星の谷にっき(旧 山の子育て日記)

新潟の山奥での暮らしを写真やイラストで紹介。

うっすら雪の大晦日

2019年12月31日 | 日記

 大晦日の今日、こちら川谷は風が強く雪もときおり舞ってあたり一面白く

なりました。

 

 それでも例年よりずいぶん雪が少ないです。ここのところ気温が高く雨が

続いたので、積もっていた雪が溶けてしまいました。私が立っているのは

川谷小学校のグラウンド。自宅のすぐ目の前にあります。ここで来月12日に

冬祭りの行事が行われますが、大きな「さいの神」を立てるにはもう少し雪

欲しいです。

 

 学校の庭で二宮金次郎さんの像とご対面。暑い日も寒い日もいつも変わらず

ここに立って、地域の皆さんを見守ってくださり、今年も1年ありがとうござい

ました。来年もよろしくお願いしますね。

 それでは皆さま、どうぞ良いお年をお迎えくださいね。

 


若鶏が来ました

2019年12月30日 | 日記

 

 毎年暮れにお客様から鶏卵のご要望も多くなるのですが、あいにくこの12月は

産卵数が減って、納品先の「あるるん市場」(上越市内)に納めるパック数はわずか

です。というのも、今までのニワトリさんたちがだいぶお年を召して、産卵数が減っ

たもので。自然なことですが、なるべく一定の供給が満たせるよう、更新の時期を見

計らって新しい若鶏を入れるようにしています。今月初旬に50羽導入しました。

 

 今回は、夫がとってもいいアイディアを出してくれました。若鶏到着後、さっ

カゴから出すときに、1羽ごと片足に足輪をつけてあげるというものです。

 

 ホラ、こ~んなふうにカチッとリングを止めてあげます。

 なぜこれがいいアイディアかというと、外でのびのび遊ばせたときに、までは

以前に導入したニワトリと、後から入れたニワトリがゴチャゴチャにざってしま

って更新の妨げになっていたのですが、新しく来たニワトリの足に目印をつけてお

けば、区別が容易になるというわけなんです。

 なんだそんなこと、と思われるかもしれませんが、「そうか、こうすれいいん

だ!」と気づくこと、気づいて道具の段取りをし実行に移すこはそう単ではあ

りません。

 50羽のニワトリさんたちすべてに足輪をつけ終わりました。この子たちが卵を

ポコポコ産んでくれるようになったら、また店頭に並べられるようになります。

ファンの皆さま、もう少々お待ちくださいね!


今年のクリスマスは快晴

2019年12月26日 | 日記

 お正月用のお餅の発送の仕事もだいたい落ち着き、今日は子どもたちが楽しみ

にしているクリスマス。美味しいお料理が作れるかな・・・。

朝から快晴で昨日の雪のイブとは大違い。長女のなぎさがバイトの中継地として

数日の帰省。家の中は賑やかです。朝から夫が「今日は天気がいいから尾神岳の

馬の絵が浮き上がる場所まで行ってみよう。」なんて言い出しました。「馬の絵

が浮き上がる場所」というのは、写真中央より斜め左下くらいにある、雪が白く

溜まっている場所です。

 こんなに天気がいいんだからお日様を浴びなきゃもったいない、ということで

午後、夫とあかね、なぎさの3人は「馬の絵が浮き出る場所」に行ってしまいました。

残ったみさきと私は川谷の神社までお散歩することに。勾配のある坂道を上ったとこ

ろにあるので、みさきと私にはちょうどいい運動です。近くまできたら、みさきが

「イノシシが出るからイヤです!帰るッ。」と進行方向を変えてしまったので、仕方なく

帰宅。こんどはお料理にとりかからなくちゃ!

 料理の下ごしらえをしていたら夫たちも帰宅。役割分担をして、夫に薪ストーブで

ジャガイモを焼いてもらい、

 子どもたちはケーキ担当。今日は生クリームがことのほかきめ細かく泡立てて

ありました。

 カモさんのローストもバッチリ焼けました。中に野菜とピラフが詰めてあって、

お肉の風味も染みこんでとても美味しく仕上がりました。お野菜やお肉、お米、

1年かけて育てたものがこうして家族みんなで口にできるのは本当にありがたい

ことです。今年の収穫に心から感謝です!


薪の準備

2019年12月20日 | 日記

 冬の暖房に薪は貴重な燃料ですが、その年使う薪は1年前から準備をしておく

必要があります。夫はちょっと手が空くと、来年用の薪をちょこちょこ作り溜

します。トラクターのうしろに薪割り機をセットして木を割っていきます。

 

 割り終えたら順々に積み上げていきます。

 

 作業をしているうちにお日様も少しずつあがってきてくれました。この時期

太陽はもっとも低い位置で動きますし、谷あいの地域なのでなおさら日照時間

が短いです。お日様が出た日の外仕事は本当に気持ちいいです。

 

 長い木はチェーンソーで短くカットして。チェーンソーの音は、少し離れた

ヤグラさん(屋号)のお宅からもよく聞こえてきます。谷あいの村に響くチェ

-ンソーの音は、冬を生き抜く力強さの表れのようにいつも感じています。


鴨をさばく仕事(仕上げ)

2019年12月17日 | 日記

 春、ピヨピヨとやってきたかわいい鴨たちですが、夏の田んぼでのお仕事を終え、

こんどは私たちの大切な食料となるときがきました。なにより生き物の命をいただ

いて生かされていること、命がつながりあっていることに感謝しながら、さばかせ

いただいております。

 

 1羽分のお肉がとれました。これはわりと大きい鴨だったので、お肉で550

グラムほど。個体によって差があり、小ぶりの鴨だと300グラム弱くらい。

(無理に太らせることはせずけっしてエサを与えすぎません。)

 

 むね肉の部分をスライスしましたよ。こうするとスーパーで見かける鴨肉に

ちょっと似てるかな。エサとして輸入飼料のトウモロコシなどは一切与えず、自分

の家のお米と野菜クズの発酵飼料で育てているので、お肉(とくに赤身の部分)

にサッパリした甘味があります。明日は鴨のお肉はさばかずに、体の中の内臓だけ

を取り出したものをつくります。クリスマス用に中に米と野菜の詰め物ができるよ

うに。毎年子どもたちが楽しみにしているので、もうちょっとがんばらなくちゃ!