なぜ試し撮りをするのか?
・・・ということを、少しお話します。
お仕事で親子丼を撮る
・・・となった時に、試し撮りをした親子丼の数々
まずこちら、スタイリングも担当した案件だったので、
親子丼にあう丼を探したのですが・・・
とりあえず、イメージをつかむために私物で試し撮りしてみたけど
しっくりこなくて
↓
色の濃い器の方が中身がはっきりするかなぁ?
というのが事前打ち合わせでのクライアントさんのご意見だったのですが、
ワタシ的には柄はこちら↓のようなものがイメージだった・・・
ただ、これ、形がちょっと違うんだよなぁ・・・
上のブルーのもそうですが、逆台形?みたいな?
そのタイプじゃなくて、ふつーにまるい形の丼がイメージなの・・・
で!
リースに行ってみつけたのがコレ
あ~、これじゃん?
これだよね(*'ω'*)
・・・って思ったのに、クライアントさんは、
なぜかもう『濃い色』っていう固定観念があり
果たしてそれが実際のお料理にあうかどうか、お料理を映えさせるかどうか、
という点をすっかり無視して
濃い色にしてくれの一点張りだったので、あめ色の丼になりました。
・・・が、絶対にこっちの方がよかった!
と自信をもって言います。
だって、あめ色なんて、玉子の色が全く目立たなかったよ・・・(>_<)
ちなみに・・・
通常、器(スタイリング一式)は、実際のお料理をのせる前、
つまり、器にはなにも入っていない状態で見て決めます。
だから、想像するわけなんですよね、お料理が入った状態を。
お料理が引き立つか(目立つか)どうか
・・・想像できないなら、スタイリストに任せるべきかな(;^ω^)
ワタシは自分でも実際に見て確認したいし
(見てみないことには分からない=想像しづらいものもあるからね(;^ω^))
確認してもらう相手が想像しやすいように(=分かりやすいように)
こうやって事前に試し撮りという形で、
本番と全く同じではありませんが、
なるべく実物に近い色味のものを自分で用意し(料理したり買ってきたり)
スタイリングして撮影した画像を用意するようにしてるんですよね。
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『なぜ、試し撮りをするのか?』
それは、自分のためであり、依頼主さんのためでもある
・・・ということですかね(;^ω^)
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この時は、クライアントさんが現地立ちあいではなく
リモートで確認する撮影だったので、
まずスタイリングの確認として、
とりあえずごはんだけもった状態で撮った画像をみていただき、
決定したスタイリングで本番撮影、という流れ。
ということで、実際に撮った画像はこちらです↓
この丼はボツだったので、実際には親子丼を盛りつけて撮影してはいません。
この画像↑に、完成のお料理を合成して画像を作成しました。
絶対こっちの丼の方がいいので
自分の作品、または今後の参考資料として残しておこうと思って。
そして、つい最近も親子丼の撮影があったので
事前試し撮り
今回はスタイリングは担当せず、撮るだけなので、ワタシが集中するところは光だけ。
とはいえ、試し撮りも本気で撮って、自分の作品にするので、手は抜きません。
少し色を入れてみるかなぁ~
気になっているのが、三つ葉なんだけど・・・
いっそのこと
なしにするか・・・
三つ葉ののせ方、むずかしい・・・(;^ω^)
【モノブロック1灯で撮影】
とうことで、今回は長くなりましたが、
『なぜ試し撮りをするのか』ということについてまとめてみました。
m(__)m