Tepper MBA Diary

カーネギーメロン大学(Tepper School)でMBAの勉強をしている「Kei」の学生生活を綴ります。

人間形成

2006-02-04 12:58:27 | Weblog
突然ですが、久しぶりにブログを更新します。また、日本語に切り替えます。

これまで、時間が無かったのと、英語で書くことが重荷になっていて、すっかり更新が滞ってしまいました。また、三日坊主になるかもしれませんが、頑張って続けてみたいと思います。

さて、久しぶりにブログを書こうと思った理由は、自分にとって非常に意味のあることに気付いたからです。

最近、どうも自分の行動・考え方が薄っぺらい感じがしていました。なるべく視野を広く持つようにこころがけ、ビジネスの実務書、仕事のやり方・考え方を(ある意味劇的に)向上させる本も読みましたが、自分はどこまで物事の本質をつかんでいるのだろうか、という疑問が頭から離れませんでした。

妻と議論していて気付いたのは、「人間形成」でした。何かというと、人間の厚みというものは、決して理論や頭の回転の速さだけで決まるのではないということでした。とても貧しい生活を送ってきて、苦労して一財を成し遂げた人は、1円の重みを本当によく理解しているように、その人の体験とその折々で感じたこと、判断したこと、挫折したこと、嬉しかったこと、感動したことなどが折り重なって人間の厚みを作っているのではないでしょうか。そうした体験を積み重ねてきた人の意思決定や判断には重みがあります。もちろん、屈折した体験が正しくない判断を招くこともありますが、「体験」と「理論・方法論」とはある意味、全く違うもののように思います。

体験は自分で積み重ねていくしかないですが、それを加速するものとして、「本」があります。私は昔からあまり本を読まない方で、本を読むとしても実務書に限られてます。でも、本来私が読むべき本は、様々な人がその場その場で感じたこと、判断したことをVividに捉えることができる本だと思いました。「罪と罰」「竜馬が行く」「雪国」、、、何でもいいですが、興味の持てるものから、とにかく(実務書以外の)本を読んでみようかなと思っています。

方法論ばかり勉強して、自分は何かアンバランスになっているな、と感じていたようです。英語で言うと、「My gut tells me...」というところでしょうか。

(作成時間:40分 (かかりすぎ))


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