http://www3.plala.or.jp/TheFourSeasons/index2.html
写真は「日本の風景」上記URLよりお借りしました。

春・さくら 夏・あさがお
一年に四季があるように、人の一生にも四季がある。
人生を青春、朱夏、白秋、玄冬に例える人も多い。
青春以外は辞書にも載っていないが、この言葉を知る人は
意外と多い。
古来中国の哲理、「陰陽五行説」に由来するものだ。
そもそも万物組成の元素として、木・火・土・金・水の
五行があり、それぞれが方位や色、季節をもっている。
「木」は東を表し、色は青、時季は春の季節を示す。
「火」は南を表し、色は朱(赤)、夏の季節を示す。
「土」は中心で、 色は黄、時季は土用で、季節の変わり目を示す。
「金」は西を表し、色は白、時季は秋の季節を示す。
「水」は北を表し、色は玄(黒)、冬の季節を示す。
太陽が東から出て西に沈む陽の光をイメージすれば、
木と火(東南)は陽となり、金と水(西北)は陰となる。
要約すれば、これが陰陽五行説ということになる。
四つの方角には、それぞれ4つの守護神が存在する。
東に青龍、西に白虎、南に朱雀(すざく)、北に玄武が司る。
大相撲の土俵の上に吊り天井があり、ぶら下がっている房の
色がこの4色だ。東西に青と白、南北に朱と玄。
来週から始まる大相撲で確認すると、分かりやすいでしょう。

秋・もみじ
色と時季を組み合わせれば、青春・朱夏・白秋・玄冬といった
季節の異称ができあがる。
さて、青春の「青」は、若々しさ、清らかさを表している。
青葉、青年、青春時代と、帰り来ぬ青春は遥か昔のことか。
朱夏の「朱」(赤)は、燃える赤、活気に満ちた赤だ。
作物は生育し、人生で一番充実した時季がこれにあたる。
白秋の「白」は、静謐(せいひつ)の白、聡明な様子が
うかがえる。頭に白いものが目立ってきて、静かで穏やかな
ものを欲する頃だ。私はこれにあたる。
玄冬の「玄」(黒)は、幽玄の玄(くろ)だ。悟りを開いた
ような奥深さを感じる。玄は、出家した僧の名前に多い。
信玄もそのひとりだ。「玄人(くろうと)」は、その道に
熟達した老練な人をさす。

冬・ゆき
人生は春夏秋冬そのものだ。その時々に味わいがある。
♪ この道は いつか来た道 ああ そうだよ
アカシヤの 花が咲いてる ♪
北原白秋の「この道」の一節である。
自分の人生を振り返る時、「後悔」 の二文字だけは無しにしよう。
写真は「日本の風景」上記URLよりお借りしました。


春・さくら 夏・あさがお
一年に四季があるように、人の一生にも四季がある。
人生を青春、朱夏、白秋、玄冬に例える人も多い。
青春以外は辞書にも載っていないが、この言葉を知る人は
意外と多い。
古来中国の哲理、「陰陽五行説」に由来するものだ。
そもそも万物組成の元素として、木・火・土・金・水の
五行があり、それぞれが方位や色、季節をもっている。
「木」は東を表し、色は青、時季は春の季節を示す。
「火」は南を表し、色は朱(赤)、夏の季節を示す。
「土」は中心で、 色は黄、時季は土用で、季節の変わり目を示す。
「金」は西を表し、色は白、時季は秋の季節を示す。
「水」は北を表し、色は玄(黒)、冬の季節を示す。
太陽が東から出て西に沈む陽の光をイメージすれば、
木と火(東南)は陽となり、金と水(西北)は陰となる。
要約すれば、これが陰陽五行説ということになる。
四つの方角には、それぞれ4つの守護神が存在する。
東に青龍、西に白虎、南に朱雀(すざく)、北に玄武が司る。
大相撲の土俵の上に吊り天井があり、ぶら下がっている房の
色がこの4色だ。東西に青と白、南北に朱と玄。
来週から始まる大相撲で確認すると、分かりやすいでしょう。

秋・もみじ
色と時季を組み合わせれば、青春・朱夏・白秋・玄冬といった
季節の異称ができあがる。
さて、青春の「青」は、若々しさ、清らかさを表している。
青葉、青年、青春時代と、帰り来ぬ青春は遥か昔のことか。
朱夏の「朱」(赤)は、燃える赤、活気に満ちた赤だ。
作物は生育し、人生で一番充実した時季がこれにあたる。
白秋の「白」は、静謐(せいひつ)の白、聡明な様子が
うかがえる。頭に白いものが目立ってきて、静かで穏やかな
ものを欲する頃だ。私はこれにあたる。
玄冬の「玄」(黒)は、幽玄の玄(くろ)だ。悟りを開いた
ような奥深さを感じる。玄は、出家した僧の名前に多い。
信玄もそのひとりだ。「玄人(くろうと)」は、その道に
熟達した老練な人をさす。

冬・ゆき
人生は春夏秋冬そのものだ。その時々に味わいがある。
♪ この道は いつか来た道 ああ そうだよ
アカシヤの 花が咲いてる ♪
北原白秋の「この道」の一節である。
自分の人生を振り返る時、「後悔」 の二文字だけは無しにしよう。