を破って同点

その後、流れはどちらに転ぶか全く分からない手に汗握る展開で進む。
ピンチの後にチャンス、その後またピンチ、
そしてまたチャンスを交互に
繰り返す。

スクイズを空振りしたり、塁審の不可解な判定はあったり、
ライナーでゲッツーを取られたり、牽制でアウトになったり、
まさに意地と我慢の関が原

勝負を決めた3点目は、8回裏に意外な展開で入った。
一死から中安がヒットで出ると、西村が手堅く送り二死2塁、

ここで西山の打球は当たり損ねだったが、
二遊間のちょうどど真ん中、逆シングルで捌きに行ったが、
グラブの中で、ほんの少しお手玉して内野安打
その一瞬の隙をついて、2塁走者中安が本塁を駆け抜けた。

結果的には西山の内野安打と中安の好走塁なのだが、
ここに面白い偶然が重なっていた。

中安のヒットを送った西村の犠打はナイスバンドで
絶妙のところに転がり、誰もが一塁セーフと思ったが、
判定は以外にもアウト

しかし、ここで西村が生きていたら、
西山の内野安打は、おそらく二塁でジャストアウト、
二死じゃないので、2塁走者中安も思い切った走塁が出来ず、
おそらく三塁で止まっていたはず、

そして場面は、二死13塁で3番奥薗となっていただろう。
その結果は知る由もないが、
まさに「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし。」であった。


1 表/日鶴 左ニ、左飛、遊安、四球、四球1点、三振、遊ゴ
  裏/創価 ニゴ、三ゴ、中安、中安、中安1点、ニゴ

2 表/日鶴 遊ゴ、一ゴ、左本1点、四球、盗塁、遊ゴ
  裏/創価 ニゴ、三振、右ニ、三安、挟殺死

3 表/日鶴 三ゴ、遊ゴ、三振
  裏/創価 四球、犠打、中飛、遊安、遊直

4 表/日鶴 遊飛、中安、犠打失、遊ゴ、挟殺死
  裏/創価 ニゴ、投ゴ、四球、左ニ1点、暴投、四球、中飛

5 表/日鶴 ニゴ、四球、盗塁、ニゴ、遊直併殺
  裏/創価 左ニ、犠打、死球、挟殺死、一ゴ

6 表/日鶴 中飛、遊安、犠打、四球、三ゴ
  裏/創価 遊飛、四球、牽制死、三ゴ

7 表/日鶴 三振、中飛、中直
  裏/創価 三振、右安、中安、投ゴ野選、一直併殺

8 表/日鶴 遊飛、三ゴ、右安、左安、遊ゴ
  裏/創価 三振、左安、犠打、ニ安1点、盗塁死

9 表/日鶴 三振、投ゴ、左ニ、一飛、試合終了

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